[Interビュー①] "Kリーグ5年目"邦本「日選手ら、Kリーグを軽く見てはならない」
インターフットボール
※一部要約
いつの間にか5年目。
Kリーグで豊富な経験を備えた邦本は日本人選手に要望のメッセージを伝えた。
2009シーズンを前にKリーグにはアジアクォーター制が導入された。
4人の外国人選手のうち、アジア地域の国籍を持つ選手を1人登録することになった。
この制度が施行される前まで味選手も外国人選手制限に含まれ、Kリーグクラブはヨーロッパあ南米出身の選手で大部分を埋めた。
アジアクォーター制実施の初期には中国やオーストラリア、ウズベキスタン選手のブームが存在していた。
それに反して二日音選手への関心は小さかった。
それでもエスクデロや高萩ら一部が足跡を残して、関心を持つキッカケとなった。
それから2018シーズンに邦本とツバサがKリーグの舞台に上陸した後、少しずつ日本人選手への関心が高まり、今シーズン前には歴代最多の日本人選手が各クラブに所属することになった。
Kリーグ1に邦本(全北現代)、天野(蔚山現代)、ケイタ(大邸FC)、そしてKリーグ2にツバサ(ソウルイーランド)、マサ(大田ハナシチズン)、岩瀬(安山グリナース)、ユウヘイ(全南)、丸岡(金浦FC)まで8人である。
それではKリーグ長寿プレーヤーの邦本は、日本人選手のラッシュにどのような考えを持っているのだろうか。
邦本はKリーグだけで113試合をプレーしてリーグ優勝2回(2020、2021)とFAカップ優勝1回(2020)を獲った。
インターフットボールは邦本と会い、Kリーグと日本人選手についての全体的な考えを聞いてみた。
Q.当人のような良い事例が存在して、今シーズンに多くの日本人選手がKリーグの舞台に合流した。どう思うか?
「私や既存の日本選手が上手くやって来たのだとは思っていない。もちろん日本人選手がKリーグに来るのは良いことだし、嬉しい。けどKリーグとJリーグのスタイルは違う。Kリーグを甘く見て、軽い気持ちで挑戦したり来てはいけないと思う」
Q.KリーグとJリーグの差異点は何があるのか?
「最大の差異点は、韓国のほうがより強い守備体系を持っているということ。日本は小綺麗で繊細なパスプレーを主にする。守備的な面でKリーグは強いと思う」
Q.今回蔚山に移籍した天野とは知り合いなのか?
「日本にいたとき、相手チームとして会ったことがある。個人的な親交はなかった。十分に知っていたし、同じ左利きの選手で素晴らしいパス、優れたキック力を持っている。今年の蔚山戦で会うはずだし、同じ日本人選手として会えて嬉しいが、試合でだけは負けたくない」
Q.日本選手と連絡は頻繁に取るのか?主にどういう連絡をするのか?
「大邸の後でイーランドに行ったツバサとメッセンジャーで連絡している。お互い良いプレーをしていると祝福している。(ツバサと最も親しいのか?)そう。マサとは競技場で会って親しくなった」
Q.マサを評価するなら?
*マサは去年10月、安山との試合でハットトリックを記録した後で行ったインタビューで「私は個人的にこれまでのサッカー人生を敗北者だと思っている。それでもこうやって毎試合人生を変えられる試合がある。とにかく昇格、それに人生をかけましょう」と言って話題になった。
「(インタビュー内容を聞いたとき)マサが敗北者だとは思わない。素晴らしい実力を備えている選手で、Kリーグ1で通用するだけの選手だと思う」
Q.最近、ワールドカップ予選を行った。代表への熱望は相変わらずだと思うが?
「私と同年代が主軸でプレーしている試合を見た。いつも代表選手になりたい気持ちがある。そのためには常に頑張らなければならないと決意した」
Q.邦本にとってKリーグはどういう意味がある?
「日本からしばらく離れなければならなかった。そうした中で再びサッカーを始めることになったところが慶南だった。また、私に契約オファーをした全北まで、すべてに感謝している。Kリーグにいつも感謝の気持を持って試合に臨んでいる」
【関連記事】
・韓国メディア:大田の石田雅俊、サッカーへの真心でファンから愛される選手に
・韓国メディア:丸岡満がKリーグ2新チームの金浦FCでプレー…クロップが称賛した「第2の香川真司」
・韓国記者:日本人MF邦本がエースに生まれ変わって全北は完璧になり優勝した
・韓国メディア:大邸がアジア枠で日本人スズキ・ケイタを獲得へ
・韓国メディア:蔚山の天野と全北の邦本…Kリーグ最高のダービーマッチに「ジャパンダービー」追加
※Jリーグであまり成功できなかったり、経験していない日本人選手が多いのも特徴。