Kリーグ初ASEANクォーターの主人公、"シン・テヨンの愛弟子"アスナウィ
インターフットボール

※一部要約
2020シーズンから新設されたKリーグの東南アジア(ASEAN)クォーターの主人公は、安山グリナースFCのアスナウィ・マンクアラム・バハールだ。
アスナウィはシン・テヨン監督が率いるインドネシア代表出身で多くの期待を受けており、すでに獲得効果が出ている。
韓国プロサッカー連盟は26日午前11時、サッカー会館で1月5週目のKリーグ週間ブリーフィングを開いた。
この日はKリーグの熱い移籍市場を整理し、Kリーグ初のASEANクォーターの主人公である安山のアスナウィを集中照明した。
Kリーグは2019年4月の理事会で、2020シーズンからKリーグASEANクォーターを新設することに決めた。
それにより各クラブは最大5人の外国人選手(国籍不問3人+AFC加盟国1人+ASEAN加盟国1人)を保有および出場できることになった。
ASEANクォーターを新設した背景には①Kリーグの東南アジア市場進出の役割を期待、②パク・ハンソ、シン・テヨン監督らの影響による東南アジア内の韓国サッカーへの関心増大、③2016シーズンの仁川のコン・フオン(ベトナム)など、東南アジア選手のKリーグに挑戦する選手が増加したためだった。
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Kリーグの東南アジア市場進出のため、戦略的に新設したASEANクォーターの最初の主人公は安山のアスナウィだった。
アスナウィはピヤポン(ラッキー金星)、チュオン、コン・フオンに続く歴代4人目の東南アジア国家出身選手で、インドネシア出身としては最初の選手だ。
特にアスナウィはインドネシア代表のSBで、シン・テヨン監督の愛弟子としてよく知られている。
シン・テヨン監督はアスナウィの闘志や根性、守備などを絶賛してキム・ギルシク監督に推薦した。
また、アスナウィは2019年にインドネシアサッカー協会が選んだベストヤングプレーヤー、2019年の東南アジア競技大会銀メダルの主役で、インドネシア最高の有望株に挙げられている。
効果はすぐに出てきている。
アスナウィのインスタグラムのフォロワー数は17.9万人で自国人気の高い選手である。
それにより、安山がアスナウィ獲得を発表して一日でクラブのインスタグラムのフォロワー数は4000人から1万人に急激に上がり、安山のグーグルトレンド検索量が一日で100倍上昇するなど、インドネシアで関心が爆発している。
特にインドネシアは全世界の人口4位(2億7636万人)で、サッカー熱があって潜在力の高い市場である。
現在、インドネシアのテレビやOTTプラットフォームなどでKリーグ中継は見られないが、Kリーグのユーチューブチャンネルのハイライトは視聴可能だ。
アスナウィ獲得を発表後、去年の試合ハイライトにコメントがすでについている状況である。
連盟は「Kリーグ海外中継権の販売代理店"スポーツレーダー"がインドネシア市場へのアプローチを準備している」として、「その他にも外国人の居住比率が高い安山の地域的特性を考慮し、外国人ファンの獲得を期待している」と期待効果を伝えた。
日本M&Aセンター海外事業部 日経BP 日本経済新聞出版本部 2020年12月11日頃