中メディアの恩着せがましさ…「キム・シヌク、上海に感謝しなければ」
ベストイレブン
※一部要約
中国の有力メディアが最近韓国代表に抜擢されたキム・シヌクに関して、キム・シヌクは上海申花とチェ・ガンヒ監督に感謝しなければならないと言及した。
中国<新浪スポーツ>は29日、「キム・シヌクは上海のクラブ首脳部やチェ・ガンヒ監督ら、決定権を持つ人たちに感謝しなければならない。もし1人でも(獲得を)迷っていれば、キム・シヌクは別のヨーロッパ選手や南米選手と代替されていたかもしれない」と報じた。
キム・シヌクは夏の移籍市場で上海に移籍して、最高のシーズンを過ごしている。
移籍してすぐ中国スーパーリーグでデビューゴールを放ち、連日怪物のような攻撃ポイント生産能力を発揮し、大陸を平定した。
そのような活躍に力づけられ、パウロ・ベント監督体制で初めて代表に抜擢された。
このメディアは「チェ監督が就任する前からクラブは新たな外国人選手を代替資源として探していたし、獲得リストにキム・シヌクの名前はなかった。アジアFWは(外国人クォーターで)アン・ジョンファンが唯一で、10年以上経っていた。スーパーリーグの外国人FWクォーターの席はほぼすべてヨーロッパか南米の選手を獲得していた」とキム・シヌクを獲得するまでの背景を説明した。
だがチェ監督が上海の指揮棒を取った後、キム・シヌクが上海の戦術に合うFWだという確信に重きが置かれ、実際の獲得に繋がったとこのメディアは伝えた。
チェ監督と上海の選択は正確だった。
キム・シヌクは移籍して約2ヶ月でリーグ最強のFWとして位置づけられた。
このメディアは「実際、キム・シヌクの活躍はそれほど不慣れではない。すでにAFCチャンピオンズリーグで"スーパーキラー"としてよく知られていた選手だっただろう。印象的なゴールも多く決めた」と付け加えた。
中の分析…「基本テクのない私たちの選手はベニテスの代わりにチェ・ガンヒ」
OSEN
※一部要約
中国"ソホ"は30日、「上海申花の反転にはチェ・ガンヒ監督がいた。彼は世界的名将のレベルではないが、中国選手の慢性病である"基本テクの不在"を最も上手く解決できる」と報じた。
チェ・ガンヒ監督は7月に大連一方と契約を解除し、上海に去就を移したことがある。
大連は不安な成績を記録しているが、上海はキム・シヌクとともに好成績を残している。
上海はリーグで無敗行進を走って成績を上げただけでなく、FAカップ4強で大連を下して決勝にまで進出した状態だ。
ソホは「上海はチェ・ガンヒ監督になってから本来の軌道を見出している。彼は中国選手に些細な事項まですべて説明し、コーチしている。それによって中国選手の最大の短所である基本テクの問題を補完している」と伝えた。
続けて「代表の試合を見ても中国選手の基本テクは不足している。アジアカップ以降、マルチェロ・リッピ監督もやはり中国選手の基本テクについて憂慮をあらわした」と付け加えた。
実際、数々のヨーロッパの名将が中国リーグで困難を経験した。
ソホは「ヨーロッパの名将はヨーロッパ選手の目の高さに合わせて練習を進めるので、適応に困難を経験する」と分析した。
ソホは「ヨーロッパ監督とは違い、チェ・ガンヒ監督は中国選手に基本テクから教えようとする。韓国の外国人であるキム・シヌクとキム・ミンジェが、チーム練習後も個人練習に邁進するのを見ても知ることができる」と強調した。
チェ・ガンヒ監督の目の高さに合った教育について、ソホは「基本テクの不在は中国サッカーの最大の問題だ。ユースシステムもめちゃくちゃで怠惰な選手が多い。そのような状況では基礎から教えようとする監督のほうが適している」と讃えた。
チェ・ガンヒの決心批判…「中選手ら、外国人との差別待遇で伸びない」
OSEN
※一部要約
中国"新浪スポーツ"は1日、「直接的な性格のチェ・ガンヒ監督が、中国スーパーリーグ(CSL)の外国人と国内選手の差別について批判した。彼はそのような待遇のせいで中国選手が育たないと惜しさをあらわした」と報じた。
チェ・ガンヒ監督は大連一方で外国人選手との不和で話題になった。
彼の外国人と中国選手を同等に待遇するという方針が反発を買った。
結局、成績不振に外国人選手の反発が重なり、大連を去らなければならなかった。
外国人選手の反発とは異なり、大連からチェ・ガンヒ監督が去るとき、中国選手は直接チェ・ガンヒ監督を訪れ、涙を流して心から従う姿を見せたのには理由があったのだ。
CSLでは稀な方針を示したチェ・ガンヒ監督は「中国人選手がミスしたら外国人選手は批判する。一方、逆の場合に中国選手が指摘しないのは話にならない」と指摘した。
新浪スポーツは「チェ・ガンヒ監督が指摘した問題はずっとCSLチームの悩み事だった。当面の競技力のために大物外国人を連れてくると、自国選手との差別待遇が起きるしかなかった」と説明した。
続けて「一部の外国人選手の傲慢な行動は、チームの雰囲気を破綻させたりした。中国選手は外国人選手との格差に自信を失うため、一つのチームになれなかった」と付け加えた。
実際、一部のCSLチームは外国人の傍若無人な行動によって、大きな被害を受けた事例がある。
カルロス・テベスは上海時代、負傷を言い訳に試合に参加しなかったり、ホームシックで契約を解除して多くの批判を買った。
新浪スポーツは「チェ・ガンヒ監督の言葉通り、中国人選手と外国人が互いにミスを指摘することがチームの発展に役立つ。だがすべてのCSL監督がチェ・ガンヒなのではない。監督の考えが重要」と強調した。
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