塩韓スポーツ

キム・スンギュ、キム・ジンヒョン、イ・ボムヨンらが代表チームで争っていて、クォン・スンテやシン・ファヨンなどKリーグを支配しているGKも他にいる。
そこにユ・ヒョンやユ・サンフン、パク・ジュンヒョクなど水準級GKが順番を待っている。
それこそ豊作である。

一方（日本）では不足していて一方（韓国）では溢れていれば、多いところから少ない方へ移動するのはそれほどおかしなことではない。

プロサッカー連盟が最近公開したKリーグ選手の年俸順位で、チョン・ソンリョン（7億5800万ウォン）とシン・ファヨン（6億5800万ウォン）が全体の3、4位に上がった。
この金額は年俸に勝利手当てやオプションなどが含まれた金額である。
Kリーグの特級GKが受けられる最高の待遇だが、これ以上はもう難しい。

選手の立場ではより良い価値を追うはずであり、そのような大物を迎える国内クラブは見えないのが実情だ。
結局は海外に目を向けるしかない。

だがJリーグは以前のように、韓国よりもとてつもなく多い金を選手に抱かせるわけではない。
むしろマネーパワーは中東や中国の方が強い。
それでもGKがJリーグに集中するというのは興味深いが、それしか方法がないという理由がある。

あるサッカー関係者は「中国はKリーグのようにGKは傭兵を使うことができない。自国選手を保護するためである。中東もやはり多くのリーグがGKは外国選手を選べないようになっている。出て行きたくても出て行くことができない」と説明した。

Kリーグも草創期は今とは異なり、GKのポジションにも門戸を開放していた。
だが優秀な外国人GKの間で国内守護神が立つ場所を失って競争力の弱化を憂慮し、GKのポジションには"傭兵"を使えないように制度的措置を用意したのだが、中国や中東のリーグも同じ道を歩んでいるという意味である。

あるエージェントは「結局GKが海外に行けるところはヨーロッパか日本だけだ。だが現実的にヨーロッパのオファーを受けるのは難しい」として、「自然と日本が独占的に韓国選手を欲しがっている。代表級GKはすべて獲得リストに上がっていると見ても構わない」と現象を伝えた。

続けて「今でこそGK資源が多く確実な問題点は見られないが、このような流れが固定されたら困る。KリーグでA級GKの種が滅びるかもしれない」と懸念を示した。

孤高の守護神 ゴールキーパー進化論 ジョナサン ウィルソン,実川 元子 白水社 売り上げランキング : 195272 Amazonで詳しく見る