同伴成長する韓日サッカー、興味深くなってきた2019年のアジアカップ
スポーツ朝鮮
※一部要約
韓国と日本のサッカーの勢いが尋常じゃない。
2018年のロシアワールドカップ以降、両チームには変化が起きた。
シン・テヨン監督体制で16強進出に失敗した韓国は、長考の末にポルトガル出身のパウロ・ベント監督を迎えた。
最終選択は外国人監督だった。
日本はワールドカップを控えた4月にハリルホジッチ監督を更迭し、日本サッカー協会が西野朗技術委員長を新監督に選任した。
重要な大会の前に雑音が多かった。
だが日本は悪材料を乗り越えて16強進出に成功した。
16強でベルギーと接戦の末に敗れたが、期待以上の結果だった。
それでも日本は当初の計画通り、ワールドカップ直後に森保一監督を選任した。
21歳以下代表を一緒に任せる日本の長期プランだった。
それぞれ異なる路線の中で、両チームの色がますますあらわれている。
色は違うが同伴成長の軌跡ははっきりしている。
韓国はベント監督就任後、2勝2分けで無敗行進を走っている。
ビルドアップと早い攻撃転換、そして支配するサッカーを指向している。
発展した競技力に比例し、韓国サッカーの人気も生き返っている。
選手は急上昇した人気に、責任感を持ってプレーしている。
日本も同じチームを相手にした。
森保体制で3連勝を走った。
世代交代の中でも好成績をおさめている。
若い選手がメインだったパナマ戦と、精鋭メンバーが出たウルグアイ戦でどちらも勝利を手にした。
タバレスウルグアイ監督は「日本はスピードがあった」と評価した。
Jリーグで活躍中のイニエスタもやはり「日本はよく走り、俊敏な選手で成り立っている。成長している」と讃えた。
互いに違った韓国・日本サッカーの選択、結果も交錯した
スポーツ韓国
※一部要約
韓国(FIFAランキング55位)と日本(54位)の10月のAマッチの歩みは、自然と比較対象になるしかなかった。
ウルグアイ(5位)とパナマ(70位)を招待して交互に評価試合を行うだけに、同じチームを相手にどういう結果を互いに出すのかで、間接的な比較が避けられなかったからだ。
相手の戦力を考慮すれば、韓国の出だしがはるかに良かった。
日本が完勝したパナマに比べ、韓国が下したウルグアイはFIFAランキング5位の強豪チームだったからだ。
自然と視線は互いに相手を等価交換することになる、16日の2試合目に向けられた。
一部からは、韓国に史上初めて跪いたウルグアイが、日本を相手に"八つ当たり"するのではないかという予想も出た。
ウルグアイを下したベント号の勢いなら、日本に0-3で完敗したパナマ相手にも楽勝をおさめるという希望混じりの期待がさらに増した。
だが16日、韓国と日本の悲喜は互いに交錯した。
韓国に続いて日本もウルグアイを4-3で下して勝利の報せを出した一方、韓国はパナマと2-2で引き分けたのだ。
結果的に同じ2チームを相手に韓国は1勝1分け、日本は2勝の成果をそれぞれおさめたわけである。
問題は単なる結果だけでなく、その過程で両チームの選択もやはりそれぞれ違っていたという点だ。
韓国が2試合とも全力を尽くした結果だとすれば、日本は事実上実験に重きを置いた中で、実質的に2チームに分けてもそれぞれ結実を得たからである。
実際、韓国は今回の2連戦でロシアワールドカップメンバーを17人維持した。
また、ウルグアイ戦とパナマ戦のどちらもソン・フンミンやキ・ソンヨン、ファン・ヒチャンらの核心選手を大挙活用した。
ファン・インボムやパク・チュホ、ソク・ヒョンジュンがパナマ戦で試験台に上がったりはしたが、全体的には実験よりも安定に重きを置いたラインナップだった。
一方、森保一日本監督の選択はベント監督と違った。
まずロシアワールドカップ16強メンバーのうち、9人しか代表に呼ばなかった。
先月の4人よりは少し増えたが、それでも実験にフォーカスが合わせられていた。
代わりにJリーガーや代表キャリアの少ない選手が、先月に続いて大挙試験台に上がった。
そしてその中でもまた実験が行われた。
パナマ戦とウルグアイ戦の先発メンバーは、何と9人も変化があった。
例えばパナマ戦ではヨーロッパ派が大挙先発から外された。
代わりにJリーガーや代表キャリアの多くない選手がメインとなった。
結果的に日本は3ゴール差の完勝をおさめた。
実験と結果のどちらも成功だった。
続くウルグアイ戦ではヨーロッパ派が大挙出て、先発ラインナップに変化した。
体力的な負担なしにウルグアイと向き合った日本は、乱打戦の中でも簡単には崩れなかった。
結果的に4-3の勝利をおさめ、22年ぶりにウルグアイを下す実を結んだ。
結局、日本は実験に重きを置いてもウルグアイを下し、パナマにも完勝して上り調子を続けることになった。
一方、ワールドカップメンバーを中心に出した韓国は、ウルグアイを下す貴重な結実の裏で、パナマを下すことができなくてそれなりの課題を抱えることになった。
10月のAマッチ2連戦で、韓国と日本の歩みははっきり交錯したわけである。
一方、韓国は来月オーストラリア遠征に発ってオーストラリア、ウズベキスタンと評価試合を行う。
日本はホームでベネズエラ、キルギスタンと激突する。
11月のAマッチは来年1月のアジアカップを前に行う最後の模擬試験だ。
ベント号、"4G無敗"より日本のウルグアイ戦勝利がさらに厳重な理由
OSEN
※一部要約
主砲であるルイス・スアレスが抜け、時差の適応が完璧でないウルグアイだったが、韓国が勝利をおさめたという事実には満たされた。
ウルグアイが時差のない日本ではもう少し強い姿を見せると信じていた。
逆に韓国は内心、日本に0-3で敗れたパナマを軽く退けることができると見ていた。
4回の評価試合の中で最も低い70位であり、最近6連敗中のパナマだった。
そこにウルグアイに勝った私たちなので、勝つだろうという傲慢さもあった。
結果は予想通りにはならなかった。
私たちはパナマと2-2で引き分けた。
それなのに日本もウルグアイを4-3で退けた。
試合内容を見てもシュート数は17-10、枠内シュート数も9-5、支配率も51-49で日本がウルグアイを圧倒した。
日本はUAEアジアカップで対決しなければならない相手だ。
優勝を目指している韓国なので、必ず越えなければならない。
そういう点で、日本のウルグアイ戦の結果は緊張感を緩めることができないようにさせた。
4回の評価試合の結果は、ベント号に多くのものを与えた。
選手には自信を、ファンにはサッカーの面白さを、サッカー界には再び吹いた人気の薫風を感じさせた。
だがもう少し冷徹な目で韓国サッカーを眺めることも重要なようである。
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