"10ゴール"が呼んだ錯覚、キム・ハクボム号の自惚れと誤判断が惨敗を招いた
スターニュース



※一部要約

自信は得て、自惚れは警戒しなければならなかった。
何と10ゴールを決めておさめた2連勝の裏には、どちらも相手の退場やPKなどが席を占めていたからだ。
だがメキシコ戦に出たキム・ハクボム号は自惚れでいっぱいだった。
一歩遅れて悟ったときはすでに勝負が傾いた後だった。

実際、キム・ハクボム号のグループリーグでのルーマニア戦4-0勝利とホンジュラス戦6-0勝利の背後には相手の前半での退場、そして相次ぐPK獲得が席を占めていた。
ルーマニア戦では相手のオウンゴールの後で前半終盤に相手が退場し、後半を11対10の数的優位の中で行った。
この過程でPKを含めて3ゴールをさらに決めた。

ホンジュラスとの最終戦ではさらに有利な変数が作用した。
まだ前半20分になる前に2回もPK得点が炸裂し、ルーマニア戦より早い時間に相手の退場で早々に数的優位まで占めた。
その後、PKの1ゴールを含めて4ゴールをさらに決め、ホンジュラスを6-0で大破した。
6ゴールのうち半分がPKだった。

2試合連続で相手の退場とPKが同時に出るのは極めて異例的だった。
勝負に決定的影響を及ぼす意外な変数が、それも圧倒的に有利に作用した状況でおさめた2連勝だったわけだ。
しかも大会前から指摘されていた守備の不安は、2試合連続で相手が退場したため、まともな試験台に上がることもできない状況だった。
ルーマニアとホンジュラスがどちらも退場の後で攻撃に重きを置きにくかったためだ。


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そのためキム・ハクボム監督の冷徹な判断がさらに重要だった。
2試合10得点-無失点という記録が、先立つ意外な変数に伴う結果だったという点を見逃してはならないという意味である。
文字通り"負ければ脱落"のトーナメントの舞台では、さらに現実を直視することが重要だった。

31日に日本のインターナショナルスタジアムで行われた、メキシコとの2020東京オリンピック8強戦で出したキム・ハクボム監督の選択はそのためなおさら残念だった。
侮れない相手、それもトーナメントの初戦で、安定よりむしろ攻撃に重きを置いたからだ。
先の2試合の流れが自惚れにつながったわけである。

例えばこの日、キム・ハクボム号の中盤にはキム・ドンヒョンとキム・ジンギュが立った。
グループリーグ3試合をすべて先発出場したウォン・ドゥジェが外れ、最近2試合連続で先発から外されていたキム・ドンヒョンがキム・ジンギュと初めて呼吸を合わせた。
安定よりも攻撃により重心を置くというキム監督の構想が滲み出ていた。
全体的な試合運営もやはり"応戦"に近かった。

問題は相手のメキシコが韓国に次いでグループリーグ最多得点の2位チーム(7ゴール)だったという点、そして先の2試合の相手より確実に戦力がさらに強かったという点である。

結果的に韓国はメキシコの攻撃にお手上げになった。
前半12分に先制失点を許し、前半29分には追加失点を許した。
クロスに続く相手の進入で続けざまに崩れた。
終盤には却ってPKまで許した。
相手の退場やPKの変数が作用しなかった試合で最終的に素顔があらわれた。



キム・ハクボム監督も結局、ハーフタイムにキム・ドンヒョンとキム・ジンギュをどちらも外し、クォン・チャンフンとウォン・ドゥジェを投じて変化を与えた。
先発ラインナップが間違った判断だったのを認める交代だった。
だがすでに勝機を掴んでいたメキシコは容易には揺れなかった。
イ・ドンギョンの挽回ゴールでつけた追撃の火種は、虚しい3連続失点で完全に消えていった。
結局、韓国は3-6の惨敗を喫した。

キム・ハクボム監督もとうとう頭を下げた。
ニュース1によると彼は試合後の公式記者会見で「メキシコに十分真っ向勝負できると思って守備的に臨まなかったが、計画通りに上手くできなかった」として、「まだ6ゴールを許したことが実感できない。私も受け入れ難い結果」と語った。

続けてキム監督は「予め対策すべきだったが、(そうできなくて)監督の責任が大きい」として、「私が間違って選手は難しい試合を繰り広げた。監督の能力不足」と付け加えた。
自惚れと間違った判断の代価は大きかった。
オリンピック歴代最高成績に挑戦したキム・ハクボム号の旅程は8強で幕を下ろした。



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