[Interビュー] "JリーグベストXI"GKムン・キョンゴン、「代表を夢見ます…ビルドアップに自信」
インターフットボール



※一部要約

日本で存在感を増しているムン・キョンゴンが、大韓民国代表乗船を夢見ている。

1995年生まれのムン・キョンゴンは釜山の金井小、昌寧中、釜慶高を経て光云大学4年に在学中だった2017年夏、日本J1リーグの大分から入団テストのオファーを受けた。
ムン・キョンゴンの技量に満足した大分はすぐにプロ契約を結んだ。
だがプロの壁は高かった。
大分のゴールはベテランGK高木が堅く守っていた。

3年間プロデビューを思い焦がれていたムン・キョンゴンは5日、YBCルヴァンカップ・ガンバ大阪戦で1軍デビュー戦を行った。
それからJ1リーグの川崎戦、横浜Fマリノス戦、コンサドーレ札幌戦、柏レイソル戦までリーグ4試合連続で先発の機会を得た。
その中で最も近い試合の柏戦で、Jリーグのメイン放送会社"DAZN"が選定する12ラウンドベストイレブンに選ばれた。

長い間待った末にリーグデビュー戦を行ったムン・キョンゴンに、"インターフットボール"が電話インタビューした。


─J1リーグデビューおめでとう。3年間苦労した。

大分に入団して3年間、すごく寂しくて大変だった。
ワイフのおかげで耐えることができた。(若い年齢だが結婚を早くにした)
恋人関係を続けていたが、今年2月に婚姻届を出した。
すぐ日本に渡ってきて新婚生活中である。
コロナ19事態が起きてからは韓国に一度も入れていない。


スポンサーリンク
楽天





200828162129601a.jpg

─J1リーグデビュー戦の所感を知りたい。

その前にカップ大会で良い試合をした。
監督、コーチングスタッフが良い評価をしてくれて内心期待していた。
実際、リーグまでプレーすることになったので、夢みたいで現実感がなかった。
とても嬉しくて涙が出た。


─デビュー戦で同僚の反応はどうだったのか。

みんな祝ってくれた。
だがデビュー戦の相手の川崎(現在1位)はすごく強かった。
その次の試合は去年の優勝チームの横浜だった。
緊張したが、その試合に無失点で1-0の勝利をして、連敗も断ち切った。
横浜戦で高評価されてずっと機会を貰った。
確実に自信が上がってきた。


─Jリーグには韓国GKが多い。大先輩のチョン・ソンリョンと対決もしたが。

チョン・ソンリョン(35)、キム・ジンヒョン(33、セレッソ大阪)、キム・スンギュ(29、柏レイソル)、クォン・スンテ(35、鹿島アントラーズ)の兄が何しろ上手くやっている。
試合の日に先に挨拶しに行く。
兄が経験したところを私にアドバイスしてくれる。
特にソンリョン兄とよく会って食事をする。
代表の経験が豊富な兄たちである。
私のこれらの兄たちのように、太極マークをつけて代表でプレーしたい。


─代表を率いるパウロ・ベント監督が、GKのビルドアップ能力を重視している。ムン・キョンゴン選手も日本で足元の技術が良いと評価されているだろう。自分をアピールするなら。

幼い頃からビルドアップは本当に自信があった。
ロールモデルは数多くいるが、韓国選手ではソンリョン兄の試合をかなり見た。
海外選手ではバイエルン・ミュンヘンのノイアー、マンシティ時代のジョー・ハートが好きだった。
最近ではマンシティのエデルソンをロールモデルにしている。


─だからSNSのIDが"ムンデルソン"なのか?

そう。
エデルソンがマンシティでプレーし始めた2017年から好きだった。
以前はジョー・ハートとの名前を取って"mun_hart"だった。

200828162129601b.jpg

─日本進出はいつから準備したのか。

日本サッカー特有の細かいプレー、ビルドアップを重視するプレーを経験したかった。
なので大学生のときから日本語の課外授業を受けていた。
(実戦の日本語と違いはあったか)学んだことと比べて、違う表現が多かった。
それでもサッカーをするときに使う単語は限定的なので楽だった。
すぐ上達した。


─日本進出を夢見る後輩GKにアドバイスするなら。

日本語の勉強をまずしなければならない。
守備陣がコミュニケーションするときに最も重要なのはGKだ。
(Jリーガーの中で誰が最も日本語が上手いのか)兄たちが日本語で話すのを直接見たことはない。
聞くところではジンヒョン兄がネイティブスピーカーレベルだという。


─日本で特に韓国人GKを好む理由は何なのか。

韓国GKは日本GKより身体条件がはるかに良いのだろう。
日本はフィジカルを大きく見ないで、足元の技術や俊敏性を重視する。
なので背の低いGKが多い。
だが韓国GKは背も高いが足元まで良いので、Jリーグクラブがかなり好んでいるようだ。


─リーグ12ラウンドでベストイレブンに選ばれた。デビュー4試合目でリーグ最高の席に上がったが。

考えもしなかった。
今年の目標はリーグデビューだけだった。
試合出場だけでも光栄だ。
ゴールを取られずにチームの助けになろうという考えだけだった。
ベストイレブンに選ばれてすごく驚いた。
ただただ感謝する。


─日本人にとって"Mun Kyung-Gun"は発音しにくいようだ。現地ではどう呼んでいるのか。

通常"ムン"と呼ぶ。
人によって違う呼び方もするが、"ムンクン"とか"ムンチャン"とよく呼んでいる。
(日本ファンとのエピーソードがあるなら?)私の実兄が釜山で日本式食堂を運営している。
私がSNSで兄の食堂に言及したことがあった。
日本ファンがそれを見て、兄の食堂まで訪ねて私の兄と写真も撮ったという。
大事にしてくれて感謝している。

200828162129601c.jpg


【関連記事】
日本に来て3年でプロデビューした大分トリニータのGKムン・キョンゴン「嬉しくて泣きました」



Page Top

ブログパーツ アクセスランキング
    Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...