イ・ガンイン、ソシエダ戦でチーム内2番目に低い評点6.3…惜しい活躍像
インターフットボール

※一部要約
イ・ガンインがソシエダ遠征で先発出場したが、惜しい活躍を繰り広げてから後半70分に交代して試合を終えた。
バレンシアは30日、スペイン・サンセバスチャンのアノエタで行われたレアル・ソシエダとの2020-21シーズン・スペイン・ラ・リーガ4ラウンドの試合で1-0の勝利をおさめた。
イ・ガンインはマキシ・ゴメスより下がった位置で攻撃型MFの役割を消化して試合を行った。
両チームは前半に得点できず、0-0で後半に突入した。
後半はソシエダの攻勢でバレンシアがボールを掴めず、イ・ガンインも特別な活躍を見せられなかった。
グラシア監督は後半25分にイ・ガンインを呼び、ガメイロを投入して変化を与えた。
バレンシアは後半30分にガヤをウインガーに上げ、これが効果を発揮した。
後半30分にガヤの正確なクロスがゴメスに渡って先制ゴールが炸裂し、決勝ゴールに繋がってアウェイで勝利を手にした。
試合後、サッカー専門統計メディア"フースコアード・ドットコム"はイ・ガンインに評点6.3をつけ、チーム内で2番目に低い評点を与えた。
最も低い選手は6.2を受けたブランコである。
一方、ゴールを決めたゴメスは7.7、アシストをしたガヤは7.2を受けた。
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イ・ガンイン"タッチ29回"だけ、無骨だが勝つバレンシア
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※一部要約
競技力は良くないが勝利を手にする。
バレンシアの無骨な競技スタイルは正解と言えるのだろうか?
シーズン2勝目だ。
4ラウンドを一番最初に行ったバレンシアは、勝ち点7で少しの間だが首位に上がった。
成績だけ見れば、主軸選手移籍の空白を見つけることはできない。
だが試合内容を開けてみると、満足するのは難しい。
事実上、得点に繋がった1シーンの完成度が高いおかげだった。
ハビ・グラシア監督の悩みは、絶えず変わる中盤の構成からも読むことができる。
ジョフレイ・コンドグビアはずっと中盤を守っているが、パートナーはずっと変わっている。
ビセンテ・エスケルドが1・2ラウンドで先発出場したが、3ラウンドにはウロシュ・ラシッチが出た。
今回の対戦では、これまで右SBで出場していたダニエル・ヴァスが中盤で出た。
中盤の劣勢は直ちに試合の主導権を握れないということを意味した。
つまり攻撃のチャンスそのものが減った。
枠内シュートは5本もあったが、イ・ガンインとヴァスが記録した枠内シュートはミドルシュートだった。
試合の統計はソシエダに完全に圧倒された。
支配率は34.6%に過ぎなかった。
パス成功率は71%で正確度が大きく落ちた。
ソシエダが434本のパスを成功させた間、バレンシアはわずか195本のパスしか成功しなかった。
もともと細密性の落ちるビルドアップは、ソシエダの強力なプレスによってさらに手に余った。
バレンシアの競技コンセプトがまだ明確ではないということが問題である。
イ・ガンインの攻撃的才能を活かそうとする布石はまだ効果的ではない。
2本のシュートを記録し、パス成功率は86%と高かったが、回数自体は少なかった。
自分の長所である攻撃展開能力を見せる機会が多くなかった。
後方のビルドアップで苦戦し、イ・ガンインがボールを持つ機会が少なかった。
タッチ数を見れば苦戦したことが読める。
イ・ガンインは70分プレーして29回タッチした。
ソシエダで攻撃型MFとしてプレーしたダビド・シルバは、67分プレーして65回ボールを触った。
チーム全体的にもソシエダがタッチ701回、バレンシアは447回で大きな差が生じた。
単にイ・ガンインのパスを受けるためのポジショニングの問題では説明できないという意味だ。
だからといって線の太い攻撃を確実に繰り広げたわけでもない。
グラシア監督は3ラウンドのウエスカ戦で、マヌ・バジェホを最前方で起用して線の太いカウンター戦術を構想した。
だがこれもやはり上手く通じなかった。
依然としてグラシア監督は答えを探しているようだ。
毎試合変わるラインナップから、実験の意思を読むことができる。
競技力は良くなくても結果が出ていて幸運だが、着実に成績を出すには試合内容から回復しなければならない。
過程のない結果はない。