キム・ヨナ・浅田真央にとって"トリプルアクセルとは?"
デイリアン




※一部要約

不滅のフィギュアクイーンキム・ヨナがトリプルアクセルに邁進していたらどうなっていただろうか。

"トリプルアクセルマスター"ブライアン・オーサーは過去に「キム・ヨナはトリプルアクセルを学んだら良いだろう」と語ったことがある。

オーサーは2010バンクーバー冬季オリンピック直後のインタビューで「キム・ヨナがトリプルアクセルを駆使するのを見たい」として、「時間が与えられれば十分消化できる」と期待感をあらわした。

オーサーによると、キム・ヨナはオリンピックが開催される2年前にトリプルアクセルの練習をしたことがあるが、その後は試みなかった。

オーサーの主張のように、キム・ヨナが決意すればトリプルアクセルを持つことができたというのがおおまかな評価だ。
キム・ヨナの跳躍と飛距離、安定感は他の追随を許さないからである。
フィギュア関係者も「キム・ヨナの3回転連続ジャンプ(3-3)の方がむしろトリプルアクセルよりもさらに複雑な技術」と評価している。


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それでもキム・ヨナはトリプルアクセルに未練を残さなかった。
高難度のジャンプがすべてではないからだ。
キム・ヨナは自分の哲学をフィギュアに溶かして出すことを願った。

天性の芸術性と技術が調和を作り出し、フィギュア以上の"熱演"を追求した。
レ・ミゼラブル、ロクサーヌのタンゴ、死の舞踏などはフィギュア史に長く残る不朽の名作となった。

オリンピックでキム・ヨナと争った浅田真央はトリプルアクセルにすべてを賭けたと言っても過言ではない。
その結果は幸福な瞬間より残念な瞬間の方が多かった。

特に過去の"2008世界選手権"では、トリプルアクセルを跳んで倒れ、大怪我に繋がるところだった。
また、ソチ冬季オリンピックでは成功率が半分の収穫に終わり、順位圏から遠ざかった。

トリプルアクセルの他に"次善策"を用意しなかった浅田は、ついにオリンピックの頂点に登ることができなかった。
それでも浅田は選手生命を脅かす高難度のジャンプに未練が残った。

浅田は553日ぶりの復帰の舞台で再びトリプルアクセルを出した。

浅田は3日、日本埼玉で行われた"2015ジャパンオープン"女子シングルフリースケーティング大会で技術(TES)71.88点、芸術(PCS)69.82点、計141.70点で出場選手6人の中で1位を占めた。

浅田は競技後に満足感をあらわした。
日本メディアとのインタビューで「トリプルアクセルは特別なジャンプではなくプログラムの構成要素だと考えた」と成功の秘訣を明かした。

問題は公認国際大会での成功率だ。
浅田は自国の選手権では負担なくトリプルアクセルを跳んできた。
だが"ISUグランプリシリーズ"のような大きな大会で、浅田のトリプルアクセルは失敗の連続だった。

浅田は"トリプルアクセルマスター"伊藤みどりの足跡を追った。
だが捕まえられそうで捕まえられなかった。
ピークが過ぎた浅田のトリプルアクセル挑戦に憂慮の視線がいっぱいである理由だ。

浅田の無限挑戦は驚異的だが、もう苦痛である膝を保護するときだ。
フィギュアスケートが終わっても浅田の人生は続くからである。


イ・チュンミン客員記者


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