苦難から始まる蔚山の2020年…理想と現実の間
スポーツ京郷
※一部要約
頂上の目前で倒れた虎は、今年の冬が悲痛なばかりだ。
来年の優勝への再挑戦を明かして移籍市場に意気込んだが、むしろ主戦の半分近くが去る危機に瀕しているためである。
蔚山現代が苦難の2020年に直面した。
蔚山のある関係者は22日、"スポーツ京郷"との通話で「核心戦力のMFキム・ボギョンと代表GKキム・スンギュは事実上、引き留めにくいのが現実」として、「代替資源の獲得によって戦力補強に出るだろう」と明かした。
蔚山は今年より強力な戦力で2020年を準備するという構想が壊れた。
まずKリーグ1の35試合をプレーし、13ゴール9アシストで最優秀選手(MVP)を受賞したレンタル選手キム・ボギョンが、新たなチームを探している。
夏に連れてきたキム・スンギュは日本Jリーグの柏レイソルから公式の移籍オファーを受けた。
柏側からバイアウトに該当する移籍金のオファーをしたため、選手との個人交渉が妥結すれば移籍が行われる。
もう1人の核心戦力であるミックスもまた、レンタル契約が満了した状況で、交渉に進展がない。
MFパク・ヨンウとDFイ・ミョンジェも国軍体育部隊(尚州尚武)入隊が確定していて、戦力の空白を覚悟しなければならない。
今年U-22クォーターで緊要に活用してきた代表のイ・ドンギョンもやはり、海外進出を推進していることがわかったため、主戦の半分以上が変わるかもしれないわけだ。
Kリーグで活動しているエージェントは、蔚山の危機を正論と現実の間のジレンマに見出す。
ビッグクラブの蔚山が投資を惜しんでいるわけではない。
だが選手の身代金には適当なラインを守る原則を持っていて、ライバルとのマネーゲームで一歩ずつ押されている。
実際、蔚山を去ることが有力な選手はすべて、市場で価値が暴騰しているケースだ。
キム・ボギョンは元所属チームの柏から貰っている年俸に長期契約を要求していて、キム・スンギュも柏に移籍すれば蔚山で貰っている年俸以上を期待することができる。
ミックスは当初から高額年俸に税金の代納まで要求していることがわかった。
蔚山は3選手の価値を認めているが、"オーバーペイ"あるいは"便法"までは受け入れられず、事実上手を引いた。
だが蔚山のライバルも同じ考えではないことが問題だ。
キム・ボギョンやキム・スンギュは国内だけでなく海外でも脚光を浴びている選手なので身代金が高騰していて、ミックスが掲げている条件は実際に中国スーパーリーグでは日常に近い。
あるエージェントは「蔚山では他の選手との逆差別まで考慮しなければ状況で、受け入れるのは難しい」として、「だが選手は"他クラブはできるのに、なぜ蔚山はダメなのか"と考えることもあり得る」と説明した。
蔚山は勤しんで代案の用意に動いているが、現在のような混乱を早目に寝かせられなければ、来年の農事が心配になる他ない。
蔚山の関係者は「ファンの心配をよくわかっている。まもなく良い消息も伝えられるだろう」と伝えた。
今シーズンのKリーグ1の興行くらい熱いストーブリーグ
大邸日報
※一部要約
Kリーグ正規リーグの興行がストーブリーグにまで続き、ファンの関心を一身に受けている。
Kリーグ1MVPのキム・ボギョン(蔚山)から最高の傭兵セシーニャ(大邸)、ヴァンデルソン(浦項)など、選手の移籍説でストーブリーグの雰囲気がさらに熱くなっている。
最高の一年を過ごした大邸も、密やか(?)にストーブリーグの熱気に燃料を投じて火をつけているところだ。
大邸は現在、Kリーグの生ける伝説デヤン、U-20の"キャプテン"ファン・テヒョンの獲得が迫っている。
デヤンとファン・テヒョンは細部的な条件さえ解決すれば、契約がすぐに成立するものとみられる。
デヤン(38)は若くない年齢だが、依然として競技力を持っている。
ファン・テヒョンはSBの期待の主で、U-20ワールドカップでキャプテンマークをつけてグラウンドを走った。
セシーニャの移籍説は一段落する様子である。
国内Aクラブ、中国スーパーリーグなどから移籍について問い合わせがあったが、大邸が一刀のもとに拒絶したことがわかった。
ただしチョ・ヒョヌとの再契約は相変わらず五里霧中だ。
大邸はチョ・ヒョヌと、基礎軍事訓練の前に再契約を成立させようとした。
だがこれに関しては進展がなかった。
大邸にとっては状況が良くない。
全北現代のソン・ボムグン、蔚山現代のキム・スンギュにJリーグ移籍説が出ているためである。
キム・スンギュは複数の日本クラブがバイアウトの金額を払う意志を見せていて、蔚山を去ることが既成事実化している。
ソン・ボムグンもやはり日本クラブの関心を集めている。
Kリーグ1・2位チームの守門将が去るなら、チョ・ヒョヌの選択肢も多様化して、国内クラブの関心を集める他ない。
まだ決まっていることはない。
クラブから公式発表される前までは誰にもわからない。
そのためストーブリーグはいつも興味津々なのかもしれない。
Kリーグのストーブリーグがどう終わるのか、サッカーファンの関心が集まっている。
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