MLSに押されるメキシコ-同じ格好の韓国サッカー…自国リーグの競争力が必要だ
OSEN




※一部要約

資金力を前面に出す北米プロサッカー・メジャーリーグサッカー(MLS)の進撃にメキシコサッカーチームが恐怖に震えている。
中国サッカーの資金力に圧倒されている韓国サッカーの姿を思い出させる。

メキシコのスターが、メキシコ行きの代わりにアメリカ行きを選んだ。
カルロス・ベラが2018年1月の冬の移籍市場でMLSのロサンゼルス・フットボールクラブに向かう。
ベラは2列目のサイドアタッカーと最前方FWの役割ができる選手である。
彼はアーセナルでヨーロッパ舞台にデビューしてから、ソシエダで本来の技量を繰り広げた。
ベラは昨シーズンもリーグ35試合に出場して9ゴールを決める優れた活躍を見せた。

興味深い点は、ベラがソシエダを去って向かうLA FCが、MLSに新たに加入した新生チームという点である。
NBAのレジェンドであるマジック・ジョンソン、MLBのレジェンドであるノマー・ガルシアパーラ、アメリカ女子サッカーの伝説ミア・ハム、ユーチューブ創業者のチャド・ハーリー、LAドジャースのオーナーであるピーター・グーバーら、LA地域の名士がクラブ運営と経営に参加する予定だ。

LA FCは2018シーズンからMLSに参加する予定である。
相変わらずヨーロッパの舞台で競争力を持っているスターが、MLSの新生チームに参加するという点は、多くの話題を呼んだ。
さらに驚くべき点は、ベラが母国リーグの名門クラブであるデポルティーボ・グアダラハラ(以下チーバス)を断ってLA行きを選んだという点だ。


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"ESPN"は25日、チーバスのイゲラCEOとのインタビューで当時の状況を説明した。
イゲラCEOは「私たちはベラ獲得に"かなり迫った"。チーバスはベラと契約成立直前まで行ったが、MLSが関心を持つと終わった」と惜しさをあらわした。
続けて「メキシコリーグのチームとMLSのチームは比較できない。私たちにはMLSが持っている経済力(Economic Power)がない」と付け加えた。

メキシコリーグもACミランから本田圭佑を獲得するほど、かなりの資金力を備えているリーグだ。
しかし世界最高の経済大国を基盤としているMLSの資金力の前では、無気力な姿を見せている。
イゲラCEOは「MLSは欧州リーグとチャンピオンシップを持つほど大きくなった。彼らにはそれができる力と金がある。そして選手は金のために踊る(players dance for money)」と惜しさをあらわした。

メキシコサッカーを代表するドス・サントス兄弟もやはり、メキシコの舞台の代わりにMLSのLAギャラクシーの舞台でプレーしている。
MLSクラブは自国内のヒスパニックファンを取り込むため、高年俸で選手を誘っている。
メキシコクラブが莫大な資金力を基にした新生リーグに自国スターを奪われる姿は、一瞬韓国サッカーを思い出させた。

実際、韓国も中国スーパーリーグの莫大な資金力で代表級選手が大挙移っていった。
選手だけでなくホン・ミョンボ、チェ・ヨンスら数多くの監督も中国リーグ行きを選んだ。
韓国選手だけでなく、中国は莫大な資金力を基にブラックホールのように全世界の国のスターと監督を吸い込んだ。

最終的に世界レベルの傭兵と監督との競争で、多くの韓国選手や監督は淘汰された状態である。
特に選手の大部分は所属チームの華やかな傭兵に押され、まともに出場できずにいる。
こうして中国へ渡っていった代表選手は、所属チームで試合感覚が不足し困難を経験し、代表を揺るがした"中国化"論難が起きたのである。





結局、危機の韓国サッカーが生き残るためには、他リーグに押されないほどに自国リーグが生き返らなければならない。
自国リーグが競争力を備えてこそ、代表も発展することができる。
最近、未曾有の危機に陥っている韓国サッカーのために、Kリーグから変らなければならない。


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