現代家ダービーに"ジャパンダービー"追加です
デイリースポーツ韓国
※一部要約
Kリーグ最高のダービーマッチに挙げられる全北と蔚山の"現代家ダービー"。
迫る2022シーズンにはこの試合にさらなる面白さを増す"ジャパンダービー"が追加される。
最近、日本Jリーグの横浜F.マリノスは公式HPで「天野純が蔚山現代にレンタル移籍する」と明かした。
横浜によると契約期間は1年で今年の12月31日までだ。
天野は過去にスコットランドのセルティックで活躍した日本のレジェンドMF中村俊輔の後継者に指名された選手である。
シュンスケと同様にキック能力が良い。
適応に時間が必要だが、ユン・ビッカラムを済州に送った空席を適切に埋められるだろうという評価を受けている理由だ。
メインポジションが攻撃的MFの天野は創造的なパスを出すことに長けており、中央に限らず左右のサイドからクロスを上げるプレーを好むタイプである。
守備に弱点があるというが、蔚山にはウォン・ドゥジェやシン・ヒョンミン、パク・ヨンウら彼を補完する資源がいる。
天野は2019年のロケレン(ベルギー)レンタルを除けばずっと横浜だけでプレーしてきた。
つまり、海外経験は多くない。
どれだけ早くチームに適応するかが鍵だ。
それでも日本で長らくプレーしていたキム・ヨングォンもいて、ホン・ミョンボ監督もやはり湘南ベルマーレと柏レイソルのJリーグ経験がある。
天野の早い適応を手助けする人々が何人もいるというのは肯定的である。
全北現代には日本人MFの邦本宜裕がプレーしている。
2018年に慶南FCに入団して韓国の地を踏んだ邦本は、2020年に全北に合流した。
その後、中盤に力を吹き込んでチームのKリーグ1・5連覇を貢献した。
邦本はドリブルと個人技が良く、猪突的なプレーを見せる。
主に中央で活躍するが、チームの状況に合わせてサイドを攻略したりもする。
Kリーグが初めての天野とは違って全北で3シーズン、慶南時代まで含めればKリーグ4年目なので適応も終わった状況だ。
移籍して最初のシーズンは適応の問題や負傷などにより、期待に沿えないという評を聞いた邦本。
だが2021シーズンの大事な瞬間、決定的な役割でチームを生かした。
優勝の行方で重要な11月6日のリーグ35ラウンド、蔚山との試合で後半追加時間4分にイルチェンコの劇的な逆転ゴールをアシストした。
この日の勝利で勝ち点3を取った全北は、最終的に蔚山を退けてKリーグ1優勝トロフィーを掲げた。
蔚山としては去年終盤、全北に1位を譲って繰り返された"秋のトラウマ"を今年こそは終わらせるという思いである。
尚武入隊を悩んでいたイ・ドンジュンが残留を選び(※ヘルタ・ベルリン移籍前の記事)、代表DFキム・ヨングォンで守備を強化した。
ホン・チョルが大邸FCに去ったが、成長したソル・ヨンウがすでに完全に代替している。
激しかった2021シーズンの両チームの対決は、今年もやはり続くものとみられる。
トロフィーを守ろうとする全北と奪おうとする蔚山の戦いは、どのような結末を向かることになるのか。
ジャパンダービーという面白い要素を加えた今シーズンの現代家ダービーがすでに期待される。
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