西野タイ監督、「時間稼ぎをした」とベトナムのプレーを卑下
スポータルコリア

※一部要約
西野朗タイサッカー代表監督が、ベトナムの遅延プレーに苛立つ反応を見せた。
"フォックススポーツアジア"は20日、「西野タイ監督がベトナムとのワールドカップ予選で出た時間稼ぎのプレーについて、紳士らしくないと非難した」と報じた。
タイとベトナムは2022カタールワールドカップアジア地区2次予選G組にともに属している。
両チームとも2勝1分けを記録中である。
タイとベトナムの対決の1次戦は9月5日にタイで行われ、結果は0-0だった。
"フォックススポーツアジア"は「ベトナムDFとタイのソングラシンが試合終盤にぶつかり、ベトナムの選手が倒れて起き上がらず、西野監督が日本語でベトナムの選手を罵って起きろと言った」として、「西野監督は試合後のインタビューでも"ああやってプロらしくない試合をすればベトナムサッカーは発展しない"と毒を吐いた」と伝えた。
ベトナムとタイは11月19日、ベトナムでワールドカップ予選2回目の対決を行う予定だ。
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西野の熱い公約、「パク・ハンソ、私が必ず捕まえる」
ベストイレブン

※一部要約
ベトナムメディア<ザ・タオ24>は22日、西野監督が直接明かした興味深い公約について紹介した。
西野監督はタイサッカーメディアの関係者が集まった席で、最初から公開的にパク・ハンソ監督とベトナムを相手に必ず勝つと語った。
関心が向くしかない発言である。
G組で絶対に生き残って最終予選進出を導くと言えば容易に理解できるが、あえてパク・ハンソ監督とベトナムを取り上げて話した理由が気になるからだ。
西野監督は「タイリーグの26ラウンドが終わって、すぐベトナム戦にすべての焦点を合わせるだろう。ベトナム戦の40日前からリストを発表し、20日前から招集を進める。パク・ハンソ監督とベトナムを必ず倒すので信じてほしい」と語った。
挑発と言えるほど熱い発言である。
西野監督がこのようにパク・ハンソ監督をかなり気にする理由は、二種類の推測ができる。
一つはタイの最終予選進出の最大のライバルがベトナムだからだ。
ベトナムとの対決に勝利すれば、G組のレースで有利な立場を獲得できる。
G組の数多くの試合の中でも、特にベトナム戦にあらゆるものを賭けようと思う理由である。

もう一つは西野監督の位置づけだ。
西野監督はタイをG組首位に導いている。
それでもタイ内の世論や立場はそれほど良くない。
同じ2勝1分けをおさめているパク・ハンソ監督がベトナムで連日賛辞を受けているのとは対照的である。
特に一部メディアでは、西野監督のスタイルが最終予選を望んでいるタイの目標と合わないと指摘したりもした。
一方、両監督は9月5日にすでに一度対決したことがある。
当時、西野監督はホームで行ったが、パク・ハンソ監督の組織的守備を突破できずに0-0で引き分けた。
試合中にはパク・ハンソ監督と西野監督が少なくない神経戦を繰り広げたりもしたし、西野監督が韓国人のチェ・ジュヨンチームドクターを押し退けるなど、鋭敏な状況が演出されたりもした。
西野監督が公開的にパク・ハンソ監督を捕まえると宣言したなか、果たして2人の韓日指導者の対決であるベトナムとタイの試合がどのような流れになるのか、関心が集まっている。

ベトナムメディア、西野の立場を評価「タイの信頼を得られてない」
ベストイレブン

※一部要約
ベトナムメディア<ダンヴィエト>は、西野監督のこうした強い声でベトナム打倒に言及した背景を、彼の"不安な状況"のためだと分析した。
<ダンヴィエト>は「西野監督はベトナム戦への期待感が大きく、この試合の勝利のためにどんなことでもするようだ」として、「パク・ハンソ監督がベトナムで英雄として崇められている反面、西野監督はタイで信頼を得られなかった状況である。なので西野監督はベトナムを下してタイ内での名声を得ようとしている」と記した。
実際、西野監督は去年のワールドカップで日本代表に単なるボール保持で時間を過ごすプレーを注文し、全世界の酷評を受けたことがある。
当時、高い値段を払って購入したワールドカップチケットがあまりにもったいないという話が広まっていた。
そんな問題を起こした西野監督が、1年余りでベトナムの試合遅延行為をプロフェッショナルではないと批判したのだ。
考えれば考えるほどおかしい状況である。
ともかく西野監督はタイで成功するため、すべてを賭けてベトナム戦を準備するようだ。
一戦が行われるハノイのミーディン国立競技場では、"東南アジアの王"の席を守ろうとするパク・ハンソ号と、その場を狙う西野監督の選手が、かつてないほど激しい90分を演出しそうな見通しである。
稀に見る挑発も敢行して背水の陣を敷いただけに、西野監督はこの試合で負ければ非常に多くのものを失うとみられる。
モーリー・ロバートソン 集英社 2017年10月26日