[ユン・ジョンファンのJサッカー] "西野体制2ヶ月"の日本がコロンビアを倒した原動力は
スポーツソウル




※一部要約

皆が知っている通り、日本サッカー代表はワールドカップの2ヶ月前にハリルホジッチ監督の更迭という強行カードを取り出した。
ハリルホジッチ監督は私が監督であるセレッソ大阪の一部の選手を代表で重用し、しばしば連絡をやり取りしていたことがある。
ヨーロッパや南米出身の指導者の多くが、自分のサッカー哲学を選手に強く注入しようとする傾向がある。
ハリルホジッチ前監督はあまりに多血質な性格で、日本に来る前もクラブ・各国サッカー協会・選手団と葛藤を起こしたことがあると聞いた。

日本特有の情緒的に、選手は彼の指導方法を受け入れ難かったようだ。
特にチームの主軸だった本田圭佑や香川真司ら、個性の強いヨーロッパ派の選手がハリルホジッチ監督と合わず、代表から姿を消すこともあった。
結局、状況を注視していた日本サッカー協会が、ワールドカップ目前に日本のスタイルを最大限に活かすことにした。
それで選択したカードが、技術委員長を引き受けていた西野朗だった。

西野監督は2015年末に名古屋グランパスの指揮棒を置いた後、長らく現場の指導者生活をしてなかった。
一部からは、ワールドカップまで残りわずかの時点で3年という空白を埋められるのかについて、甲論乙駁があった。
だが日本は19日に行われたロシアワールドカップH組1次戦のコロンビアとの試合に2-1で辛勝し、西野のカードが通用したことを証明した。
前日に我が国が惜しくもスウェーデンに敗れる試合を見ていたので、腹が痛みながらも日本がなぜ成功したのかを考えないわけにはいかなかった。


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韓国はワールドカップへ向かう途中で様々な論難に巻き込まれたが、日本も同じだった。
ハリルホジッチを更迭したのは最善の選択だったかという話がずっと出回っていた。
西野(※体制)発足後の初戦だった先月30日のガーナとの出征式で日本は0-2で完敗し、問題視された。
そこにロシア入り前のスイス戦の0-2負けなど、本戦の見通しはますます暗くなっていた。
だが最終評価試合として行ったパラグアイ戦に4-2で勝ち、雰囲気の反転で踏み石を置いた。
コロンビア戦で選手が集中力を失わないことに、ある程度の影響を及ぼした。
もちろんコロンビアのカルロス・サンチェスがキックオフの2分56秒後に退場し、日本に幸運がもたらされたのは否めない。
だが過程そのものは日本の実力で作ったもので、数的優位を90分以内に活かしたのは称賛を受けるに値する。

日本が韓国と違ったのは、試合に集中して献身する気持ちは同じだが、自信と積極性の差だった。
韓国はスウェーデン戦の序盤10分を攻撃的に出たが、日本は試合の間ずっと続けた。
特有のボールキープが安定的だったし、攻守の切り替えスピードが速かった。
それが選手一人ひとりに自信があったことを証明している。
試合後の選手インタビューを見ると、勝利の原動力に"疎通"を挙げた。
西野監督体制で主力のヨーロッパ派が代表に多く復帰した。
コロンビア戦の11人中10人が海外リーグで活躍している、経験豊富な選手だった。
彼らは西野監督の信頼の下、代表で最後のチャンスという気持ちでプレーしただろう。
西野監督がヨーロッパ派を早くチームに溶け込ませることができたのは、技術委員長をしているときも選手の把握を着実にしてきたからだ。

彼は日本代表のAマッチが終わったとき、ヨーロッパを回って選手を直接点検したという。
そういうことが監督職をすぐ遂行するのにプラスとなり、選手の信頼を引き出したのだろう。
コロンビア戦で注目すべきことは、本田圭佑を先発陣から外したことだ。
本田はハリルホジッチ前監督時代、自分を重用しないことに不満をあらわすなど葛藤があった。
西野監督は前もって本田と深い対話をして、コロンビア戦の役割を議論したという。
香川が先発でプレーしてコロンビアの守備を疲れさせた後、後半にジョーカーとして本田を起用することにしたのだ。
絶妙にマッチした。
本田は後半25分に香川に代わってジョーカーとして投入され、3分後に大迫勇也のヘディング決勝ゴールをアシストした。
選手の気持ちを動かして信頼を得て、闘争心まで備えさせた西野の力が、残りのグループリーグでどのように具現されるのか大いに気になる。

セレッソ大阪監督


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