[創刊単独インタビュー] ファン・ウィジョ「金で満たした自信、A代表で確認してください」
日刊スポーツ




※一部要約

"奇跡のゴールゲッター"ファン・ウィジョは"アジア大会のエネルギー"でグラウンドを駆ける。
彼は2日に終わったジャカルタ-パレンバンアジア大会が生んだ最高のスターだ。
ワイルドカードで試合に参加し、9ゴールで得点王を取って韓国の優勝を導いた。
サッカーファンは"キングウィジョ"、"ガッ(※God)ウィジョ"と絶賛する。
もう"ファン・ウィジョク(※義足)"と呼ぶ人は誰もいない。
ファン・ウィジョは大会前まで、アジア大会に選ばれたのはキム・ハクボム監督と城南FC時代に師弟関係で過ごした"人脈"のおかげという批判を受けていた。

ファン・ウィジョのつま先は約1ヶ月ぶりに戻ってきた所属チームでも淀みない。
復帰戦だった15日のJリーグ26ラウンド・ヴィッセル神戸戦で決勝ゴールを炸裂させてチームに1-0の勝利をもたらし、21日の28ラウンド・清水エスパルス戦でも勝利を決めるシーズン11号ゴールを決めて、チームが2-1で勝利する決定的役割を果たした。
そのおかげでガンバ大阪は14位に上がって降格圏を脱した。
ファン・ウィジョは最近、日刊スポーツと単独インタビューを行い「今年に漠然と立てた目標はロシアワールドカップとアジア大会の出場だった。アジア大会金メダルで目標の一つが実現して不思議な気持ち」として、「ガンバ大阪の同僚も"おめでとう"と歓迎した。長く離れていたので所属チームの助けになる番」と語った。


─所属チーム復帰してすぐ連続ゴールを記録中だ。

「良いコンディションを維持している。チームが降格圏で争っている厳しい状況で、続けてゴールを決めて気分が良い。もっと多くの勝利に貢献したい。


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─韓日戦が行われたアジア大会決勝を見た同僚は何と言っていたか。

「心から祝福した。一ヶ月ぶりに会ったからか、すごく喜んでいた。"ウィジョを応援した"という同僚が多かった。韓日戦なので関心を持っている選手が多かった」


─決勝で日本チームの一員としてプレーしたガンバ大阪の同僚・初瀬亮の反応はどうだったのか。

「試合後にしばらく言葉を交わしたが、難しい試合だったと言っていた。韓国選手は目つきから違っていたと言っていた。私も大阪では見られない"怖い顔"をしていたと言っていた(笑)」


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─神戸戦で世界的スターのアンドレス・イニエスタを相手にした所感は。

「警戒対象らしく、確かに違うプレーをしていた。ボールを奪われないし余裕を持って試合をしていた。訳もなく世界的な選手なのではないという気がした。優れたプレーを見てたくさん学んだ」


─試合をしてより大きな舞台に出て行きたいという考えになっただろう。

「神戸のイニエスタやルーカス・ポドルスキのような選手が多いヨーロッパに進出したい気持ちは常にある。アジア大会が終わって、漠然とした"夢"が"希望"に変わった。チャンスがあれば挑戦したい。だが今は降格の争いをしている所属チームで最善を尽くすことが優先だ」


─プレーしてみたいリーグがあるなら。

「サッカー選手を夢見た幼い頃に好んで見ていたイングランド・プレミアリーグだ。焦りはない。所属チームで良い姿を見せることが最も重要だ。その日が来るように一段一段地道に踏んでいく」


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─アジア大会はサッカー人生で数少ないチャンスでもあったわけか。

「アジア大会でヨーロッパを眺められるようになったのはもちろん、再び良いチャンスを得た気分にまでなった。金メダルで目標を達成したのではない。優れた同僚と呼吸して成長した感じだ」


─アジア大会で金メダルを取るまでの最大の峠は。

「どうしても(ハットトリックを記録した)8強のウズベキスタン戦が最も大変だった。2-0でリードして2-3の逆転を許したが、再び同点にして再逆転した。記憶にすごく残るしかない」


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─"人脈論難"も鎮めた。

「できるだけ気を使わないように努めた。私のせいでチームの雰囲気が壊れないように望んでいた。ひたすらコンディションの管理に集中していた」


─あまり緊張しないほうだと知られている。決勝戦の前もそうだったのか。

「緊張するほうではないが、決勝前夜はあまり眠れなかった。普段とは違って神経が鋭敏だった。重要な大会の最も重要な試合だったのでそうなったようだ」


─昨シーズンはKリーグとJリーグで振るわなかった。短期間のうちにゴール決定力が良くなった秘訣は。

「一度も話したことはないのだが、個人的に練習をすごくたくさんした。再び立ち上がりたかった。試合に多く出たい欲も大きかった。チーム練習が終わったらウェイトトレーニング場へ直行した。1人で残ってシュート練習も追加で欠かさずにやった。いつもの練習量に練習を追加したら、いつか効果があらわれると信じていた」


