[ワールドカップFOCUS] サウジサッカー復活、ファン・マルバイク効果
フットボールリスト




※一部要約

西アジアの盟主の地位を失ったサウジアラビアが、2018ロシアワールドカップアジア地区最終予選で復活の讃歌を歌っている。
オーストラリアと日本、UAE、イラクなどの強豪が多く属しているB組で、3勝1分けで巡航して4ラウンド現在首位を走っている。
サウジ突風の中でB組は霧の政局である。

サウジは1994アメリカワールドカップでワールドカップ本戦に初進出した。
16強進出を達成して注目された。
その後1998フランスワールドカップ、2002韓日ワールドカップ、2006ドイツワールドカップまで4回連続で本戦に進出した。
アジアカップでも1984年、1988年、1996年に優勝し、1992年と2000年、2007年に準優勝を占めて全盛期を過ごした。

サウジサッカーは2010年代に入って揺れ始めた。
2010南アフリカワールドカップと2014ブラジルワールドカップ本戦進出に失敗し、アジアカップでも2011年と2015年の大会でどちらもGLで早期脱落した。
西アジア地区最強者を決めるガルフカップでも、2003年以降優勝がない。
2013年には1ラウンドで脱落したりもした。

サウジサッカーが弱まった事実は、2015年1月のアジアカップ本戦を前に韓国と行った評価試合のときに直接確認できた。
当時、韓国は相手のオウンゴールとイ・ジョンヒョプの得点で2-0の勝利をおさめた。
書類登録の問題で公式Aマッチとは認められなかったが、精鋭メンバーが出撃した勝負だった。

サウジはアジアカップの失敗以降、ルーマニア出身のコスミン・オラロイ監督を更迭し、新監督探しに出た。
2015年8月にロシア行きの道を指揮する人物として、オランダ出身のベルト・ファン・マルバイク監督が1年契約を締結した。
ファン・マルバイク監督はフェイエノールトの2002年UEFAカップ優勝を導いた人物で、オランダ代表を率いて2010南アフリカワールドカップ準優勝という成果を出した、検証された指導者である。

ファン・マルバイク監督は当初、ホン・ミョンボ監督の後任としてシュティーリケ監督が内定する前に、韓国代表と交渉していた人物でもある。
2014年8月に大韓サッカー協会は、ファン・マルバイクと接触してかなりの部分で交渉が捗っていた。
だが税金の問題や契約期間、居住地域の意見の違いを克服できずに決裂した。


スポンサーリンク
楽天





ファン・マルバイクはオランダに居住して、日程に合わせて韓国を訪れる形で働くことを望んだ。
ファン・マルバイク監督は成果による条件向上のため、2年契約+2年オプションの契約を望んでいたが、韓国は4年の長期契約を望んでいた。
韓国との交渉が失敗に終わってから1年余りの休息期を過ごしたファン・マルバイク監督は、自分の要求条件をすべて受け入れたサウジと手を握った。
ファン・マルバイク監督はサウジに居住せずに就任当初は批判的に見る意見もあったが、結果を出して支持を得ている。

ファン・マルバイク監督はアドリー・コスター、マルク・ファン・ボメル、ロエル・クーマンスら3人のコーチを同行してサウジのベンチに座った。
ファン・マルバイク監督は「私が希望するコーチを抜擢できる自由を得られるようになったのが、最近進めていた作業との差異点」と満足感をあらわした。
就任1年が経過したファン・マルバイク監督は契約を延長し、サウジを12年ぶりにワールドカップ本戦に導くミッションの最終段階に入った。

ファン・マルバイク監督が就任したときには、すでに2018ロシアワールドカップアジア2次予選が進行中だった。
9月のAマッチの日程でデビューしたファン・マルバイク監督は、東ティモールに7-0の勝利、マレーシアに3-0の没収勝ちを手にして鮮やかに出発した。
10月にはUAEとのライバル戦で2-1の勝利をおさめて勢いを上げた。
サウジは2次予選を無難に突破した。

ファン・マルバイク監督の就任以降、サウジは12試合連続で無敗を走っている。
9勝3分け。
多くの試合で勝利した。
何と37ゴールの固め打ちをして、5ゴールしか許さなかった。
12試合中7試合を無失点で終えた。
攻守両面のバランスが取れたチームを作った。





2015オーストラリアアジアカップに出場した選手のうち、半分が入れ替わった。
ファン・マルバイク監督は2次予選をほぼ固定された主戦選手を活用し、組織力を固めた。
4-2-3-1のフォーメーションをベースに、高い位置で相手を圧迫してSBを積極的に前進させ、相手陣内で支配的な試合をするチームにスタイル改造に乗り出した。

まだ守備的な部分ではSBの後ろのスペースや、CBの前のスペースのカバーに弱点がしばしば発生し、セットピースの状況でも改善点がなくはない。

だがサウジはチーム全体が強い自信を確信で武装し、いつでも得点できるという姿勢で活気に満ちたサッカーをしている。
攻撃の仕上げの部分はアル=サフラウィが負傷から復帰すれば改善の余地がある。
サウジは最終予選でまだ最精鋭の戦力を設けて試合をできていない。

サウジは11月15日に日本遠征へ出る。
ファン・マルバイク監督の無敗行進の最大の峠になる一戦だ。
B組で3位に押し出されている日本は、サウジ戦で滑ればプレーオフ進出圏を死守するのも難しくなる。
総力を出すだろう。
これまでのサウジの強勢は、ホームファンの情熱的な応援の力を受けていた側面もある。
日本遠征がファン・マルバイク号の真の試験の舞台になるだろう。


【関連記事】
韓国ネチズン反応…韓国とファン・マルバイク監督の交渉が決裂、税金や韓国滞在がネックに
【アジア最終予選】韓国メディア「韓日両国は5次戦が断頭台マッチになった」「アジアの盟主は昔話」



Page Top

ブログパーツ アクセスランキング
    Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...