CSLとアジアクォーター、別れが近づく
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※一部要約

すべてが順調ならチャン・ヒョンスは今夏に中国を去る可能性が高い。
現在予想されている彼の目的地は、Jリーグ時代の古巣であるFC東京だ。
このニュースは日本メディアで公開され、所属クラブである広州富力も否定しなかった。
特別な変数がない限り、遼寧宏運でプレーしていたオーストラリア代表のロビー・クルーズとジェームス・ホランドに続き、チャン・ヒョンスは3番目に中国スーパーリーグ(CSL)を"脱出"するアジア選手になり得る。
CSLが外国人選手を制限する規定を出し、すぐに中国で活躍していたアジアクォーター資格の選手が一人二人脱出している。

チャン・ヒョンスの歩みは予期できなかったことでもない。
今シーズンを前に中国サッカー協会は各クラブに、外国人選手は最大五人まで保有できるが、その中で試合に出場できる選手は三人の制限した。
結局その被害は、長年CSLの各クラブの守備ラインで中軸的な役割を果たしていたアジア選手にそのまま転嫁された。

新たな政策が発表された後、チャン・ヒョンスはクラブの首脳部と会って自分の将来について言葉を交わし、移籍を求めた。
あまりに突然発表された政策だったので、すぐに新チームを探すことも現実的に難しかった。
結局、選手とクラブがどちらも一歩ずつ譲歩し、夏の移籍市場が開かれてから再び去就を決めることで糸口を掴んだ。


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今シーズンの前半期、チャン・ヒョンスは正規リーグとFAカップでそれぞれ1試合ずつの出場に終わった。
ストイコビッチの戦術システムではエラン・ザハヴィ(イスラエル)、 レナチーニョ(ブラジル)、ジュニオール・ウルソ(ブラジル)の占める比重があまりにも大きかったためである。
事実上、チャン・ヒョンスはこの三人のうち一人が怪我してこそ、試合に出場できる地位だった。
彼の同僚であるオーストラリア代表アポストロス・ギアンヌの状況も特に大差ない。
様々な面から見ても、この二人の選手の離脱は時間の問題である。

ではCSLの各クラブは、与えられたわずか三人の外国人選手の出場カードを、どう活用しているのだろうか。
広州恒大監督のフェリペ・スコラーリはメディアとのインタビューで「私はできるだけ3枚の外国人カードを攻撃ラインに投入する」という話をしたことがある。
これはある程度、ほぼすべてのCSLクラブの監督の気持ちを代弁していると言っても過言ではない。
広州恒大で2回もACL優勝トロフィーを持ち上げたキム・ヨングォンも状況は良いとは言えない。
数日前にキム・ヨングォンは、河北とのFAカップ8強トーナメントに出場して完璧な復活を宣言したが、結局はカップ大会を中心に試合を消化する可能性が高いように見える。
広州の外国人選手であるパウリーニョ、グラール、アランは相変わらず優れたコンディションを維持している。
彼らに負傷のような特別な変数が生じない限り、キム・ヨングォンが正規リーグに出場するのは難しい。


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広州をホームにする両クラブの他に、アジア出身の外国人選手を保有している別のチームも、同じように悩んでいる。
それでも上海上港は状況が良い方である。
6月22日にオスカルが8試合の出場停止という重い懲戒を受け、ビラス・ボアス監督はオスカルの代替者として、ウズベキスタン代表のオディル・アフメドフを積極的に起用し始めた。

中国サッカー協会が出した新たな規定は、結果的にアジアクォーターの選手に痛みを与えた。
これまでアジアクォーター制度は、中国サッカーにとって"両刃の剣"のような存在だった。
アジアクォーターの選手はCSL各クラブの競技力の向上に大いに役立ったし、ACLはもちろんクラブワールドカップのような大舞台でも、中国クラブが好成績をおさめる助けとなった。
別の角度から考えると、彼らの存在が中国選手の成長にあまり役に立たなかったという点もまた否めない。
彼らとポジションが重なる中国選手は、出場時間が短くなる他なかった。

外国人選手出場制限の政策が出ると、ACLに出場しないクラブも、アジア出身選手の獲得に対する考えも変化している。
現在、クラブはアジアクォーターを含めて外国人を五人まで登録することができる。
しかし、ほとんど観客席で試合を見守らなければならないアジア選手に、不要な資金を投じる必要はないという考えを持つクラブが増えている。

ただし、今シーズンのACLで好成績をおさめている広州恒大と上海上港、そしてACL進出圏を狙っている河北華夏や山東魯能のようなクラブは、おそらくアジア選手の保有を続ける可能性が高い。
大きな異変がない限り、CSLは今後外国人選手の保有限度を最大四人に制限する可能性が高いように見える。
他のアジアリーグもCSLに続いてアジアクォーターを廃止することもあり得る。
すでにアジアクォーターをなくしたリーグもある。


イェ・フィ(Titan週報)


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