[11.5Lab] 韓日戦の分析で4回見て怒りが爆発しました
ベストイレブン
※一部要約
サッカーの試合を見ていると、注目に値する現象が目についたりする。
ずば抜けて輝く選手があらわれるときも、アンダードッグのチームが"破竹の勢い"になるときもある。
<ベストイレブン>はサッカーデータ分析業者の<チームトゥウェルブ>と合作し、この現象をデータで分析してみようと思う。
イレブン(11)とトゥウェルブ(12)が出会った"11.5Lab(Laboratory)"である。
韓国が日本を相手に拙戦を繰り広げた韓日戦を振り返った。
TMI:この指標を抽出するため、キム・ドンヒョンチーム長は韓日戦を4回見た。
気分がとても悪かったが、とにかくデータは導き出されたようだ。
最近になってポゼッションは食傷気味のデータとして扱われたりもする。
ポゼッションを譲っても勝利を獲得できる方法論が多く研究されたためである。
だがこの試合だけはポゼッションが試合内容に反映された。
さらにベント号は、他のチームとポゼッションに置いている価値が異なる。
ベント監督はポゼッションサッカーを常に重視してきた。
ところが前半のポゼッションは韓国28%:日本72%で納得し難かった。
後半は韓国42%:日本58%で、それでも正常値に戻った。
最終的なポゼッションは韓国35%:日本65%だった。
ボール支配の分布は守備-中盤-攻撃ゾーンのうち、どこでボールを多く保持していたかをあらわす。
その中で、チームが攻撃的に相手ゾーンでボールを保持していたかを確認できる、攻撃ゾーンのポゼッションを見てみよう。
韓国は前半に攻撃ゾーンに進出できなかったが、日本は攻撃ゾーンのポゼッションが24.9%で、むしろ守備ゾーンよりも攻撃ゾーンでボールを持っていた。
代わりに後半は両チームとも攻撃ゾーンでポゼッションを多くしていた(韓国22.5%:日本39.9%)。
後半に日本のプレスが緩くなったので我々も攻撃ゾーンに前進したが、日本も前半より攻撃ゾーンのポゼッションを増やして攻撃を止めなかった。
試合全体としてみれば、我々は攻撃ゾーンで14%、日本は31.9%保持していた。
攻撃方向を左サイド-中央-右サイドに分けて、両チームがどの方向から攻撃を多く試みたのか見てみよう。
大韓民国は前半に左サイド50%、中央5.6%、右サイド44.4%で主にサイドから攻撃を試みた。
日本は攻撃方向で左サイド40%、中央30%、右サイド30%で3方向とも等しく攻撃を試みた。
特に中央攻撃の差が圧倒的だ。
後半は両チームとも右サイドを主に攻略した。
我々は後半に中央攻撃の比率も上げたが、結局試合全体の攻撃方向は13.5%に終わった。
我々がサイドを狙ったのか?
違う。
日本のプレスで中央に進出できなかったのだ。
韓国は合計シュート6回を試みて、枠内シュート2回を記録した。
一方、日本はシュートを合計18回試みて、10回をゴールに送った。
何と55%の枠内シュート率である。
日本の枠内シュート数は我々が試みた全体のシュートより多い。
結果は明らかだ。
我々は得点できなかったし、日本は3得点を記録した。
また、日本はシュート18回のうち、2/3のシュート12回を我々のボックス内で試みた。
我が国は6回中3回である。
我が国はクロス17回のうち、わずか1回も同僚に結びつけることができなかった。
一方、日本は22回のクロスで7回繋げることに成功した(成功率31.8%)。
日本とは別個で、我々のチームの選手構成を見ると、クロスを受けるだけの長身選手がいないことも問題だった。
成功率が0%だとしても、やみくもに上げた選手を咎めるのには無理がある。
試合後、イ・ドンジュンは相手DFに肘を振り回して大きな批判を受けた。
これは闘志あふれる行動ではなく、ただマナーで負けたのだ。
ファール数を見ればむしろ日本が18、韓国が8で大きく遅れている。
日本は我々のカウンターのチャンスを巧妙にファールで断ち切った。
一方、我々はそうではなかった。
ファールが多いので日本はマナーがなかったというわけでもなかった。
先にイ・ドンジュンの例示をしたように、韓国は相手を実力で押せなくて神経質に反応した。
一方、上手くやった日本選手は余裕があった。
多くのものを失った日本戦だった。
パス数はむしろ我々が上回った。
大韓民国は414回のパスを試みて82.4%の成功率を記録した。
日本は400回のパスを記録して79.8%の成功率を記録した。
だがスルーパスは我々が8回試みて5回成功した。
日本は15回試みて7回成功した。
相手の守備ラインを突破して前方の味方に繋げる前進パスは、我々が14回試みて13回成功し、日本は21回試みてすべて成功させた。
攻撃の方向を反対に転換するサイドチェンジは我々が5回試みて4回成功、日本は3回試みてすべて成功した。
このようなクオリティの高いパスは、パスを出す選手も重要だが、パスを受ける選手も重要である。
背後のスペースに進入する選手がいてこそスルーパスを、相手の守備ラインを越えてボールを受けられるようなポジショニングを取ってこそ前進パスを、反対の空いたスペースを取ってこそサイドチェンジを試みることができる。
このようなパスの全体的な数値で日本が高かったのは、我々の選手のパス能力が足りなかったというより、それだけ日本選手のポジショニングが良く、戦術的に準備が上手くいったということを意味している。
実際、試合で日本選手はパスをシンプルにしていた反面、我々の選手はボールを受けてから出しどころに迷うことが多かった。
今回の韓日戦は色々と骨身に染みるが、日本を相手に我々が追求するサッカーができなかったということが、最もファンを失望させた。
我々が持つ本来の長所をまったく見せられなかったし、これまで追求してきたサッカーをしたが、それすらも日本に徹底して押された。
そしてそのような試合内容はデータにも痛切にあらわれた。