韓国サッカーファン、メルス余波で失った"機会"
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※一部要約

中東呼吸器症候群(MERS)のため韓国社会は多くの損害を被った。
その中には些細だが、サッカーファンにとって物足りなさを残すほどのこともあった。
例を挙げるなら、マルアン・フェライニの埃爆弾のようなアフロヘアスタイルを直に触れる機会を失ったこと、応援するkリーグチームが戦力補強に失敗したことなどがそこに属する。

メルスの初めての感染判定が出た5月20日から約40日が経過した。
追加患者の発生スピードが落ち、沈静化に入ったという分析が出ている。
これまでサッカーファンはメルス感染を警戒すると同時に、プロサッカーが打撃を受けるのではと思って不安になった。
幸いプロスポーツはリーグの中断なしに進めながら、競技場での感染なしで無難にメルスの局面を送っている。

海外との関係がある事案の場合は話が変わってくる。
韓国は危険国家だったため、国際的なイベントを企画する立場では"韓国には行かず、韓国人を受け入れることもなく"という原則の下で仕事を進めることが多かった。


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フェライニが良い例である。
フェライニは元々6月中旬に韓国を訪れる計画だった。
あるスポーツブランドのサッカー関連製品の発売を控え、韓国と日本に立ち寄る日程だった。
ファンとの出会い、放送の出演など、様々な活動が予定されていた。
だがメルスの余波で韓国はフェライニの"ツアーコース"から外れた。
韓国を飛ばして日本へ向かったフェライニは、埃爆弾のかつらをかぶったファンと一緒に記念写真を撮り、楽しい時間をプレゼントした。

韓国サッカーファンはシンガポールでアーセナルと会う機会もあった。
別のスポーツブランドは7月中旬に開催されるアーセナル対シンガポールオールスターのイベント試合で行われる記者会見の実況を韓国に伝える予定だった。
だがメルスの事態以降にこの計画も取り消しになった。

選手の需給に支障をきたしたこともある。
あるKリーグクラシックのクラブは、夏の移籍市場でビッグリーグ2部チーム所属の選手を獲得しようとした。
その選手はKリーグ進出を望んでいたが、メルスの発病以降に選手の家族が韓国行きを引き止めて失敗に終わった。

外国人選手は南北関係が硬直するたびに、故国にいる家族から「戦争が起きるのではないか。韓国を離れろ」という電話を受けることが多い。
外国から見るメルスは、それほどの危険ではなかったようだ。
あるエージェントは「外国人選手たちは自分の家族を本国に送り返すほど敏感ではなかった。韓国の人々と同じように、外出を控えて手をしっかり洗うくらいだった」と伝えた。




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