韓の攻撃か日の守備か・・・自尊心のかかった一本勝負
OSEN
※一部要約
韓国と日本は当初の目的だったリオデジャネイロオリンピック本戦行きのチケットを獲得した。
だがアジアの頂点登極という自尊心を諦めることはできない。
決勝戦まで4勝1分けで上げってきた韓国と全勝で上がってきた日本、どちらも目標はただ一つだ。
決勝戦まで上がってきたというのに他の目標は考えられない。
優勝だ。
韓国と日本はどちらも自尊心をかけて勝負を繰り広げる見通しだ。
チームの色には違いがある。
シン・テヨン監督が導く韓国は攻撃サッカーである。
カタール戦では3バックを使ったが、他の試合では4バックを使って攻撃的な運営をした。
選手にボールを受ける前からどのように前進パスをするのか頭の中に描くことを注文している。
日本は違う。
手倉森誠監督は守備に重点を置いている。
韓国が守備的MFを一人しか置いてないのとは違い、手倉森監督は守備力の良いMFを二人配置する。
これを基に日本は今大会の5試合で2ゴールしか許してない。
韓国が4強で相手にしたカタールとはまったく違うスタイルだ。
カタールは大会最高の得点力を持っている攻撃資源で、積極的な攻撃を展開した。
韓国としては、カタールを相手にしたやり方とは違うやり方で日本戦にアプローチしなければならない。
[U-23チャンピオンシップ] 異なる道を歩んできたシン・テヨン-手倉森、戦略とサッカー哲学の極と極
スポーツソウル
※一部要約
二人の指令塔は選手出身指導者という共通分母があるが、現役時代はまったく異なる道を歩んできた。
シン監督はKリーグで13シーズンの間、400試合以上に出場して初めて60(ゴール)-60(アシスト)クラブに加入するなど、スタープレーヤーとして脚光を浴びた。
一方の手倉森監督は、住友金属に入団して2部リーグ格の日本サッカーリーグでプレーしたが、プロ化になってからはJリーグデビューをできないまま下位リーグを漂って現役生活を終えた。
手倉森監督は選手時代の1992年、鹿島アントラーズから放出通知を受けて競馬にのめり込み、全財産を使い果たしたエピソードで有名だ。
手倉森監督は2001年から3年間大分でコーチとして活動し、当時クラブの育成部長だったファンボ・カン大韓サッカー協会技術教育室長と同じ釜の飯を食べた縁がある。
ファン室長は「手倉森監督は大分時代に勉強熱心な指導者だった」と記憶を思い出し、「日本サッカー界で守備を重視する指導者の中で、代表的な人物に挙げられる。コーチ時代に迎えた監督の影響をかなり受けたからだ。日本のオリンピックチームを引き受けてから色々と試合を見守った。以前のスタイルをそのままもたらしている」と強調した。
2013年にACLで手倉森監督が導いていた仙台と対決したFCソウルのチェ・ヨンス監督も似たような意見を出した。
チェ監督は「当時の仙台は、4バックの守備がほとんど上がってこなかった。監督のサッカーの色はチームが変わってもそのまま出てくる。オリンピックチームでも当時の戦術と戦略がそのまま活用されている」と明かした。
[オリンピックサッカー] 狐シン・テヨンが"伊達"を外した日本サッカーを破る方法
ニュース1
※一部要約
シン・テヨン監督は「今大会の参加チームを合わせて、守備の組織力は日本が最高だと思う」と警戒感をあらわした。
守備がずばり手倉森監督が導く日本代表の生きる道だった。
日本の朝日TVの記者は「選手一人ひとりの面々は歴代の日本オリンピック代表の中で最弱体とみられる。どうしても一人ひとりの力よりは組織力が強み」と自国の代表チームを紹介した。
まさにこの部分が決勝戦を眺める重要な観戦ポイントになる見通しだ。
見る味は良かったが実効の落ちるこれまでの日本サッカーを捨てた、徹底して実利を追い求める変わった日本サッカーをどう攻略するかが鍵である。
シン・テヨン監督は、最近の日本サッカーを"過渡期"と定義している。
A代表が参加した去年8月の中国武漢の東アジアカップのときから感じたという。
シン監督は「当時コーチとしてシュティーリケ監督を迎えて参加したが、日本戦で驚いた。一体彼らはどういうサッカーをするのかと当惑した」と振り返った。
日本サッカーは細やかなパスプレーの中で、ボール支配率を高めたまま試合を解いていくのが最大の特徴だった。
中盤のプレーを重視していたので見る味は良かった。
だがハリルホジッチ監督は脂身を抜いた。
シン・テヨン監督は「ハーフラインの後ろから全然上がってこなかった。徹底して実利を追求していた」と評価した。
続けて「オリンピック代表も似ている」と伝えた。
シン監督はすでに日本を破る秘策を用意した。
彼は「決勝に上がれば無条件に優勝してきた」と自信も表明した。
8回連続オリンピック進出という丹念に積んだ塔を倒さないため、有終の美をおさめるためのシン・テヨン号の最後の航海がまもなく始まる。
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