「ソン・フンミン手術台、ワールドカップ出場は…」…英も心配"いっぱい"
SPOTVニュース
※一部要約
世界的FWの負傷に英国現地も神経を尖らせた。
英国メディア"ガーディアン"は3日、「ソン・フンミンの2022カタールワールドカップ出場の可能性が疑われている。手術を受ける予定だ。大韓民国のワールドカップ挑戦は危険に陥った」と報じた。
同日、英国BBCは「ソン・フンミンの負傷はトッテナムにとっても大きな打撃だ。次のイングランド・プレミアリーグではリバプールと会うではないか」と光を当てた。
ソン・フンミンは2日、フランスのオレンジ・ヴェロドロームで行われた2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグD組6次戦のマルセイユ戦に先発出撃した。
試合開始28分目にソン・フンミンは、DFシャンセル・ムベンバと衝突して倒れた。
相手の肩とソン・フンミンの左側の顔が強くぶつかった。
その後、ソン・フンミンはイヴ・ビスマと交代してグラウンドを去った。
精密検査の結果、負傷の程度は単純なものではなかったようだ。
トッテナムは3日、公式チャンネルで「ソン・フンミンは左目周辺の骨折で手術を受ける。医療スタッフとリハビリを始める予定だ。今後ニュースは引き続き伝えたる」と明かした。
「正常な練習まで2~3月かかることも」…ソン・フンミンと似た負傷の治療をした専門家憂慮
ニュース1
※一部要約
去年、Kリーグで似た負傷者を治療した医学関係者は「手術後もしばらくは骨が下がる症状が起きることがある」として、「正常な練習まで2~3週が必要」という見解を明かした。
プロサッカーKリーグ1の仁川ユナイテッドのファン・グンウ選手トレーナーは、この負傷は手術後も後遺症が続いて苦労するかもしれないという憂慮を伝えた。
ファントレーナーは去年、ソン・フンミンと同じように眼窩骨折の負傷をした仁川選手キム・ジュンヨプの治療とリハビリをしたことがある。
9月11日に負傷して15日に手術台に上がったキム・ジュンヨプは、11月15日にはチーム練習に復帰した。
ファントレーナーは「キム・ジュンヨプの場合、視野の確保そのものが大変だった。手術は上手く終わったが、その後も骨がずっと後ろに押される(落ちる)症状が出た。それで1ヶ月間眼科に通って治療した」と説明した。
続けて「この負傷は通常、正常な練習まで8~12週が必要だと判断される」と一般的なケースと言いつつも、「だが負傷の程度は各個人の状況によって差はあるだろう」と慎重に見通した。
医学会「ソン・フンミン最低1ヶ月は休まなければ」…残り半月のワールドカップどうするのか
聯合ニュース
※一部要約
延世大セブランス病院整形外科のホン・ジョンウォン教授はこの日、聯合ニュースとの通話で「ソン・フンミンは眼窩骨折や顔面骨骨折をしたとみられるが、どの場合でも4週以上の診断が出るだろう」と予想した。
ホン教授によると、まずソン・フンミンの負傷部位が医学的に正確にどこなのかによって回復期間が変わる。
トッテナムは公式発表文で、ソン・フンミンの負傷部位を"左目周辺の骨"と示した。
現在、国内メディアはこれを"眼窩骨折"と翻訳し、一部海外メディアはソン・フンミンの負傷部位を"フェイシャルフラクチャー(facial fracture)"と表現したりもしている。
ホン教授は「フェイシャルフラクチャーは眼窩骨折と顔面骨骨折をすべて含む概念」として、「もし目の下の骨だけが折れていれば眼窩骨折で回復に4週から6週かかり、その下の頬骨の部位が折れていれば顔面骨骨折で6週から8週の診断が出る」と語った。
どの骨が折れていようと、ソン・フンミンがすぐこの日に手術を受けても、最低12月1日までは休まなければならない。
ウルグアイとの1次戦は11月24日、ガーナとの2次戦は11月28日に行われる。
最終戦のポルトガル戦は12月3日に行われる。
ホン教授は「先に述べた回復にかかる時間は、骨が単純にくっつくのにかかる時間を意味しており、骨が"丈夫に"くっつくにはさらに1~2週の安静を取らなければならない」と語った。
サッカーで顔の部位を骨折した選手が、実戦に出て自分の役目を果たすケースがないことはない。
キム・テヨン元天安市サッカー監督は2002韓日ワールドカップのときに鼻を骨折し、"タイガーマスク"として有名になった顔面保護装具を着用して試合を消化したことがある。
去年にはケビン・デ・ブライネが顔面の負傷をしても、実戦を立派に消化した。
デ・ブライネは当時、所属チームで行ったUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦で鼻骨と眼窩骨折を負ったが、18日後にベルギー代表の一員としてユーロ2020のグループリーグ2次戦で交代出場した。
デ・ブライネは当時、マスクなどの保護装具もつけずに大会を消化した。
だがホン教授は「この状況でソン・フンミンがワールドカップに出場するというのは、野球で言えばリュ・ヒョンジン(トロント・ブルージェイズ、※6月にトミー・ジョン手術を受けた)に1ヶ月間だけギブスを外してすぐボールを投げろというもの」として、「ファンとしてソン・フンミン選手の負傷はすごく残念だが、ワールドカップには候補選手でも入ってはならないというのが医師としての立場」と語った。
※想像以上に酷かった。本人はフェイスガードをつけてでも出場したがるだろうけど、KFAとベント監督がどう判断するか……。