キム・ジンス、"アル・ナスル破格オファー"に"ゆらゆら"、"デッドラインは30日"全北の選択は?
スポーツ朝鮮
※一部要約
"代表SB"キム・ジンスの未来は残留か、移籍か。
キム・ジンスは現在、サウジアラビアのアル・ナスルのラブコールを受けている。
Kリーグの移籍市場に詳しい関係者は22日、「サイドの補強に乗り出したアル・ナスルがキム・ジンスを欲しがっている。すでに全北に"拒否できないオファー"を出した」と伝えた。
アル・ナスルはキム・ジンスにも、全北で受けている年俸の3倍に達する破格的な金額を提示していることがわかった。
ひとまず全北はキム・ジンスの残留に重きを置いている。
内部会議の結果、移籍金を諦めてキム・ジンスを引き止める側に方針を固めた。
全北は今シーズン、蔚山現代との激しい優勝争いを繰り広げている。
FAカップとアジアチャンピオンズリーグも可視圏にある。
"守備の核心"キム・ジンスをシーズン中に送れば、代わりの資源は見つからないという結論を下した。
すでに夏の移籍市場は閉まっていて、他の選手を獲得することはできない。
問題はキム・ジンスの気持ちがすでに移籍の側に傾いたという点である。
キム・ジンスは再契約交渉で小さくない心の傷を受けた。
キム・ジンスは今シーズンを最後に全北との契約が満了する。
キム・ジンスと全北は蔚山戦後に再契約の議論を始めた。
全北は再契約交渉の過程で微温的な態度を見せた。
コロナ19の余波による親企業の事情を強調し、既存の年俸に届かない条件を提示したという。
その間に全北は夏の移籍市場でグスタボ、バーロウを獲得するのに40億ウォン以上の金額を投資した。
キム・ジンスの一番目のオプションは全北残留だった。
日本やヨーロッパで選手生活をしてきたキム・ジンスは、2017年に全北を通じてKリーグ入りした。
キム・ジンスは他チームのファンを刺激するほど、全北への強い愛情を何度もあらわしてきた。
起伏や負傷などで浮き沈みもあったが、韓国最高の左SBらしい競技力を誇示して、"全北王朝"構築の一助となった。
全北はキム・ジンスが加勢した2017年から2019年まで、3連覇に成功した。
キム・ジンスの契約最終年の今シーズン、他チームの関心が続いた。
各種Aマッチや大会で競争力を示したキム・ジンスに向けて、多くのオファーが溢れた。
イングランド、ロシアなどのヨーロッパからもオファーが来た。
だがキム・ジンスはすべて断った。
挑戦よりも安定した韓国の舞台、特に全北で選手生活を続けたいという思いが大きかった。
だが全北が期待以下のオファーをして気流が変わった。
いくら全北への愛情が大きくても、選手生活の黄金期である今、安値で契約することはできなかった。
その間に中東が"キム・ジンス獲り"に乗り出した。
コロナ19で中断された中東は最近、サイドでプレーする韓国選手獲得の風が吹き、その中のナンバー1ターゲットがキム・ジンスだった。
サウジのアル・ヒラルをはじめとして、カタールやアラブ首長国連邦などがキム・ジンスに求愛を送った。
キム・ジンスは全北との交渉を1順位に置いてすべて断った。
そのときサウジのアル・ナスルが出てきた。
"破格オファー"を出した。
キム・ジンスに年文覚的な年俸を提示した。
キム・ジンスも揺れるしかなかった。
アル・ナスルはキム・ジンスの契約期間が3~4ヶ月しか残っていないにもかかわらず、全北に巨額の移籍金まで提示するほど積極的な姿を見せた。
現在、キム・ジンスは目前の試合に集中することに焦点を合わせている。
交渉はエージェントに一任している状態だ。
だが気持ちまではつかめずにいる。
全北の状況も理解しているが、あまりに大きなオファーに揺れているのが事実である。
全北はすでに何回も似たような状況を経験している。
キム・ギヒ、エドゥ、イ・ジェソン、キム・シヌクらをシーズン中に送ったことがある。
チェ・ガンヒ前監督は「気持ちが離れた選手を引き止めるのは難しい」という告白を何度もした。
全北は当時、稼いだ移籍金で別のスター選手を獲得する好循環構造で、名門クラブの地位を確かなものにした。
キム・ジンスの気持ちが傾いている上、今回のオファーが再契約しない場合に移籍金を稼げる最後の機会という点で、全北もやはりずっと悩んでいることがわかった。
大きな枠組みで残留の方向に決めても、内部的には依然として異見がある理由である。
果たしてキム・ジンスのケースはどう整理されるのか。
今シーズンのアジアチャンピオンズリーグに出るアル・ナスルは、選手登録の締切日までキム・ジンスの合流を待っている。
デッドラインは30日までだ。
そのときまでに結論を下さなければならない。
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