女子サッカーへの関心は手に負えない・・・涙を流した太極娘子たち
中央日報


※一部要約

2015カナダ女子ワールドカップ本戦に参加した女子サッカー代表チームの選手たちは、大会期間中ずっと涙を流していた。
負けた日は悔しくて泣き、勝った日は嬉しくて泣いた。
優勝候補フランスとの16強戦を行なった直後には、長い間準備してきたワールドカップ挑戦を終えた物足りなさでまた泣いた。

グループリーグ3試合と16強戦までの4回の試合を終えた後、ミックスゾーンはいつも涙の海になった。
太極娘子にとってワールドカップは言葉で表現するのが難しい切実さが込められた大会だった。

女子サッカー代表チームは12年ぶりに2回目のワールドカップ本戦を踏んだ。
選手が初勝利や16強進出よりも切実に望んでいたのは"関心"だった。
コスタリカ戦で素晴らしいヘディングゴールを決めたチョン・カウルは、先月のワールドカップ出征式で「韓国で女子サッカー選手として生きるのは大変だった」と泣いた。
実業女子サッカーWKリーグは入場料を受けてないが、平均観客は400人あまりに過ぎない。
文字通り"彼女たちだけのリーグ"である。


スポンサーリンク
楽天





選手たちは女子サッカーの最高峰であるワールドカップの舞台で良い試合を見せれば、サッカーファンが自分たちに注目すると信じていた。
男子サッカー代表チームが4年毎に開催されるワールドカップで国民的関心を集めるように。
普段、女子サッカーの記事をよく検索していDFシム・ソヨンは「ポータルサイトのスポーツセクションにある女子サッカーの記事は、いつも奥まったところに1本あるかないかだ。私がやっていることについて人々が関心を持たない現実が悲しかった」と言った。

選手たちが期待した通り、女子代表チームがワールドカップの舞台で劇的に16強に上がると、すぐに状況が変わった。
女子サッカーを扱う記事が大きく増え、書き込みも数千ずつ走った。
シム・ソヨンは「数十の記事をすべて精読した。誰かが私たちに注目しているという事実だけでも幸せだった」と言った。

もちろん副作用もあった。
以前は経験できなかった"非難"を同時に受け入れなければならなかった。
少し振るわなかったチ・ソヨンに関する記事では「チメッシというニックネームが惜しい」という悪質コメントが走った。
日焼け止めクリームとリップスティックを塗ってプレーした一部の選手たちは、「女がなぜサッカーをするのか」「化粧をする時間にでも練習しろ」という皮肉まで聞かれた。
GKキム・ジョンミは「私の記事は出てほしくない。コメントを見て傷をかなり受けた」と胸中を打ち明けた。
ユン・ドクヨ女子代表監督は「無関心よりはいっそのこと非難のほうが良い。気を使わず試合に専念しよう」と選手たちを軽く叩いた。

長い間日陰にとどまっていた女子サッカーは、初めて陽の当たる場所に出てきた。
応援も非難も溢れる大衆の関心をどのように受け入れるべきなのかは選手たちの役割だ。
今は男子選手のように、度を越えた非難に毅然と対処する方法も学ばなければならない。

幸い選手たちは素早く適応しているようだった。
いつもは化粧をしない末っ子のイ・ソダムは、突然赤いリップスティックを塗って現れ、「どうですか?綺麗でしょう?私もリップスティックを塗って試合に出るつもりですよ」と姉を慰めると、すぐに選手たちの顔が明るくなった。
長い間互いを慰め、励まして積んできたチームワーク。
それが劣悪な環境で、女子サッカーが持ちこたえられた力である。



【関連記事】
元INAC神戸のチ・ソヨン「日本で観客がぎっしり埋まった競技場を見て心が痛かった」
【女子W杯】韓国ネチズン「厚化粧は勝った」…韓国がブラジルに0対2で完敗
【女子W杯】韓国ネチズン反応…韓国が痛恨の失点でコスタリカと引き分け、初勝利失敗
【女子W杯】韓国ネチズン反応…韓国がスペインに逆転勝ちして史上初の16強!オタワミラクル
【女子W杯】韓国ネチズン反応…韓国がフランスに0-3の完敗、8強進出失敗

サッカーゲームキング 2015年 08 月号 [雑誌]サッカーゲームキング 2015年 08 月号 [雑誌]


朝日新聞出版 2015-06-24

Amazonで詳しく見る

Page Top

ブログパーツ アクセスランキング
    Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...