[パク・コンウォンのサッカー現場] 日本がヨーロッパに専用の練習センターを作る
ベストイレブン



※一部要約

最近、日本メディアがかなり興味深いイシューを紹介した。
日本サッカー協会(JFA)がドイツに日本サッカー代表のための専用練習場を作るというのだ。
これは爆発的に増加したヨーロッパ組の選手を協会次元で持続的に管理すると同時に、高レベルの実力を持つヨーロッパチームを相手に継続的な評価試合を行えるベースを作るためだとみられる。

過去にJリーグを研修した際、担当者がこれに関する計画を発表したこともあった。
しばしば日本サッカー界が目標をワールドカップ優勝だと声を高めたとき、韓国ではとんでもないという反応が多かったが、それが実現するかどうかはともかく、実現できるように努力しているという印象を受けた。

日本の計画はこうである。
▲Jリーグで着実にユースシステムを定着させて、それにより優秀な有望株を発掘してプロデビューさせ、▲その選手がJリーグで頭角を現せば無条件に海外に送り出し、▲その選手がヨーロッパで経験を積んでから再び日本に戻ってサッカー界に貢献できるようにするサイクルを作っている。
日本サッカー協会やJリーグ事務局は選手流出を憂慮するJリーグクラブを励ますために奨励金制度を用意している。
挙国的な視覚から日本サッカー発展のため、積極的に選手のヨーロッパ進出を助けられるように背景を用意しているのだ。


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日本サッカー協会はワールドカップ優勝という雄大な計画を実現するため、ひとまずワールドカップで8強や4強に着実に上がるチームを調査してそれを通じて得た結論が、ヨーロッパのように最高レベルの舞台で選手ができるだけ活動しなければならないということだった。
そのために十数年前から日本選手をヨーロッパに送り出してきたが、その結果が9月に繰り広げられた2022FIFAカタールワールドカップ最終予選の日本代表リストだった。
チームには何と17人のヨーロッパ組がいた。

ソン・フンミンのような世界的選手がいないではないかと問い返す人はいるだろう。
もちろん日本のヨーロッパ組はソン・フンミンのようにグローバルなスポットライトを受ける選手はいない。
だが国際舞台で成果を上げて成長するには、ソン・フンミン1人だけでは成功できない。
ソン・フンミンのような選手がいなくても、国際舞台で通用できる11人の選手がいてこそ、成果をより簡単に上げることができる。
日本はまさにこの方法を選んだのだ。

韓国はイ・ジェソンやファン・ヒチャン、ファン・ウィジョくらいを除けば前に立たせられるだけのヨーロッパ組選手が以前よりもますます少なくなる傾向だが、日本が今やA代表リストをいっぱいに埋めるほどヨーロッパ組を増やしているというのは注目に値する変化と言える。
もちろん日本もオマーンに敗れるなど、まだ完璧な状態とはみられない。
だが選手全体の平均技量を上昇させ、戦力向上を試みようとする日本の未来志向的な発想には注目して学ぶ必要がある。
その国のサッカーの発展を導く彼らは、ただ目前の成果に埋没するより、こんこようなビジョンと長期プロジェクトを立てて実現させなければならないというのを、最近の日本の歩みを通じて感じることができた。

パク・コンウォンコラムニスト



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