[SPOイシュー] ファン・インボムのドイツ行き?「公式な交渉はない。無資格の代理人が乱立」
スポTVニュース
※一部要約
「ファン・インボム選手のエージェントは一体何人なんですか?」
代表MFファン・インボム(22、大田シチズン)のドイツ進出説が提起されている。
ファン・インボムは入隊前から見込みがあり、ヨーロッパクラブの注目を浴びていた。
だが肝心なファン・インボムの移籍交渉の権利を持つ当事者は、事実無根という立場である。
2015年に大田シチズンで、誕生日基準で満18歳の年齢でデビューし、クラブ最年少デビューゴールの記録を打ち立てて頭角を現したファン・インボムが、Kリーグに4年残っている理由は兵役だった。
ファン・インボムは2017年に義務警察として牙山ムグンファに入団した。
2018年のジャカルタ-パレンバンアジア大会の金メダルでヨーロッパ行きの障害物がなくなり、ヨーロッパ進出への期待感が高まっている。
最近、大田シチズンとイ・ヨンジュン代表は、ドイツの数クラブからファン・インボムの移籍金について問い合わせを受けたと語った。
様々なエージェントがクラブを訪れ、ファン・インボムの獲得はどうかというオファーをしたということだ。
ファン・インボムのエージェントは一体何人なのかという言葉まで聞いた。
ファン・インボムの移籍が実現するには、まず大田シチズンに公式オファーをしなければならない。
その過程で、ファン・インボムの個人交渉権はイヴァンスポーツにある。
去年1月、ポルトガルのベンフィカと具体的な移籍交渉を進めたこともあるファン・インボムは、すでにヨーロッパサッカー界の主なクラブが継続的に視察してきた選手である。
彼らはファン・インボムと接触する公式チャンネルがどこなのかをすでに知っていて、持続的に連絡してきた。
ファン・インボムはまだ大田シチズンと2年契約が残っている。
ファン・インボムの公式代理人は、韓国サッカー界のエージェント1世代で有名なイ・ヨンジュンイヴァンスポーツ代表だ。
イ代表もやはり、ファン・インボムが格別な潜在力と将来性を持つ選手だとして、細心の注意を払っている。
ドイツサッカーのクラブ関係者の溢れる問い合わせに、ファン・インボムの所属クラブ大田シチズンと公式代理人のイヴァンスポーツは、当惑しているという立場である。
直接ドイツに飛んで行った韓国人エージェント、別の韓国のエージェントと連絡したというヨーロッパのエージェントが、ファン・インボムの代理人としてドイツの数クラブを訪れてオファーをしているという裏話だ。
大田は大乗的次元で、ファン・インボムのヨーロッパ進出を容認する意志がなくはない。
2018シーズン終盤で、昇格プレーオフ進出のために全神経を集中している状況である。
まだシーズンが終わることも、移籍市場の扉が開いていることもない。
正規リーグ終了まで4試合残っている。
それから準プレーオフ、プレーオフ、昇降プレーオフなど重要な試合が控えている。
すぐ試合に集中しなければならない時期に移籍の噂が飛び交い、大田側は不快だという立場だ。
ヨーロッパ進出を目標にしているファン・インボムが、所属チームに集中しにくい状況になることを憂慮している。
イ代表は「ドイツのかなりのチームはすべてファン・インボムを知っている。イ・ジェソンも最近ドイツに進出して優れた活躍を繰り広げ、ファン・インボムへの関心がさらに高まっているのは事実」としつつも、最近のファン・インボムのヨーロッパ進出については、具体的な動きは公式の接触はないと語った。
現時点で無理に移籍推進することは、大田との関係はもちろん、サッカー界の常道に合わないと語った。
数多くの韓国選手の海外進出を成功させたことのあるイ代表は「ヨーロッパ進出は様々な面から、慎重に進めなければならない。選手が着実に機会を手にして成長できるチーム、本人に合ったチームをしっかり選ばなければならない。むやみやたらに進出させることはできない。いつ、どのように、どういう条件で行くのかが重要だ。クラブと選手の両方にとって良い状況にならなければならない」として、ヨーロッパチームへの逆オファーはむしろ、ファン・インボムの価値を落としかねないと強調した。
互いにファン・インボムの移籍権限を持っていると言って乱立したエージェントのせいで、実際にはドイツやヨーロッパのクラブは混乱しているという立場である。
ファン・インボムは10代の頃から格別なボールコントロール能力やボール配給力、創造性を備えていた。
世界的に注目されるほどの才能を備えた選手だ。
最近、パウロ・ベント監督が指揮する代表のAマッチ4試合にすべて投入され、可能性を現実化している。
アジア大会の金メダルに続いて、代表に定着して株価がさらに高まっている。
ファン・インボムにとって重要な時期である。
ファン・インボムのヨーロッパ進出は時間の問題とみられる。
重要なのはどのチームで、どうやって行くかだ。
韓国で優れた技量を認められた選手が、ヨーロッパに行って試合以外の問題で危機を体験し、スランプに陥った前例は少なくない。
イ代表は「韓国サッカーが今後しっかり育てなければならない選手なので、詳細な部分まで気を使っている」として、ヨーロッパ進出を推進するなら、これまで以上に慎重を期するつもりだと語った。
大田シチズンは、コ・ジョンスのヨーロッパ進出が失敗に終わったのを惜しんでいるキム・ホ元代表監督が代表理事として働いている。
(現・大田の)コ・ジョンス監督も、ファン・インボムの事情に共感できるスター選手出身だ。
ファン・インボムが最善の選択をできるように支援できる人々が周囲にいる。
焦る必要はなく、段階を踏むことが重要である。
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