[ルポ] ファン・ウィジョがガンバ大阪の"キング"になった現場を行く
日刊スポーツ




※一部要約

24日午後2時、日本プロサッカー・ガンバ大阪のシーズン最後のホーム試合が行われた日本大阪の吹田スタジアム。
場内アナウンスが"背番号11"を紹介し、観客席が揺れ始めた。
続けて選手の名前が呼ばれると、試合開始1時間前から競技場をいっぱいに埋めた3万5000あまりのホームファンが一斉に叫んだ。
"ファン・ウィジョ!"

ファン・ウィジョはファンの期待に応えた。
2018Jリーグ・33ラウンドのVファーレン長崎戦に先発出場した彼は、前半10分に鋭いパスで小野瀬康介の先制ゴールをアシストした。
7試合連続攻撃ポイント(6ゴール1アシスト)。
チームは2-1で勝利した。
彼はこの日、チームの2018シーズン最優秀選手(MVP)に選ばれる喜びまで享受した。





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看板ストライカーであるファン・ウィジョがボールを持てば、ファンはさらに熱い反応を見せた。
ファン・ウィジョにゴールチャンスができれば、得点に繋がる可能性が高いという信頼のためだった。
決定的なゴールシーンが失敗に終わると、すぐに頭を抱える一部の熱狂的ファンもいた。
そんな中でほとんどは"イケ、イケ(日本語で前進しろという意味)"と拍手や叫び声を送った。
ファン・ウィジョは得点まで狙ったが、惜しくもゴールを味わえなかった。
前半15分と前半39分に続けて鋭いシュートを試みたが阻まれた。

昨シーズン途中に実家チームの城南FCからガンバ大阪のユニフォームに着替えたファン・ウィジョは、2シーズンでJリーグトップクラスのストライカーに浮上した。
彼はリーグだけで16ゴールを炸裂させ、得点3位を記録中である。
ジャカルタ・パレンバンアジア大会サッカー代表に、ワイルドカードとして8月の一ヶ月間を所属チームの試合に出られなかった点を考慮すれば、圧倒的なゴール決定力だ。
シーズン中盤まで降格圏を彷徨っていたガンバ大阪は、ファン・ウィジョの活躍によってリーグ9連勝を走っている。





チーム内の地位は昨シーズンとは比較できないほど変わった。
ゴールゲッターのファン・ウィジョはチーム内最高の人気スターの隊列に上がった。
吹田スタジアムのガンバ大阪公式ファンストアのブルスパジオ(Blu Spazio)には、ファンの関連グッズが品切れの状態だった。
ファン・ウィジョのユニフォームとマフラーが陳列されていたところは空になっていた。
シーズン終盤まで完売していない何人かの同僚選手のユニフォームはそのままかかっていた。
何人かのスタッフと関係者が怪しい発音で"ファン・ウィジョ"と発音して、"誰なのか"と反問した昨シーズンの風景を思い出すことはなかった。

今は競技場内で誰に聞いても"ファン・ウィジョ"を発音し、称賛を受ける存在となった。
競技場内のあちこちでファン・ウィジョのユニフォームを着た大人と子供のファンが目についた。
ファンストアの関係者は「ファン・ウィジョ関連の吹くやグッズはアジア大会直後の9月から飛ぶように売れ始め、早くに完売した」として、「老若男女から大きな愛を受けていて、チーム内で3本の指に入る人気スター」と語った。





今シーズンのすべてのホーム試合を観戦したというハヤト・コシチ(23)は、ファン・ウィジョの魅力は"ゴール"と説明した。
ファン・ウィジョの名前が刻まれたホームユニフォームを着て競技場を訪れたコシチは「Kリーグでプレーしていたとき、私たちのチームに来るよう望んでいた選手だった」として、「実際に私たちのチームに来て、ゴールまでどんどん決めるので、ファン・ウィジョを好きになるしかない」と語った。
続けて「現在はレジェンドの遠藤保仁を除けばファン・ウィジョが最も人気の高い選手」として、「ヨーロッパのクラブが欲しがるほど十分な実力を備えているが、ファンの気持ちは長く長く私たちのチームでプレーしてほしいと思う」として笑った。

試合後、ファン-クラブのイベントに参加したファン・ウィジョは、「昨シーズンと比べたらとても満たされたシーズンの仕上げ」として、「ファンの応援があるので、疲れずに多くのゴールを決めることができた」と語った。
彼は「今シーズンをしっかり終えて、来年のアジアカップまで出場して上手くやり遂げたい」として、「今シーズンに学んで経験したことを基に、来年はもっと多くのゴールを決めるゴールゲッターになる」と誓った。


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