[インタビュー] "ベント号GK"ク・ソンユン「フンミン兄さんがミスキックしたから私が止めたみたいだった」
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※一部要約

3月のAマッチ、6月のAマッチ、そして9月のAマッチまで代表抜擢。
ク・ソンユンにはもう"A代表GK"のイメージができた。
2回のA代表招集を経験してク・ソンユンはより高い目標ができ、新たなことを学び、さらに努力すると言った。

パウロ・ベントサッカー代表監督は26日、サッカー会館でカタールワールドカップアジア地区2次予選に出るリストを公開した。
ワールドカップ10回連続出場を狙う韓国は、2次予選でレバノン、北韓、トルクメニスタン、スリランカとH組に割り当てられ、翌月5日にトルコ・イスタンブールでジョージアと評価試合を行い、10日のトルクメニスタン遠征でアジア2次予選の初戦を行う。

2015年の東アジアカップ、2017年11月のAマッチのときも代表に選ばれたク・ソンユンは、自分でも"なぜ選ばれたのだろう"と疑問を感じるほどだった。
確信が足りなかった。
だが2019年3月の代表抜擢のときは「自信がある」と語っていた彼である。
立て続けに6月、9月までA代表に選ばれた。
代表GKとしての地位を固めている。

だがク・ソンユンは「それでもまだ私はJリーグ、Kリーグで良い活躍をしているGKが多いと思う。(キム・)スンギュ、(チョ・)ヒョヌ兄さんはワールドカップを経験した兄である。Aマッチ経験も多い。私はまだAマッチ経験がない。ベント監督になって連続で選ばれているだけで、まだスンギュ、ヒョヌ兄さんのように当然選ばれる選手のイメージではない。いつ変わるかわからない。常に練習のたびに熱心にして、毎日毎日長所を少しでも多く見せてアピールしようと準備している。善意の競争も必要だが、まだ"当然選ばれないと"という考えはない」として、さらに努力すると語った。


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ク・ソンユンは197.4センチの長身だ。
身長が圧倒的である。
好セーブ能力だけでなく、足元の優れたJリーグ最上級GKと評価されている。
2018シーズンに浦和レッズからコンサドーレ札幌に赴任したミハイロ・ペトロビッチ(愛称ミシャ)監督が、チームをパス中心のサッカーを駆使するチームに変貌させた。
ク・ソンユンはミシャ監督就任の恩恵を最も受けた選手の1人である。

2019シーズンにコンサドーレで2年目を迎え、ミシャ監督のサッカーは熟した。
ク・ソンユンは「昨シーズンはミシャ監督のサッカーが1年目だったので、適応する段階だった。今年は多くの選手がビルドアップサッカーを理解している。相手がいても恐れずに出しどころにパスするサッカーをしている。私だけでなくチームのみんなが上手く適応している」と自身の近況を伝えた。
ク・ソンユンは2018シーズンに34試合の全試合をプレーし、2019シーズンの24ラウンドまでも全試合を先発フルタイムでプレーしている。
ビルドアップGKへとさらに成長した。

「確かに日本の記者の方々がインタビューをするとき、"ソンユン選手は去年に比べてパス回数も多くなり、試合中に走ってハーフラインまで出て行き、高いフォーメーションで守備のカバー範囲が広がった"と言う。昨シーズンの試合や練習のときを考えると、まだ自信を持ってパスすることができなかったし、今年は相手の守備がいてもやり取りしている。一皮一皮剥がして相手陣営まで行くプレーが多くなった。自信がかなりついた」

3月、6月に招集はされたが、まだA代表デビューはできなかった。
ク・ソンユンは「ひとまず3番手GKに選ばれただけでもありがたく思う。もちろん満足してはいない。自分のためにもそうだし、チームのためにも競争しなければならない。今はA代表の3番手が目標ではなく、高い目標がある。より高いリーグ、レベルの高い大会などの夢があり、ここで満足したくない。代表でも所属チームでも"明日はさらに良い選手になりたい"という考えでいつもやって、準備している。スンギュ兄さん、ヒョヌ兄さんはAマッチ経験も多くてワールドカップにも行った。スンギュ兄さんはクロスを上手く対処するようだ。活動範囲が広かった。ヒョヌ兄さんはスーパーセーブが多いようだ」とA代表GKで感じた点を語った。





2回の招集の間にク・ソンユンが感じたことは多い。
ベント監督のスタイル、頻繁に対話をするヴィクトル・シルベストレGKコーチ、側で見守った"才能"イ・ガンイン、シュートすれば突き刺さるソン・フンミンまで。

ク・ソンユンはベント監督とシルベストレGKコーチについての印象を「これまで見てきたベント監督は、カリスマ溢れる監督のようだ。競技場に入る前、選手のテンションを上手く導くタイプである。サッカーの時間以外は自由に選手が休めるように雰囲気を作ってくれる。集中してするときは、またできる雰囲気を作り出してくれる。シルベストレコーチは、3月に初めて選ばれたとき"私たちはこういうサッカーをしている"というミーティングをした。詳細に教えてくれた。GKはこういう状況でどういうポジションを取り、コーチングをしなければならないか、詳細に指導してくれた。"代表はやはり違うね"と感じた」と説明した。

"ベント監督は選手を選んでもチャンスを与えない"とい考えについては、虚心坦懐に語った。
「GKは特殊なポジションなので、途中で入ることはほとんどない。むしろ監督とコーチングスタッフが見守ってくれて、代表の雰囲気に適応する時間を与えていると思っている。選ばれたが出られないというのは、結局は監督が望むことを満たしていないという理由があるので出られないのだと思う。ベント監督が初めて就任して、"所属チームでプレーできなくても戦術に合えば選ぶ"と言ったのを思い出す。なので選ばれても試合でプレーできないのには、理由があるのだと思う。もちろん試合には出たいが、黙々とやっていればいつかチャンスを与えられると思う。チャンスを掴むのは選手本人の役目だ」

GKとして練習し、代表選手のシュートをたくさん止めてみたク・ソンユンは「シュートはひとまず(ソン・)フンミン兄さんと(ファン・)ウィジョ兄さんが良いようだ。ウィジョ兄さんのシュートをJリーグで、そして代表で経験して感じた点は、"簡単ではないフォームからあんなシュートを蹴るのか?バランスが崩れているのに最後までボールを見て蹴るのはすごい"と思った。フンミン兄さんはリオオリンピックのときから"違うな"と思った。シュートをすべて角に突き刺した。私は首だけが動いた(笑)。"フンミン兄さんがミスキックをしないと自分は止めないんだな"と思ったことがある。"やはりプレミアリーガーは違う"」と笑った。


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