「元気に過ごしている」約束のために依然として高かっているユ・サンチョル監督
スポーツワールド
※一部要約
不幸中の幸いだ。
ユ・サンチョル元プロサッカーKリーグ1・仁川ユナイテッド監督が、ファンとの約束を守るために孤軍奮闘している。
29日、ユ・サンチョル元仁川監督は最近病状が悪化したというニュースが伝えられた。
幸い、深刻なレベルではない。
状況が良くなかったのは事実だが、退院後に家から通院しながら治療をしっかり受けている。
2019年10月、聞きたくなかったニュースが伝えられた。
ユ元監督が膵臓がん4期の診断を受けたという話だった。
2002FIFA韓日ワールドカップ4強の主役で国民的英雄だったユ元監督の闘病のニュースは衝撃に他ならなかった。
[単独インタビュー] ユ・サンチョル監督「危篤?だいぶ良くなった。ご飯もちゃんと食べて無事に暮らしている」
スポーツ朝鮮
※一部要約
「だいぶ良くなった。私がなぜ危篤なのか?」
29日午前、ユ・サンチョル元仁川監督から直接連絡が来た。
彼は呆れたという反応だった。
28日にユ監督の危篤説が報じられた。
"ユ監督の片目が失明するほど危篤の状況で、ある病院で家族が見舞いできないほど生死の境を彷徨っている"という内容だった。
実はこの話は1月末、2月はじめのバージョンである。
ユ監督が体の異常をきたしたのは1月はじめ。
ユ監督は突如頭痛を訴え、診断結果で脳の方にがん細胞が転移したという判定を受けた。
ユ監督はちょうど1月12日に施術を受けた。
この日までユ監督は記者と連絡をやり取りしていた。
その後、状況が悪化した。
ユ監督の体調について様々な噂が出回った。
このときの噂が、報じられた"ユ監督危篤説"の内容と同じである。
この頃は1月末、2月はじめだ。
そのときまで記者を含め、ユ監督の知人も連絡がつかなかった。
ユ監督が"本当に危ないかもしれない"という話が出回った。
そうして2月末くらいに希望的な便りが聞こえてきた。
ユ監督が少しずつ良くなっているという話だった。
ユ監督の側近は「監督は通院治療を受けていて、もうハンバーガーを召し上がるほど状況が良くなっている」とした。
ユ監督と直接通話したというエージェントも出てきた。
ユ監督と至近距離にいるあるエージェントは「ユ監督の奥様とずっと通話している。状況は最初に我々が憂慮したより良くなっている」とした。
ユ監督は2月から放射線治療を再開した。
このとき、病院側から入院か通院を選んでほしいと言われ、ユ監督は家で過ごして通院治療をすると言った。
ある病院で生死の境を彷徨っているという話は最初から事実と異なる。
それでも直接連絡がついたのではなかったので、一抹の不安もあった。
3月中旬までにユ監督は良くなっているという話を聞いていたが、突然の危篤説で"もしかしたら病状が悪化したのか"と心配になった。
報道が出てきた28日夜、ユ監督のマネージャーに婦人との通話を依頼し、29日に連絡がついた。
このマネージャはー「奥様は現在、元気に過ごしているようだ。私も何度か通話したが、記事を見て最近また悪化したのかと思って心配した。奥様は"現在も通院治療中で、家で過ごして子供と遊んでいる"と言っていた。"心配しなくても良いと思う"と言っていた。脳に転移したがんは4月にMRIで状態を確認する予定」と語った。
電話を切って記事を書いている間にユ監督から直接電話が来た。
あれほど聞きたかったユ監督の声だった。
治療が続いてややたどたどしい口調だったが、メッセージははっきりしていた。
「私はだいぶ良くなった。あのときは状況が良くなかったが、声もあまり出なかったし、治療が大変で発音も難しい状況だったので誰とも電話しなかった。今はご飯もちゃんと食べて、テレビも見て、よく過ごしている。抗がん技量を受けているとき、目に疲労が来たのが失明と誤って伝わったようだ。その記事は誰が書いたのだ?心配するな、あなたが私は大丈夫だという記事をしっかり書いてくれ。私は約束していることがあるのに、このまま倒れるのか?」
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