[サッカー] "中国化論難"に対するファン・ソンホン-ホン・ミョンボの異口同音
ニュース1

※一部要約
数ヶ月前から一部のサッカーファンの間で繰り広げられている、いわゆる"中国化論難"は、中国リーグに進出した韓国代表級選手ら、特にDFの技量が以前より落ちたという誰かの個人的見解から始まった。
その後"中国に進出したら技量が退歩する"という声が大きくなり、諸説乱舞が行き交った。
現在のところは韓国よりレベルの落ちる中国代表の競技力と中国リーグのレベルを一括りにして、"中国進出=技量低下"という論理が展開されたのである。
中国リーグは日増しに発展しているというのが全世界のサッカー界の共通した見解だ。
世界的な監督と選手が中国に向かっている。
もちろん天文学的な金額を彼らにもたらして、"金で作られた舞台"という否定的な見解も明らかにある。
だがどんな背景で誕生しようと、高いレベルの指導者と選手が集まり、全体的なシーンの質的・量的膨張が起きているのも事実である。
韓国ファンが非難の弓を引くターゲットは、事実上DFだ。
最近中国リーグでプレーしている何人かのDFが、代表チームでミスを犯して"中国化論難"に燃料を投じて火を付けた。
だがこれもまた同意しにくい側面がある。
韓国サッカー史を合わせて最も偉大なFWとDFだったファン・ソンホンFCソウル監督とホン・ミョンボ杭州緑城監督の共通した声である。
FCソウルを率いて来年ACLの舞台に再挑戦するファン・ソンホン監督は、11月にニュース1のインタビューのとき「今のアジアサッカーのレベルは手強い」と言ってから、「移動距離や不慣れな環境とうい不便さだけなら、中東チームのほうがマシということもある。中国や日本クラブの実力は良い。特に中国の急成長は警戒しなければならない」という見解を明かした。
ホン・ミョンボ監督は23日、ホン・ミョンボ慈善試合のメディアデイに参加して「中国リーグには世界的なFWが多い。ブラジル代表級選手が多い。これは逆に、防ぐDFは競技力が高くなければ持ちこたえるのが難しいという意味」と強調した。
特級ストライカーだったファン・ソンホン監督も、最高のDFだったホン・ミョンボ監督も"中国化論難"については否定的な見解を明かしたというわけである。
真剣な考察なしに"中国化"云々とするのは誤った認識という異口同音だった。
事実よりさらに重要なことは別にある。
論難の是非を離れて"私たちのほうがもっと優れている"という考え自体が常に危険な発想だ。
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"チャイナマネー"に対する韓国と日本サッカーの差別化した歩み
スポーツソウル

※一部要約
中国スーパーリーグ発の"チャイナマネー"が全世界のサッカー界を揺るがしている。
巨大資本を背にしたスーパーリーグは、今冬にもアジアはもちろんヨーロッパや南米のサッカー市場で特級スターをかき集めて"台風の目"に浮上した。
アジアの場合は韓国やオーストラリア出身の選手の中国行きが続いている。
だが日本だけは"チャイナマネー"の無風地帯でいる。
中国スーパーリーグにとって韓国選手は相変わらず魅力的なカードである。
今冬にもキム・ヒョンイルが広州恒大のユニフォームを着て、クォン・ギョンウォンとファン・ソッコは天津権健と天津泰達行きを目前にしている。
去年はチョン・ウヨン、ホン・ジョンホ、キム・ギヒ、キム・スンデ、ユン・ビッカラムらが中国の舞台に去った。
韓国と日本はアジアサッカーの伝統的な強豪に挙げられる。
韓国選手の中国行きは着実に続いているが、日本選手のスーパーリーグ進出のニュースが聞こえないのは対照的である。
中国スーパーリーグのクラブは日本選手への関心がないのではない。
最近ではイタリアACミランで立場が狭くなった本田圭佑も、中国スーパーリーグのクラブのラブコールを受けているが、移籍地として考慮していない。
Jリーグで長い間活動していたある選手は、日本選手が中国行きに魅力を感じられない理由として大きく二種類を挙げた。
まず日本選手の認識である。
彼は「日本選手はまだ中国サッカーのレベルを一段下に見る傾向がある。世界的選手が集まっているが、全体的には技量発展の舞台にするには不十分と見ている」として、「日本選手は新たな挑戦を前に様々な条件を考慮する。特にサッカーの環境的な面で中国行きを敬遠する傾向がある」と明かした。
もう一つの理由は、欧州リーグへの憧れである。
直近の11月のAマッチ2連戦のために招集された日本代表チームのリストを調べると、活動の舞台はちょうど二種類に分かれる。
25人の日本代表選手のうち、Jリーグ所属は10人、欧州リーグ所属は15人である。
ヨーロッパ、Kリーグ、中国、中東など様々な舞台で活動している"シュティーリケ号"とは違いがある。
日本代表選手が活動しているヨーロッパの場合、ビッグリーグと言われるドイツ・ブンデスリーガ、イングランド・プレミアリーグ、イタリア・セリエAだけでなく、スイス、フランス、オランダなど中小リーグに広く分布している。
Jリーグ出身選手は「Jリーグからヨーロッパに向かう選手は続けて排出されている。彼らによって、ヨーロッパ進出を夢見る選手はアジア内の他リーグ移籍への必要性をあまり感じることができない」と語った。