KリーグMVPがドイツ2部リーグに移籍?イ・ジェソンが"恥じる"理由はない、"別の道を提示すれば良い"
スポーツ朝鮮




※一部要約

ヨーロッパの移籍専門サイト"トランスファーマルクト"によると、KリーグMVP出身イ・ジェソンが新たに巣を作ったドイツ・ブンデスリーガ2部のホルシュタイン・キールの市場価値は1197万ユーロ(約155億ウォン)に過ぎない。
2001年に4部リーグから3部リーグを経て、2部リーグまで上がってきたのだが、昨シーズンは2部リーグ3位となってプレーオフまで行う奇跡も演出した。

当然代表に抜擢された選手は皆無で、競技場の収容人数も1万200席しかない。
昨シーズンにドイツ・ブンデスリーガ(1部リーグ)昇格の夢を叶えていたとしても、15000人の最小収容人数を定めているクラブライセンスの基準のため、昇格が拒否されることもあり得た。
それだけホルシュタイン・キールはスモールクラブなのだ。

そのようなチームがイ・ジェソンを獲得するのに、何と150万ユーロ(約19億6000万ウォン)の金を一気に注いだ。
昨シーズンまでは自由契約、またはレンタルによって移籍金なしで選手を需給しなければならないほど財政が脆弱だったホルシュタイン・キールが、2018~2019シーズンを前に小遣いを叩いてオールインした。
クラブ史上初の移籍金を発生させた選手は、2部リーグのインゴルシュタットのDFハウケ・ヴァールだった。
18万ユーロ(約2億3000万ウォン)。
そして2番目に移籍金を発生させた張本人がずばりイ・ジェソンである。
ホルシュタイン・キールは3年に渡ってイ・ジェソンの移籍金を全北に分割支払するとみられる。
また、イ・ジェソン移籍時に全北に移籍金を分けるオプションを許容した。

期待を一身に受けるイ・ジェソンは、26日にドイツに発って28日に入団式をした。
そしてすぐプレシーズンマッチに出た。
イ・ジェソンは29日、スペインのエイバルとの親善試合に後半33分から交代投入されてグラウンドを踏んだ。

何か見せるには時間がかなり足りなかった。
だがイ・ジェソンはその短い時間でも強烈なインパクトを残した。
ホルシュタイン・キールはイ・ジェソンについて"韓国から来たイ・ジェソンは最初に素晴らしい技術を発揮した"と評価した。


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サッカーファンはKリーグMVPのドイツ・ブンデスリーガ2部移籍について、諸説乱舞をしている。
一部のファンは"海外進出に対する欲のため、Kリーグ選手の価値を落とした"と非難している。
それとともにドイツ・ブンデスリーガからラブコールを受けている日本選手と比較している。

だが現実的な面から見れば、俗に言う"恥ずかしい"移籍ではない。
日本は協会とリーグの政策的にヨーロッパ派を多く量産するため、クラブが同意した状況で移籍金なしに選手をヨーロッパへ送っている。
その結実を結んだのが2018ロシアワールドカップだ。
「ヨーロッパ1~2部リーグを含めて最低30人くらいがヨーロッパでプレーすることになれば、日本もワールドカップ8強が可能だろう」と語ったフィリップ・トルシエ元日本代表監督の言葉が現実になった。

Kリーグクラブでは理解し難い概念である。
"必ず選手の価値をちゃんと認められてから移籍させる"という考えを持っているからだ。
移籍金が見合ってなければ移籍させないという意が明確である。

なのでKリーグ選手のヨーロッパ移籍は相対的に少なくなるしかない。
アジア選手を獲得するのに大金を使いたくないドイツ2部リーグ、フランス、オランダなどの中小欧州リーグのチームが、韓国より日本選手を好むしかないためだ。

イ・ジェソンは歴代Kリーガー、あるいはヨーロッパ派が歩まなかった新たな道を選んだ。
年俸、チームのネームバリューよりもチームの潜在力、出場時間、求愛の程度などを問うた。
非難するファンの心を変える方法はやはり、ホルシュタイン・キールを足場にしてヨーロッパのビッグクラブに移籍することである。
微弱な開始を壮大な最後に変えるにあたり、障害物はない。

"マイ・ウェイ"を叫んで新たな挑戦に出たイ・ジェソン。
短期間のうちにKリーグを平定して波乱の主人公にそびえ立った彼が、別の第3の道を切り拓いている。


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