サッカー協会、チェ・インチョル女子監督"暴行疑惑"事実の有無を確認
NEWSIS
※一部要約
大韓サッカー協会がチェ・インチョル(47)新任女子代表監督の選手暴行説に関して、事実の有無を確認して今後措置をとる方針を決めた。
サッカー協会の関係者は5日、「チェ・インチョル監督への疑惑が膨らんだ。事実の有無を調べる」と語った。
先月29日に女子代表の新任監督として指揮棒を取ったチェ監督は最近、メディアの報道を通じて過去に選手を暴行したという疑惑を受けている。
チェ監督に対する疑惑が事実なら、サッカー協会の人事検証システムは正常に稼働していない。
チェ監督は2012年に現代製鉄の監督に就任し、去年までにWKリーグ6回連続優勝を導いた。
その前には2008年からU-20女子代表を率いて2010FIFA U-20女子ワールドカップ3位の成績を出し、2010年に成人代表を指揮して、その年の広州アジア大会で銅メダルを手にした。
キム・パンゴン協会代表戦力強化委員長はチェ監督を選任して「女子小中高チームをはじめとして、成人代表まですべての年代を指導した経験があり、20年近く女子サッカーの指導者として女子サッカー発展への情熱と意志が格別だった」と明かしていた。
[取材ファイル] KFA、チェ・インチョル監督暴行疑惑の調査"一部事実を確認"
スポTVニュース
※一部要約
サッカー界の事情に詳しい関係者によると、大韓サッカー協会がチェ監督を新たな代表の指令塔に選任した直後、一部の女子代表選手が否定的な反応を見せた。
彼女らはチェ監督が指揮した仁川現代製鉄でプレーした選手である。
WKリーグ6連続優勝を達成した仁川現代製鉄の選手は、多くが代表として活動している。
関係者によると、一部の選手はチェ監督専任の消息を聞き、恐ろしいという反応を見せた。
チェ監督のチーム運営方法は高圧的で、練習も厳格な雰囲気で行われ、何より選手への暴言と暴行が日常的だというもの。
4日にあるメディアは、代表を率いていた時期と仁川現代製鉄を指揮していた時期にチェ監督は、選手を常習的に殴打して暴言を吐いたりセクハラ発言も憚らなかったと報じた。
協会は元・現職代表選手や仁川現代製鉄の選手、関係者を対象に事実確認を行っている。
このメディアが提起した疑惑のうち、一部が事実だと明らかになった。
セクハラ関連の問題は確認されなかった。
協会は女子サッカー代表の新監督を選任するにあたり、外国人指導者に重きを置いていた。
世界の女子サッカー界をリードする日本やアメリカなどの指導者が嘱望されていたが、日本の指導者は最近の政治的状況で選任が難しく、アメリカの指導者も検証の過程で問題点があらわれた。
国内指導者の選任に戦かしいた協会が選べれる候補群は限定的だった。
チェ監督は女子サッカー界で着実に実績を出していた指導者だった。
他の候補者も検証の過程で問題があらわれたことがわかった。
協会は提起された疑惑について、多角的に調査中である。
まだすべての調査が終わっておらず、キム(※・パンゴン協会代表戦力強化)委員長も(※男子代表がいるトルコから)入国していない。
チェ監督の去就はすべての状況が整理されてから決定される予定だ。
今度はチェ・インチョル監督の選手暴行疑惑…サッカー協会は連日"雑音"
スポータルコリア
※一部要約
サッカー協会としては立て続けに出てくる雑音に対して、責任の追求を避けられなくなった。
男子オリンピック代表は6日と9日の2回、済州でシリアと評価試合をすることにしていたが、シリア代表の一部の選手がパスポートを更新しなくて韓国に来られないという、呆れた理由で評価試合が突如失敗に終わった。
サッカー協会はよりによって内戦で状況が混乱しているシリアをスパーリングパートナーに選択し、そのようなチームについて入国時まで徹底してチェックできなかったこともまた、行政力の未熟ではないのかという批判が出ている。
高校サッカー連盟会長を引き受けていたチョン・ジョンソン前会長は現在、横領などの疑惑で検察の調査を受けている。
大韓サッカー協会は先月、チョン前会長に除名の措置を下したが、チョン前会長はそれに対して"サッカー協会の政治的陰謀"と反発している。
そして今度はチェ・インチョル新任女子代表監督の暴行疑惑まで明るみに出た。
サッカー協会は来年2月に行われる2020東京オリンピック女子サッカーアジア地区最終予選を、済州で行うことで開催権を手にした。
女子サッカーではワールドカップ本戦進出以上に難しいのがオリンピック本戦進出である。
サッカー協会は韓国女子サッカーに力を与えるとして、野心的に大会まで誘致したが、そのスタートラインといえる監督選任から躓いている。
女子サッカーの競技力発展を目標に、徹底した検証を経て新任監督を選任したという言葉が恥ずかしくなる事件だ。
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