Kリーグ1"特級ウィング"ハン・ギョウォン「今度の横浜戦も"韓日代表"クラブ間の試合」
スポーツ春秋



※一部要約

グループリーグ突破という1次目標を達成した。
だが全北現代はグループリーグ最終戦で力を抜くつもりはない。

全北は5月1日、ベトナムのトンニャット・スタジアムで2022シーズンAFCチャンピオンズリーグH組6次戦の横浜マリノスとの対決を行う。

全北は今シーズンのACLグループリーグ5試合で3勝2分けを記録中だ。
H組み4チームの中で2位である。
全北は横浜戦の結果に関係なく16強進出を確定させた。

全北のキム・サンシク監督は「16強進出への負担が減ったのは事実」としつつも、「かと言って横浜戦に気を使わないわけじゃない」と語った。

「4月19日の横浜との最初の対決は1-0で勝った。だが試合内容は満足でなかった。韓国と違う天候、芝の状態などで困難を経験した。100%の競技力で多くの得点を上げられなくて惜しかった。グループリーグをしっかり終えたい。とりわけKリーグとJリーグを代表するチームの対決だ。韓日戦という事実だけで負けられない試合」
キム監督の言葉である。



全北はKリーグの自尊心だ。

全北はKリーグ最多優勝チーム(9回)である。
2017シーズンからはKリーグ1で5連覇を記録中だ。
ACLでは2回(2006、2016)頂点に上がった。

全北は今シーズンのACLトーナメントでJリーグチームを相手にする可能性が高い。
全北が最後まで緊張を緩めない理由である。

全北のサイドアタッカーであるハン・ギョウォンは「不慣れな環境に適応して、少しずつ良くなった競技力を見せる」として、「プロサッカー選手にとって重要でない試合はない」と語った。

続けて「5月5日からKリーグ1の日程を再開する。横浜戦の結果がKリーグ1の日程に影響を与えかねない。特にACLの全試合はKリーグを代表して行う。最後まで全力を尽くす」とした。


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[ソ・ホジョン] ACL16強早期確定した全北の悩み、最終戦は力を抜く?
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※一部要約

興味深いのは、本来H組み1位の横浜が確定できていない16強を、全北が確定させているという点だ。
これは昨シーズンから本戦参加チームを32から40に拡大したAFCの選択が作った規定、そして中国スーパーリーグの跛行が招いた結果である。
各グループ2位までトーナメントに上がっていた以前とは違い、現在は東西アジア5グループの1位チームと、各グループ2位の5チームの上位3チームが16強に上がる。

AFCは(※上海海港が棄権したため)結局、最下位チームとの対戦結果を除いた4試合の結果で2位チームの優劣をつけることにした。
この算定方式で全北は最終戦までに最低2位を確定させ、横浜を相手に1勝をおさめた。
そして3位になれるシドニー、そしてホアンアイン・ザライを相手にどちらも1勝1分けを記録した。

同じ方式で大邸FCが属するF組2位の浦和レッズも、全北と同じく16強が確定した状態である。

横浜とグループリーグ最終戦を行う全北が、最終戦で上げられる最大値の成果はグループ1位、そしてグループリーグ無敗である。
クラブサッカーではあるが、韓日戦に勝利しなければならないという目標意識も残っている。
だがそのために戦力を注ぐことが実利につながるのかは疑問だ。



チャンピオンズリーグのグループリーグを終えてすぐ、Kリーグに日程が続く。
まだ16強行きを確定できていない横浜は、全北を相手に最高の戦力を稼働させる可能性が高い。
そういう横浜を捉えようとするのなら、全北も最精鋭メンバーで戦わなければならない。
その余波はリーグ戦にそのまま繋がるほかない。

全北はは5月5日にホームでFCソウルを相手にする。
そして3日後には仁川ユナイテッドとのアウェイ試合を行う。
1日夜に試合を終えて渡韓したら2日である。
2週間ベトナムの蒸し暑さの中で6試合した激戦の疲労をすべて解消するのは容易ではない。
相手チームは27日にFAカップで公式戦を行ったのを除けば、チャンピオンズリーグのグループリーグ期間に休息と練習で十分回復している。

チャンピオンズリーグで出国する前に3連勝したが、全北はリーグ首位の蔚山との勝ち点差が9もある。
ソウルは8位だが、粘り強い競技力は上位圏に押されていないという評価だ。
仁川は堅守とムゴシャの決定力を前面に出し、蔚山に続いてリーグ2位を走り突風を起こしている。
体力的な問題を抱えて戦えば、連敗を喫する可能性も存在する。

グループ1位と2位のメリットが明確でないことも、最終戦を悩ませる要因である。
全北が属するH組は、16強に進出すればF組かJ組のチームと会う。
状況は複雑多難だが、このチームだけは避けなければならないという強者もいない。

結局、全北にとってはコントロールしにくい利点のためにグループ1位にオール・インするより、Kリーグというもう一兎を捕まえるための体力配分がさらに必要だ。
キム・サンシク監督は横浜戦の事前記者会見で「Kリーグを代表する全北と、Jリーグを代表する横浜の試合は意味があると以前から言っていた。我々の選手も韓日間の対決なので十分に精神武装して試合に出るだろう」と語った。

だがこれは公式的なコメントに近い。
続く「グループの順位によって16強の相手が決まるが、まだ他グループの結果が出てない現在としては、グループの順位はあまり重要ではないだろう」というのが、現状を見ているキム・サンシク監督の本心に近い。

実際、全北は横浜との最終戦で力を抜く可能性が高い。
すでに核心MFペク・スンホは帰国しているという。
足首の負傷でグループリーグ2次戦以降に欠場しているペク・スンホは、国内に戻って集中治療とリハビリをした方が良いという判断の下で韓国に帰った。

相次ぐ血戦で体力の減少が大きい主戦の一部も早期帰国を探っている。
キム・ジンスやホン・ジョンホら主戦の一部、代表に続いて再び肩の脱臼をしたソン・ミンギュが対象である。
ただし、ホーチミンから仁川に渡る航空チケットを待っている状態だという。
早期帰国がされなくても、これらの選手は横浜戦を休む可能性が高い。

主戦の一部が抜けても全北のスカッドには競争力がある。
最近3試合でエースの役割を果たしたムン・ソンミンと、シドニー戦でゴールを味わって蘇ったグスタボ、ハン・ギョウォンらが攻撃を導ける。
パク・チンソン、イ・ユヒョン、ク・ジャリョン、メン・ソンウンらも機会を待っている状態だ。
裏で準備していた選手のモチベーションにより、横浜との最終戦を繰り広げる力は十分である。
早期に16強を確定させたおかげで生まれたゆとりは、迫るリーグの準備にも大きな力となる様子だ。


※選手層が厚いからそんなに弱くなることはないと思う……。


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