─今シーズン序盤のポジション移動も、ゴール決定力を育てるのに役立ったか。

「私を長い間見守っていた長谷川健太監督が、今シーズンの前にFC東京へ席を移した。新たに就任したブラジル出身のレヴィー・クルピ監督は最前方でプレーしていた私をサイドアタッカーとして投じた。新監督が来たのでまた生存競争をするのが大変だったし、新たなポジションに適応するのでさらに大変だった。着実に試合に出るためには、得点する以外に方法がなかった。サイドからでも中央に侵入しようと努めた。最前方でプレーするときよりゴールチャンスが減っただけに、最善を尽くしてシュートをした。追加練習と噛み合わさって得点力が生き返った。得点力を見た監督も、しばらくして私を再び最前方FWに復帰させた」


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─所属チームの韓国人の同僚オ・ジェソクは日本生活の恩人だという。

「ジェソク兄さんがいなければこれだけ多くのゴールを決められなかっただろう。2013年から日本生活をしているジェソク兄さんが"日本ではお前も傭兵なので、実力で語らなければならない"という現実的なアドバイスもした。指令塔が変わったときも"できるだけ早く新監督が好むサッカーをしなければならない"と言ってくれた。おかげでさらに歯を食いしばった」


─ロールモデルのファン・ソンホン元FCソウル監督のアドバイスもあったというが。

「去年、日本に移籍する前にお会いした。先輩が現役時代にどういうプレーをして、どれだけ切実にプレーしたのかを教えてくれた。先輩は4年生だった2002年に初めてサッカーを始めたとき、最高のストライカーだった方である。あまりにも優れたストライカーであり、実際に体験した日本経験だったので、大いに役立った。まだ先輩のような選手になるには程遠い。だがもっと努力して、いつかは必ず飛び越えたい(笑)」


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─ベント号に合流してコスタリカ戦・チリ戦の2試合でプレーしたが、ゴールを炸裂させられなかった。

「ゴールを決められなくてすごく残念だった。特に先発で出たチリ戦はそうだった。アジア大会で呼吸を合わせた同僚と代表に招集されて自信はあったが、相手があまりにも良かった」


─翌月1日に10月のAマッチ連戦の招集メンバーが発表される。

「またチャンスが与えられたら必ずゴールを味わいたい」


─10月の評価試合の相手であるウルグアイには、世界的なゴールゲッターのルイス・スアレスとエディソン・カバーニがプレーする。

「いつもウルグアイのストライカーの映像を探している。特にカバーニの動きをかなり参考にしている。そういう選手とプレーすれば、自信を上げることに大いに役立つだろう」


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─アジア大会と所属チームで実力を証明した。もうA代表だけが残っている。

「代表でもスッキリと良いプレーを繰り広げたい。常に目標を高くしていたい。代表というところは技術の優れた選手が集まるところだ。アジア大会でそうしたように、代表でも多くのゴールを決める。ワールドカップはまだ4年という時間がある。来年のアジアカップに出ることが目標だ。着実に良い姿を見せるので、サッカーファンのたくさんの応援と激励をお願いする」




[現地単独インタビュー] 輝くファン・ウィジョ、ソン・フンミンとのコンビプレーを約束する
スポータルコリア




※一部要約

─決勝戦のとき、ガンバの同僚である初瀬亮と会った。どういう話をしたのか?

「同じホテルだったので、準決勝の前に必ず勝って決勝で会おうと言った。私たちと日本はどちらも、金メダルという目標が同じだった。決勝で会えば、より多くの準備をしなければならないと思った。競技場で会った感じは目新しかった。所属チームの同僚と代表戦で出会うのは、容易なことではないのではないか?試合後にお疲れと話しかけた。ガンバに戻ったら祝福すると言った。


ガンバでファン・ウィジョと呼吸を合わせているオ・ジェソクは「日本人が韓国を応援するのを初めて見た。ここ大阪辺りではアジア大会のときファン・ウィジョを応援していた」と伝えた。





─ガンバでの活躍も重要だ。現在J1リーグ11ゴールだ。最近2試合連続ゴールで非常に良いペースである。

「チームの成績は良くなかったが、アジア大会に送ってくれた。なのでさらに責任感がある。宮本恒靖監督もたくさん配慮してくれる。感謝して、準備している」


─J1リーグでたくさんゴールが炸裂している秘訣は?

「冬季練習だろう。冬季練習を一緒にやり、昨夏に来て半年間選手と過ごしたことも貴重だった。互いにスタイルを知ることになったし、冬季練習をして良くなった。ガンバが降格圏を脱するには守備が重要だ。だが私はFWなのでゴールを着実に決めなければならない」





─ガンバに来てからオ・ジェソクの助けをかなり受けたと聞いたが?

「当然である。ガンバに来て1年を少し過ぎた。昨シーズンの途中に来たが、日本語もわからず、どこがどこなのかもまったくわからなかった。不慣れな環境で、挑戦する立場だったので心配だった。同じチームに韓国選手がいるということだけでも安心した。ジェソク兄さんの助けを受けて早く適応した。日本選手ともよく交わるようになったし、今の良い成果につながっている」


─アジア大会の金メダルでサッカー人生が変わったようだ。何をしたいか?ヨーロッパ進出は?

「夢を持っている。チャンスがあれば挑戦したい。だが今はガンバの残留が優先だ。今シーズンの仕上げを上手くすることが一番重要である」



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