体育特技者の兵役問題の改善策を探す
蹴球ジャーナル
※一部要約
去年まで日本でプレーしていた20代後半のあるサッカー選手は「日本女性と結婚でもするべきか」と冗談を投げかけた。
全盛期を迎えたときに兵役問題で韓国に戻らなければならなかった彼の状況を考えると、おそらく本音の言葉も混じっていただろう。
サッカー選手は普通、""のために悩む。
Kリーグチャレンジの尚州尚武と安山警察庁でプレーして国防の義務を終えることができる選手は幸せものだ。
国内に籍を置いている選手で尚州は満27歳、安山は満29歳まで志願できる。
募集人員は毎年クラブ別に10人あまりしかいない。
公益勤務要員と判定を受けた選手は、ほとんどが退勤後にアマチュアチーム所属としてK3リーグでプレーして競技力を維持する。
だが2年後にプロやナショナルリーグへ復帰する可能性は希薄である。
大きな負傷を受けて身体検査で免除判定を受けるのを除けば、サッカー選手が軍服務の免除を受けられる方法は2種類である。
オリンピックでメダルを取るか、アジア大会で金メダルになれば良い。
1973年4月に出来た兵役特例の恩恵は、1990年4月に現在のように固まった。
2002年の韓日ワールドカップと2006年のワールド・ベースボール・クラシックで良い成績をおさめると、すぐに例外を適用した。
熱気が冷めるとすぐに論難となった。
サッカーと野球だけを特別待遇しているという非難が強まると、すぐに2007年にワールドカップとワールド・ベースボール・クラシック関連の条項が削除された。
以前、サッカー界では中学校中退後のブラジルサッカー留学が流行のように広がった。
サッカーだけでなく、体育特技生は相変らず"兵役忌避"という間違った選択をする場合がある。
運動選手たちの"兵役問題"解決法を探す
蹴球ジャーナル
※一部要約
Aはプロに入団したGKだった。
しばらくして軍隊に行く年齢となった。
尚武には空席がなかった。
すぐ現役で入隊した。
いわゆる"軍デスリーガ"で彼は全天候プレーヤーだった。
除隊後、彼は所属チーム最高のGKとして新たに出た。
選手として堂々としていて、正しいイメージも合わさった。
Bはオリンピック代表出身のDFだった。
大きな負傷をして手術台の上で横にならなければならなかった。
しばらくして彼に軍免除の恩恵が与えられた。
2年の空白期がないことは、盛りの年齢だった彼にとって幸運でありおまけだった。
だが大きな負傷と長い回復期間が足首を掴んだ。
その後何回もチームを移した。
今もプロに身を置いているが、試合出場回数は年々減っている。
最近プロゴルファーのベ・サンムンが行政訴訟をして、パク・チュヨンに言及して非難された。
行政訴訟中のベ・サンムンの弁護士は「パク・チュヨンがロンドンオリンピックに参加したように機会を与えて欲しい」と訴えた。
兵役法違反の疑惑を受けている彼はパク・チュヨンが2012ロンドンオリンピックで兵役恩恵を受けたとして、自分にもオリンピック出場の機会を与えなければならないと問うた。
ところが方向を見間違えた。
パク・チュヨンはロンドンオリンピックの前に、モナコ滞在資格を得てすでに兵役免除と変わらない恩恵を受けていた。
誰にとっても軍隊はありがたくない現実だ。
スポーツを生業とする彼らにとって、2年間の空白期はなおさら恐ろしく厄介な時間である。
最善なのは合法的に行かないことだ。
サッカー選手が軍の問題を解決する方法は決まっている。
国際大会で一定水準以上の成績をおさめた場合、あるいは大きな負傷をした場合である。
前者は最高の祝福だが、後者はBのように後遺症が残ることがある。
セカンドベストは尚武や警察庁に入隊することだ。
ところが競争率は非常に高い。
一部だけが狭き門を通過する。
それでは残りの選手たちは?
公益勤務要員の判定を受けられなければ、現役で入隊するしか道はない。
キャリアの断絶は避けられない。
Aの場合は無事に現役を終えてKリーグに軟着陸したが、こういうことは極めて珍しい。
ある人たちは小細工を装って兵役を避ける。
不法行為なら当然処罰の対象となる。
便法なら社会的非難の対象となる。
一部では既存の軍警チームの規模拡大と、海空軍・海兵隊などの体育チームの復活を要求している。
だが限界なのは明らかだ。
いくら規模を増やしたとしても、恩恵対象にはまったく足りない状態だ。
兵役義務を神聖視する国民感情とも合わない。
多くの人が頷き、兵役忌避も防止できる根本的で制度的な装置が必要である。
この際、プロ選手が年俸の相当部分を社会に還元することを前提に、軍服務を代替する方案も議論してみれば良い。
公平性を巡って甲論乙駁が予想されるが、まず討論の場に引き出して国民的な共感を比べてみるのも意味があることだ。
とんでもない理由で入営を忌避する一部の社会指導者層の人たちの行動と比べれば、はるかに紳士的な方法ではないか。
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