全北のACL資格論難、韓国スポンサーのいないAFCの言いがかり性行政?
スポーツ朝鮮
※一部要約
"アジアチャンピオン"全北現代の2017年アジアチャンピオンズリーグ出場資格を取り巻く論難がアジアサッカー界の深刻な問題として浮上している。
論難は23日、スポーツ専門メディアのフォックススポーツアジア版によって初めて膨らんだ。
来年のACL本戦の組み合わせ抽選が13日に幕を下ろした後、全北と共にH組に編成されたアデレード・ユナイテッドのグレッグ・グリフィン会長が強い不満を提起した。
グリフィン会長は当時、フォックススポーツとシドニーモーニングヘラルドなどオーストラリアメディアとのインタビューで「全北がACLに参加することになれば、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する」という主張を継続的に繰り広げてきた。
全北は今シーズン、スカウトの審判買収事件で泣くことも笑うこともできない一年を過ごした。
全北のスカウトが2013年にKリーグの審判二人に500万ウォンの金品を渡した事実が5月に露呈した。
9月に裁判所は当該スカウトに一審で有罪判決を下した。
全北は判決直後、プロサッカー連盟賞罰委員会から勝ち点9削減と1億ウォンの罰金の懲戒を受けた。
一部からはAFCの言いがかり性行政という吐き出している。
ACL公式スポンサーの中に韓国企業が一社もないからだという解釈が説得力をもって広がっている。
実際、AFCのある関係者は大会興行にKリーグチームは役に立たないとして、Kリーグ関係者に遠慮なく不満の声を漏らしたという裏話である。
特に連盟の懲戒以降、AFC内部からは何の措置もなかったし、チェ・ガンヒ全北監督に"AFC今年の監督賞"まで授けたAFCがこのような相反する歩みを見せる背景には、政治的な理由があるのではないかという疑問を抱かせる部分だ。
[イシューフォーカス] 全北ACL剥奪?アデレードの偏狭な陰謀論
スポータルコリア
※一部要約
報道とは異なり、出場管理機構は資料収集で終わる公算が大きい。
まず、出場管理機構は全北の件ではなく、プノンペン・クラウンの八百長事件で構成されたAFCの独立団体である。
AFCはプノンペンの選手7人が八百長に直接関与した事実が明らかになると、すぐに2016AFCカップ出場禁止の懲戒を下した。
プノンペンはCASに提訴し、CASはプノンペンの手を上げた。
それでプノンペンは2017AFCカップに出場するようになった。
その後AFCは再発防止の次元で出場管理機構という団体を構成した。
出場管理機構はいかなる動きもない。
AFC関係者は"スポータルコリア"に「AFCでこの機構がスタートしたのは合っている。だが全北を再調査するのかは知らない」と伝えた。
AFCで独立的に動く機構だが、何をするのかは互いに共有しなければならない。
AFC関係者が知らないことを、"フォックススポーツアジア"はどうやって知ったのかも疑問が起きる。
また、"フォックススポーツアジア"の報道には「An AFC Spokesman told Fox Sports Asia that this new body is now free to review the decision to include Jeonbuk in the upcoming ACL.」という文がある。
AFCスポークスマンの言葉を引用して、出場管理機構が全北のACL出場を決めるという内容である。
だがここで重要なのは、AFCにスポークスマンは存在しない。
韓国プロサッカー連盟の関係者は「報道を見るとspokemanという単語を使っていた。AFCは公式的なスポークスマンがいない」と伝えた。
関係者をspokemanとした可能性は極めて低い。
ここで疑問が起きることになる。
連盟は全北の事件が起きた後、事件の進行状況をAFCに報告した。
これはAFCの要請でもあった。
連盟の報告、連盟が全北に下した懲戒などをすでにAFCはすべて把握している。
そして来年1月に送る資料も同じである。
裁判所の判決文をはじめとする最終的な資料もすべて送るのだ。
最近発表されたAFCの12月の懲戒にも全北の件は抜けている。
連盟が全北に懲戒を下したのは、AFC4強1次戦が終わった直後だった。
AFCは緊急で全北への懲戒決定を下すことができた。
だがACLはすべて終わり、来年のACLの組み合わせ抽選までした。
また全北はアジア代表としてクラブワールドカップにも出場した。
全北の件が問題になったのなら、AFCはその前に懲戒委員会を開いていただろう。
だが連盟や大韓サッカー協会のどちらも、AFCや出場管理機構から法的な資料提出に対する要請を受けたことがなかった。
むしろグリフィン会長の不純な意図と読める。
グリフィン会長が全北のACL出場に反対の立場をあらわしたことだけを見れば、弁護士出身として正義感に燃え上がってした行動と見ることができた。
だがグリフィン会長は「全北が抜けてもKリーグの次の順位のチームがその場に入ってはならない」と言った。
これはどういう意味なのか。
H組で強力な16強進出候補であるKリーグチームを排除し、アデレードに少しでも有利な状況を作るということだ。
全北よりもプレーオフを経て上がってくる東南アジアチームのほうが相手にしやすいためである。
その言葉でグリフィン会長の本心が露呈した。
出場管理機構の副会長がオーストラリア出身という点も、グリフィン会長がこうした行動を取るようにしたもう一つのきっかけとなったとみられる。
また、11月に就任したグリフィン会長は、全北の件についてどれだけ多くの情報を持っているのか。
ただ英文に翻訳されたいくつかの記事を読んだこと以外に、具体的な状況を把握するのは難しい。
現実的にグリフィン会長は、すべての事実を知ることができない。
それだけで説得力のある主張をすることができるだろうか。
ただ"まあ知らないけど"式の行動、それ以下に見えるだけだ。
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