シャビ「偶然ではない予想、韓国の戦力を知ってカタールの書類を選んだ」
MKスポーツ
※一部要約
2019AFCアジアカップで最高の話題はシャビ・エルナンデスのカタール優勝の予言だった。
だがシャビは自分の予想が決して偶然ではないと強調した。
シャビは大会前、"アル・カススポーツチャンネル"に出演してカタールの優勝を予想した。
8強のうち7チーム、4強のうち3チームを当て、彼の予想通りカタールと日本が決勝で優勝を争った。
これに対してシャビは"毛抜き道士"と呼ばれた。
彼は大会直後、"アル・カススポーツチャンネル"と再びインタビューを行った。
AFCがこのインタビューを紹介し、彼は自分のカタール優勝の予想は決して偶然ではないと語った。
シャビは8強の韓国戦に関する話も取り上げた。
韓国は8強でアブドゥルアジズ・ハテムのミドルシュートによって0-1で敗れた。
シャビは「8強でカタールの勝利を予想したのは、彼ら(韓国)の戦力をよく知っているのでカタールを選んだのだ」として、正確な分析であり単なるリップサービスではなかったと語った。
個人技のない韓国サッカー、希望もない [キム・セフンのスポーツin]
スポーツ京郷
※一部要約
「私は韓国を相手にカタールが勝つと予想したとき、私は韓国が技術面で(in terms of skills)どういうものを持っているのかもちろん知っていた。それで私はカタールを選んだ」
シャビ・エルナンデスがアジアカップの韓国-カタール戦で、カタールの勝利を予想した言葉です。
シャビは"韓国が持っている技術"ということについて、それ以上の言及はしませんでした。
サッカーで技術といえば、個人技術とチーム戦術があります。
シャビが韓国-カタール戦だけでなく他の試合の勝敗も多く的中させたのは、その両方を分析した結果でしょう。
サッカーを上手くやるには、個人技術とチーム戦術がどちらも優れていなければなりません。
世界的なサッカー強国、サッカーの強豪チームは2つをどちらも備えています。
2つのうち1つだけでは頂点に上がれません。
個人技術は幼い頃に学ばなければなりません。
一般的に、サッカーでは17歳を越えると個人技を学ぶのが難しいと言います。
ドリブルも、シュートも、パスも、タックルもすべて、体が柔軟なときにより良く学ぶことができます。
体が固まれば技術を学ぶのが難しいのを、私たちは知っています。
なのでサッカー先進国、サッカーの名門クラブはすべて、幼少年の学生に個人技を集中的に指導します。
一方、我が国はそうじゃありません。
学校のサッカー部、クラブのサッカー部はどちらも勝利することが至上の目標です。
全国大会で好成績をおさめてこそ、上級の学校へ進むときに良い学校へ進学できるためです。
いわゆるサッカーの名門大学が新入生を選ぶとき、最も重要視しているのも大会成績です。
成績を出すためのサッカー、負けないサッカー。
それをしてこそ、学生選手は良い大学に入ることができます。
また、それをしてこそ、指導者も延命できます。
なので我が国の若い選手は3ラインを守ること、ボールを自分たち同士で回すこと、バックパスと横パスを主にすること、手を利用して反則をすることなどを学びます。
サッカー強国、サッカーの名門チームの有望株が個人技を学んでいるとき、私たちの選手は組織力とチーム戦術を学んでいます。
韓国が青少年時代に国際大会へ出て一通り名刺を差し出せるのは、組織力が整っていない個人技中心の海外の幼少年チームに、成人レベルの組織力で対抗した結果です。
ところが問題はその後にあります。
年齢を重ねても私たちの幼少年の技術は大幅に良くはなりません。
一方のサッカー強国、サッカーの名門クラブの幼少年の実力はスクスクと育ちます。
理由はこうです。
個人技を学ばなければならない年齢で学べなかった韓国の幼少年は、成人になって組織力をどれだけ固めても、個人技が足りない組織力では限界があるためです。
一方、硬い個人技をすでに備えているサッカー強国、サッカーの名門クラブの幼少年は組織力まで本格的に実らせ、個人技と組織力が調和したプレーをすることになります。
個人技の足りないまま組織力だけを固めてきた韓国サッカーが、個人技と組織力を兼ね備えたサッカー強国、サッカーの名門クラブにますます押されるのは当然の結果です。
相手選手1人すらまともに抜くことができない韓国代表選手の不足した個人技は結局、入試中心・成果中心になっている国内の幼少年育成システムが失敗したという意味です。
個人技の優れた有望株を育てることができないなら結局、韓国サッカーの未来はありません。
私たちは韓国代表が国際大会で振るわないとき、毎回人のせいにします。
もちろん監督の能力が足りないこともあります。
選手がダメなこともあります。
コンディション調整ができないスタッフの責任もあり得ます。
ところが世の中のすべてのことは、"人"と"システム"が調和したときに良い結果を出すことができます。
サッカーもチーム戦術と個人戦術が上手く調和したとき、良い指導者と良い選手がともにしたとき、良い人材と良いシステムが共生したときに良い結果を出すことができます。
韓国サッカーが国際大会で振るわない理由、韓国サッカーが相手により凸凹した技量を見せる理由、韓国サッカーがしばしば弱体にやられる理由。
それは究極的に一つの理由です。
個人技の不足です。
良い選手があまりいないので、組織力でいくら努力しても不正確なクロス、空を切るばかりのシュート、相手に読まれるパスが出るしかありません。
答えは幼少年システムの改革です。
幼い頃に個人技、成人になって組織力を加えるのが答えです。
Aマッチは11人対11人戦いではありません。
Aマッチはその国の育成システム対育成システムの対決です。
私たちがスペイン、ドイツ、ブラジルに押されるのは、私たちの育成システムがそれらの国の育成システムより良くないからです。
韓国がアジアカップで優勝するには、ワールドカップで16強以上の成績を狙うには、良い監督を招聘するよりも良い育成システムを作ることが優先されるべきです。
それでこそ監督が迷惑をかけようが、相手が誰であろうが、韓国は個人技と組織力が上手く調和した、着実で起伏のない戦力を見せることができます。
韓国サッカーが振るわないたびに、あまりに監督・選手・スタッフばかりのせいにせず、システムの点検をしなければならない理由です。
【関連記事】
・韓国ネチズン反応:バルサレジェンドのシャビが2019アジアカップを予想…韓国は8強脱落、決勝はカタールvs日本
・【アジア杯】韓国メディア:「韓国を低評価したシャビの予測は信頼性がない」「シャビがいるためチョン・ウヨンはFKを蹴らない」
・【アジア杯】韓国ネチズン反応:シャビの16強進出チーム予想は何と81%的中、韓国は8強で脱落?