"亜制覇プロジェクト始動"ソウル、オーストラリアあがり症を破って前進へ
スポーツ東亜
※一部要約
Kリーグ1のFCソウルがアジアクラブの頂点へ向けて力強い第一歩を踏み出した。
ソウルは18日、ソウルワールドカップ競技場で行われたメルボルン・ビクトリーとの2020AFCチャンピオンズリーグE組2ラウンドに1-0で勝利した。
3年ぶりにACLの舞台に挑戦状を出したソウルは、歴代のオーストラリアAリーグクラブとの戦績で1勝(3分け2敗)しか上げられなかった。
特に直近で出た2017シーズン大会で、ウェスタン・シドニーにホームで2-3で敗れるなど、特に困難を経験した。
ところがメルボルンもKリーグにかなり弱かった。
2008年に全南ドラゴンズに1勝1分けで上回ったのが最初で最後の勝利。
その後は城南FC(2010年)、大邸FC(2019年)に2戦全敗するなど、1勝7分け6敗の見窄らしい戦績を積んだ。
容易な試合ではなかった。
ソウルは早くに得点したが前半まで優位を占められなかった。
力と高さを前面に出す骨太なサッカーを繰り広げるメルボルンのカウンターに困難を経験した。
チェ監督が腕を大きく振り回して"攻撃に出ろ"と信号を送ったが、果敢にラインを上げることができなかった。
後半に入ってソウルはより速くなった。
サイド攻略が良かった。
後半26分にアドリアーノを投入して2トップに転換、攻勢を続けた。
追加ゴールは決められなかったが、大きなピンチもなかった。
ソウルとしては最近、元代表"キャプテン"キ・ソンヨンの復帰に消極的な姿勢を取り、内外で落ち着かなくなった雰囲気をある程度挽回した90分だった。
"決勝ゴール"パク・チュヨン「キ・ソンヨン移籍不発、選手に動揺ない」
ニュース1
※一部要約
パク・チュヨンはキム・ジュソンが左サイドを崩してから上げたクロスに駆け寄り、左足ノンストップシュートに繋げてメルボルンのゴールネットを揺らし、このゴールが決勝ゴールとなった。
パク・チュヨンは試合後、「寒い天候でも多くのファンの皆さんが競技場を訪れて下さった。その力を貰って選手が頑張り、良い結果を得た」として、「満足せずに次の試合をしっかり準備する」と所感を明かした。
最近、キ・ソンヨンとの移籍交渉が失敗に終わったのが選手に影響を及ぼしたかという言葉に、パク・チュヨンは「実際に選手が動揺したり、そういう姿は見えない。なので私も(キ・ソンヨンの移籍に関して)"ああだこうだ"と言う必要はなかった」として、「外的なイシューより、今日の試合を上手くやるために選手はしっかり準備した。それについて満足」と答えた。
"キ・ソンヨン獲得不発"FCソウルの最初のホーム試合、冷たく背を向けたファンの心
OSEN
※一部要約
キ・ソンヨン獲得不発でシーズン開始前に雰囲気が最悪のソウルだ。
キ・ソンヨンはKリーグ復帰を打診して実家チームのソウルと交渉したが、合意点を引き出せなかった。
キ・ソンヨンの全北行きまでソウルの反対で失敗に終わり、今シーズンの彼のKリーグ復帰自体が塞がった。
キ・ソンヨンは海外リーグに目を向けた状態。
ソウルは「キ・ソンヨンの再獲得を来年試みることができる」と明かしたが、事態はおさまっていない。
キ・ソンヨンはSNSで「私を嘘で傷つけるなら、真実で傷つける」と恨めしい気持ちを隠さなかった。
キ・ソンヨンのソウル復帰は容易ではない状況である。
ファンは冷たく背を向けた。
「ソウルファンだが今シーズンのソウルは応援しない」というファンの反応が列を成した。
この日の公式観客は5229人と集計された。
ソウルのいつもの観客より少ない数字である。
一歩遅れて訪れた寒波とコロナ19の影響が最も大きかったが、キ・ソンヨン獲得不発で失望したファンが競技場を訪れなかった影響も無視できなかった。
あるソウルファンは「ソウルファンだが、キ・ソンヨン獲得不発でクラブにすごく失望した。キ・ソンヨンを獲得しても(※選手登録が終わってるので)今回の試合でプレーできなかったが、それでもキ・ソンヨンを見るため、今よりは多くのファンが来ていた」と少なくない失望感をあらわした。
【関連記事】
・韓国メディア:国内復帰失敗のキ・ソンヨンが岡崎慎司と同じ釜の飯…スペイン2部ウエスカと短期契約へ