"アジアのライバル"韓国と日本、相反する9月Aマッチ活用法
文化日報
※一部要約
韓国と日本の9月のAマッチはすべてが違った。
日本サッカー代表は28日、ドイツ・デュッセルドルフで行われたエクアドルとの評価試合に0-0で引き分けた。
森保一日本代表監督は、FIFAランキング24位でエクアドル(44位)より客観的戦力で一枚上のアメリカに2-0で勝利した23日の試合とは、完全に替わった先発リストを出して最後の点検に重きを置いた。
日本はカタールワールドカップで"死の組"と言われるE組でドイツ・スペイン・コスタリカと会う。
そのため9月のAマッチを自国ではないドイツに行って行い、28人の招集リストのうち3番手GKの谷晃生(湘南ベルマーレ)を含む3人以外の25人を実戦に投入した。
パウロ・ベント監督率いる韓国サッカー代表は同時期、コスタリカ・カメルーンとホームでAマッチを消化した。
FWソン・フンミンとファン・ヒチャン、MFファン・インボム、DFキム・ジンスとキム・ミンジェ、GKキム・スンギュまでの6人は2試合とも先発出場した。
韓国はH組でポルトガル・ガーナ・ウルグアイと激突する。
一方、ワールドカップ開催国のカタールはチリと2-2の引き分けをおさめ、イランもセネガルと1-1で引き分けた。
サウジアラビアもやはりアメリカと無得点で試合を終えた。
替えなくて悪口を言われた韓国、すべて替えて悪口を言われた日本
スポーツ京郷
※一部要約
ワールドカップを前に韓国と日本が、内容は違っても結果は批判で同じだった。
韓国は27日、ソウルワールドカップ競技場で行われたカメルーンとの評価試合で、ソン・フンミンの決勝ゴールに支えられて1-0で勝利した。
2022カタールワールドカップ済州リスト発表前に行われた試合後の評価試合を勝利で飾った。
だが批判が出た。
パウロ・ベント監督がイ・ガンインを起用しなかったからだ。
今回の2回の評価試合でいずれも起用しなかった。
ベント監督はずっとイ・ガンインを冷遇してきた。
だがこれまでその点が大きな批判を受けたことはなかった。
これまではイ・ガンインが所属チームでポジションを取れていなかったからだ。
だが今度は話が違った。
イ・ガンインは現在、スペイン・プリメーラリーガでアシスト共同1位を走るほど競技力が良い。
そのためメディア、世論を問わずベント監督に懐疑的である。
カメルーンとの試合ではベント監督にブーイングが炸裂した。
とうとうイ・ガンインを起用せずに交代カードを使ったあと、電光掲示板にベント監督の顔が捉えられるとブーイングが相次いだ。
観客のやや理解しがたい行動もあった。
ファン・ウィジョが負傷すると、現場の観客は心配する代わりに"イ・ガンイン"の名前を連呼した。
イ・ガンインにとって得になる行動ではなかった。
ベント監督はかなりの"強硬さ"で有名だ。
ポルトガル監督時代も自分だけの確固たる信念を持ってチームを運営した。
競技力が良くても、本人が使っていた選手だけを使う指向が強かった。
競技力が良くない選手でも、本人が使っていた選手をベストメンバーとして起用した。
今回の2回の評価試合でも同じだった。
ベント監督はワールドカップのリスト発表を控えた最後の評価試合で、やってきたことをさらに上手くやることに焦点を合わせた。
そのためイ・ガンインも自然と無視された。
逆に海の向こうの日本では正反対のケースで批判を受けた。
日本はエクアドルとの評価試合でベスト11をすべて替える実験を断行した。
よほどのことでなければ替えないGKすら替えた。
それについて日本の世論が良くない。
日本サッカーの元老セルジオ越後は"サッカーダイジェスト"への寄稿文で「先発をすべて替えたのは意味がわからない」と批判した。
ワールドカップまで2ヶ月も残っていない状況で、確固たる先発層を定めて内実を固めなければならない評価試合で、破格的な実験を断行したという理由である。
それについて森保一日本監督は「多くの選手を替えてもプレーできるというのを確認した。戦術で方法の幅を広げ、選択肢を多く持つという部分で大きな意味があった。誰を起用してもチームとして機能するというのは大きな財産」と満足した。
※東京五輪を見る限り、森保監督もW杯本番ではメンバーを固定すると思う……。