"Kリーグデビュー"キム・ヨングォン「観客席から韓国語が聞こえて慣れなかった」
スポーツ春秋
※一部要約
韓国サッカー代表の主戦DFキム・ヨングォンがKリーグにデビューした。
蔚山現代は2月20日、蔚山文殊ワールドカップ競技場で行われた2022シーズンKリーグ1開幕戦の金泉尚武との対決で0-0の引き分けを記録した。
キム・ヨングォンはCBとして先発出場し、フルタイムを消化した。
キム・ヨングォンは代表で同じ釜の飯を食べているストライカーのチョ・ギュソン、サイドアタッカーのクォン・チャンフンらとの対決で押されなかった。
キム・ヨングォンは2010年にFC東京でプロデビューした。
その後、大宮アルディージャ、広州恒大タオバオ、ガンバ大阪を経た。
Kリーグでプレーするのは今回が初めてである。
スポーツ春秋がキム・ヨングォンのKリーグデビューの所感を聞いてみた。
─Kリーグデビュー戦を行った。
「選手は全力を尽くしてプレーした。試合内容は良かった。けどホーム試合だった。勝ち点3を取れなかったのが惜しい。ファンに申し訳ない」
─プロ13年目である。Kリーグでプレーするのは今回が初めてだ。頭の中で考えていたKリーグとどれだけ違ったか。
「蔚山には経験豊富な選手が並んでいる。代表で一緒の選手も多い。ホン・ミョンボ監督のスタイルもよく知っている。蔚山はポゼッションサッカーを重視している。監督が望むサッカーを実現できるよう、引き続き汗を流す。特にKリーグ1のクラブは堅い守備組織力を誇っている。チームがもっと多くの得点チャンスを作れるよう、ビルドアップに積極的に加担する」
─2010年に日本でプロデビューしてからずっと国外で暮らしていた。目新しいことはなかったか。
「観客席から韓国語が聞こえてきて慣れなかった。グラウンド内外で同僚と韓国語でコミュニケーションできるのはすごく良かった」
─代表で同じ釜の飯を食べるチョ・ギュソン、クォン・チャンフンを相手にした。
「すごい能力を備えている選手だ。守備で難しい部分が多かった。それらの選手がボールを持つ前からどう動くかを考えていた。次回も徹底的に準備する」
─JリーグのFC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪などでキャリアを積んできた。日本サッカーを誰よりよく知っている。2022シーズン前にチームに合流した日本人MF天野純とどんな話をしているのか気になる。
「天野は日本にいたときから知っている選手だ。能力がある。ただし、Kリーグでプレーするの初めてだ。時間が必要である。天野には韓国選手の特性を話している。Kリーグに適応すればチームに大いに役立つと信じている」
─Kリーグに日本選手が増えている。理由はあるのだろうか。
「日本選手は基本技がしっかりしていて技術的だ。特にペナルティボックス付近で得点に繋げられるパスに長けている。もっと細かく正確なパスを求めるチームで大いに役立つことができる。Kリーグでもポゼッションを重視するチームが多い。日本選手がさらに増えるのではないかと思う」
─蔚山は今シーズンも全北現代と優勝争いをする。
「全北はKリーグで最も強いチームだ。けどKリーグには全北しかいないわけじゃない。毎試合全力を尽くさなければならない。全北戦も同じ。我々が練習場で準備してきたことを示すことに集中すれば、良い結果がついてくると信じている」
─蔚山は3年連続で準優勝を記録した。2022シーズンに必ず補完すべきことがあるとすれば何だろうか。
「Kリーグでプレーするのは今シーズンが初めてだ。正確に話すのは難しい。昨シーズンの映像を見て感じたことはある。自分たちのミスで失点したことが何度かあった。相手が上手くやったわけじゃなかった。ミスがあってはならない。それでこそ引き分けで終わる試合に勝ち、負ける試合を引き分けで終えることができる。2022シーズンにミスと失点を減らすことで先頭に立つ」
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※確かに日本人選手は増えそう……。