仁川ユ・サンチョル監督、シーズン最後のホーム試合で初のホーム勝利
NEWSIS
※一部要約
プロサッカー仁川ユナイテッドが、病魔と戦っているユ・サンチョル監督に初のホーム勝利という貴重なプレゼントを送った。
仁川は24日午後2時、仁川サッカー専用競技場で行われたKリーグ1・2019ファイナルB37ラウンドでムン・チャンジン、ケヒンデの連続ゴールを前面に出して尚州尚武を2-0で下した。
この日の勝利は、膵臓がん4期であることを告白したユ監督のシーズン最後のホーム試合で関心を集めた。
ユ監督は19日、クラブを通じて膵臓がんで闘病中である事実を公開した。
2002韓日ワールドカップ4強神話の主役で、ポーランドとのGL初戦で2点目の楔のゴールを炸裂させ、韓国のワールドカップ史上初勝利を導いたスタープレーヤーだ。
ユ監督の闘病のニュースが伝えられ、サッカー界は皆心配し、彼の快癒を祈った。
今年5月から仁川の指揮棒を手にしたユ監督は、この日の前までホームで勝利したことがなく、1部リーグ残留の有無と噛み合わさって尚州戦への関心が熱かった。
"仁川ホーム初勝利"ユ・サンチョル監督、「ファンの応援、鼻先がジーンとした」
マイデイリー
※一部要約
ユ・サンチョル監督就任後、今シーズンのホームで初めて勝利を手にした仁川は勝ち点33を記録して10位を維持した。
同時刻に城南遠征を2-1で勝利した慶南(勝ち点32)とは勝ち点1差である。
これで仁川の残留は、30日の慶南と仁川のリーグ最終戦で決まることになった。
もし済州が水原に勝てなければ、仁川は慶南と引き分けるだけで10位が確定し、来シーズンの1部リーグ残留が確定する。
試合後にユ・サンチョル監督は「前半は苦しくて後半に変化を与えたが、それが良い結果に繋がったようだ」と語った。
冬雨が降る中で、ユ・サンチョル監督はベンチではなくタッチラインまで出てきて、雨に降られながら選手を指示した。
彼は「座ったまま指示するスタイルではない。台風でもないしこの程度の雨は大丈夫」と笑った。
膵臓がんで闘病中のユ・サンチョル監督は、ホームのファンの応援が大きな力となっていると語った。
彼は「記事を通じて皆さんの応援を見るたびに、鼻先がジーンとして胸がジーンとする。絶対に諦めてはならないという思いが強くなった。私が報いられるのは、早く元気に戻ってくること」と語った。
仁川は最終戦で慶南遠征に行く。
残留をかけた最後の勝負である。
ユ・サンチョル監督は「1試合ですべてのことが決まる。遠征なので冷静でなければならない。引き分けでも大丈夫だが、安心せず勝利のためにプレーする」と強調した。
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