「キム・ミヌファイティン」日本ファンがKリーグを見に来る
蹴球ジャーナル

※一部要約
日本サッカーファンがKリーグを見に韓国を訪れる。
Jリーグ出身のキム・ミヌを応援するためである。
日本佐賀県のメディア"佐賀新聞"は、Jリーグ1部リーグのサガン鳥栖で長く活躍したキム・ミヌの現所属チーム尚州とFCソウルの9月30日の試合を見て、ソウルの名所も訪れる旅行商品を最近広告で出した。
キム・ミヌは2010年から7年間サガン鳥栖でプレーし、去年に水原三星に移籍して今シーズンから軍チームの尚州でプレーしている。
キム・ミヌは"鳥栖の英雄"だった。
彼は2009年にU-20ワールドカップで3ゴールを放って8強を導き、彗星のように浮上した。
翌年に当時日本2部の鳥栖でプロデビューした。
その後クラブの史上初の1部昇格を導き、2016年には外国人選手として鳥栖で初めて主将を引き受けた。
Jリーグ通算212試合でプレーした。
鳥栖はキム・ミヌが軍服務後にチームへ戻ることを願い、背番号10を2019年まで他の選手に与えないことにした。
去年2月の鳥栖と水原三星の親善試合実現の背景にもキム・ミヌがいた。
これまで個人的に韓国を訪れていたキム・ミヌの日本ファンが、今回は団体で訪韓する。
30日に入国し、ソウルワールドカップ競技場で行われるソウル-尚州戦を見る。
席は尚州ベンチの後方で、試合後にキム・ミヌと記念写真も撮る。
試合前後に南大門などソウルの名所を観光し、翌日に帰国する一泊二日の日程である。
関係者によると、現在までに約20人のファンが"キム・ミヌツアー"を申し込んでいる。
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Kリーグを訪れた鳥栖ファン「トーレスよりキム・ミヌ」
蹴球ジャーナル

※一部要約
「私たちのチームで最も大切な選手だった」
Kリーグ1・31ラウンドのFCソウル-尚州尚武戦が行われた30日のソウルワールドカップ競技場。
尚州の応援席にJリーグ・サガン鳥栖のファン15人が席を占めた。
2010年から7シーズン鳥栖で活躍した尚州のキム・ミヌを応援するため、団体で訪韓した。
鳥栖ファン7年目というヨシムラは「ただキム・ミヌのために韓国を訪れた」と語った。
キム・ミヌは兵役義務のため去年Kリーグに帰った。
水原三星で1年間優れた活躍を見せたし、今シーズンに軍チームの尚州尚武の選手になった。
夏に韓国代表としてロシアワールドカップでもプレーした。
9月からは尚州の主将を引き受けている。
キム・テワン尚州監督は「グラウンド内外で模範となる選手」と讃えた。

鳥栖を去って1年半以上過ぎたが、ファンはキム・ミヌを忘れてなかった。
この日、キム・ミヌの垂れ幕を持ち、名前が刻まれた鳥栖時代のユニフォームを掲げた。
尚州のユニフォームとマフラーを購入したファンも目についた。
試合前、体を解すためにグラウンドに出てきたキム・ミヌは、実家チームのファンに向けて手を振って挨拶した。
今シーズンの鳥栖は世界的プレーヤーのフェルナンド・トーレスを獲得した。
12試合1ゴールでやや振るわないが、ホームはもちろん遠征試合でも雲のファンがついている。
28日のコンサドーレ札幌との遠征試合でもフルタイムを消化した。
この日、ソウルワールドカップ競技場を訪れた鳥栖ファンは、韓国行きのために札幌遠征を諦めた。
ヨシムラは「札幌に行けばトーレスを見ることができた。だが鳥栖ではキム・ミヌのほうが大切な存在」と語った。
鳥栖はキム・ミヌが軍除隊後に再び戻ることを願い、背番号10を誰にも与えていない。
トーレスの背番号は9である。
この日、尚州はソウルと2-2で引き分けた。
尚州は敵地で貴重な勝ち点1を得た。
ソウルは8試合連続無勝(3分け5敗)の不振が続いた。
この日、左SBでフルタイムを消化したキム・ミヌは、鋭いシュートでゴールポストを叩いて強い印象を残した。
セットピースでも左足のクロスでチャンスを作った。
鳥栖ファンは試合後に挨拶をしに来たキム・ミヌに、惜しみない拍手を送った。
ヨシムラは「短髪のキム・ミヌはグラウンドでさらに凛々しくなったようだ」と笑った。
ショーン・キャロル カンゼン 2018-09-19