監督に指差し…ハルクOUT、上海上港はさらに強まった?
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※一部要約

全北現代と2020AFCチャンピオンズリーグH組で争っている上海上港が内紛に陥ったとみられる。
チーム内で最もネームバリューの大きい選手であるブラジル代表出身FWフッキとヴィトール・ペレイラ上海上港監督が衝突した。

<体壇周報>など多くの中国メディアは、ハルクとペレイラ監督が試合中に衝突して練習にも参加せず食事だけしていると報じた。
ひとまず、ハルクが公開的な席でペレイラ監督に侮辱に近い行動をしたのは確かである。

ハルクは25日にアル・ワクラのアル・ジャヌーブ・スタジアムで繰り広げられた2020AFCチャンピオンズリーグH組3ラウンドの横浜Fマリノス戦で、後半24分にロペスと交代させられてピッチ外に出た後、ペレイラ監督を指差して何かを言った。
そしてすべてが終わったというようなジェスチャーを残した後、そのままロッカールームへ向かった。


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<体壇周報>によると、ペレイラ監督は交代アウトになったハルクに握手を求めに行き、こうした恥ずかしい状況を迎えたものとみられる。
そして「あなたとずっと一緒だ」と皮肉ってロッカールームに去った。
「あなたとずっと一緒だ」という言葉が皮肉である理由は、ハルクの契約期間がわずか1ヶ月しか残っていない状況であるためだ。
つまり、終わったというジェスチャーと"反語法"のコメントは、当時の横浜Fマリノス戦が上海上港所属でプレーする最後の試合という宣言に違いなかった。

問題はこの葛藤が試合後も縫合されなかったという点だ。
<体壇周報>によると、ハルクは26日の回復練習をはじめとして2回の練習セッションへの参加を拒否した。
ハルクが姿を見せたのは食事の席しかなかったという。
当然ペレイラ監督は28日の横浜Fマリノス戦でハルクを最初からリスト外にして試合を行った。

ハルクは中国メディアから激しい非難を受けている。
<体壇周報>は「ハルクが外れてから上海上港が正常に戻った」というヘッドライン記事を出した。
攻撃のテンポを断ち切る個人プレーをするというのはもちろん、老衰化した身体能力のためチームに迷惑をかけているという評価も出ている。

面白い点は、ハルクが先発でプレーした初戦の横浜Fマリノス戦では0-1で敗れた一方、ハルクの代替であるロペスを先発起用した2回目の横浜Fマリノス戦では2-1で勝利したという点である。
そのため中国メディアは、ロペスをさらに重用しようとしているペレイラ監督の見識により高い評価を与えている。
ロペスもやはりハルクの後を継ぐチームの看板スター感だという賛辞を受けている。

ハルク論難のためかなり騒々しい上海上港だが、むしろ災い転じて福となすという反応である。
そのためグループリーグで上海上港を相手にしなければならない全北、そしてトーナメントで対立するKリーグのチームにとって、この事件を過度に気にする必要はなさそうに見える。
ハルクのいない上海上港はもっと強いというのが彼らの内部評価という点を、さらに注目しなければならない。



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