[現地インタビュー] ファン・ソッコ、黙々とゴールを守る清水最後の砦
スポータルコリア

※一部要約
「最近は私が誰なのかもわからないでしょう(笑)」
3位FC東京と10位清水エスパルスの対決。
東京の優位が予想されたが、東京のFWは常に清水の守備に阻まれた。
結果は清水の2-0の勝利。
そしてファン・ソッコは清水勝利の後方に立っていた。
29日、清水の2018日本J1リーグ28ラウンドの東京遠征試合には懐かしい顔がいた。
ファン・ソッコだった。
2012ロンドンオリンピック銅メダルの主役だったファン・ソッコは、今シーズンに清水の主戦DFとして大活躍しているところだ。
ファン・ソッコは最近数年間、メディアの露出がほとんどなかった。
代表戦は2014ブラジルワールドカップのロシア戦が最後だった。
Aマッチは4試合出場で止まっている。
常に所属チームでは良い試合をしていたが、代表のチャンスは来なかった。
彼は「鹿島アントラーズでプレーしていたときは優勝もかなりしたが、露出は上手くできなかった。当時は競技力も良くて代表に選ばれることができた」として、「露出しないと私が誰なのかもわからないだろう。日本でプレーしている選手とは便りをやり取りしているが、それ以外はわからない」として物足りない本音を伝えた。
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ファン・ソッコは去年末、天津泰達を去って清水に移籍した。
天津でプレーする前にサンフレッチェ広島、鹿島でプレーしていたので日本は馴染みの舞台だった。
彼は「中国スーパーリーグのアジアクォーターがなくなってから難しくなった。シーズンの半分くらいの17試合ほどプレーした。1人で中国で生活して大変だった。韓国と日本のどちらかで悩み、馴染みの日本を選んだ」と説明し、「家族も日本生活に満足した。選手とのコミュニケーションも上手くいっている」と清水の生活に満足をあらわした。
ファン・ソッコは今シーズンの清水のJ1リーグ最多試合出場をするほど、守備の責任を担っている。
この日も同僚選手を導き、高い支配率の中で清水のゴールを狙う東京の攻撃を遮断した。
守備が安定するとすぐに清水の攻撃は生き返り、後半だけで2ゴールを固め打ちして勝利した。
27ラウンドのガンバ大阪戦で敗れていた清水としては、気持ちの良い勝利になるしかなかった。
彼は「前に2回試合を外れて、また先発でプレーした。先発でプレーした試合で、3位の東京を相手に無失点で勝って嬉しい」と伝えた。
彼は「準備をかなりした。私たちが良くない試合をするときは、相手の後を追う試合をたくさんしていた。今日は前進守備をしながらカウンターをしたし、ゴールまで決めた」として、不十分な点を補完した効果があらわれたと付け加えた。
清水は残留争いをしている。
この日の東京戦の勝利で9位に上がった。
勝ち点37で降格圏の16位サガン鳥栖(勝ち点30)との勝ち点差を7に広げた。
有利な高地を占めた勝利でもあった。
ファン・ソッコは「残り試合も今日のようにすれば残留は十分である」と自信を見せた。
清水はチョン・テセが攻撃を担っている。
だがチョン・テセは5月に負傷してから戦力外の状態である。
ファン・ソッコは「テセ兄さんはハムストリングを負傷していが、最近また怪我した。テセ兄さんとプレーしていたときは良かった」として、早い回復を望んだ。
フットボール批評編集部 カンゼン 2018-10-15