キム・ジンヒョン「2部リーグに降格しても逃げたくなかった」
イーデイリースター
※一部要約
キム・ジンヒョンは1月のオーストラリアアジアカップで準優勝を導き、サッカー代表チームのナンバー3GKからナンバー1GKに成長した。
アジア・カップ後のキム・ジンヒョンの去就が関心事だった。
他のチームからラブコールが殺到したし、セレッソ大阪が2014年に17位で2部リーグに降格したためである。
だがキム・ジンヒョンはアジアカップに行く前からチーム残留を決心していた。
4日、日本・大阪のセレッソクラブハウスでキム・ジンヒョンに会い、残留を決めた背景について聞いた。
─2部リーグでプレーしている。
セレッソに入団した2009年に続いて二度目の経験をする2部リーグだ。
ジュビロ、大宮などそうそうたるチームがいて簡単な試合がなく、レベルがかなり上がったようだ。
─オーストラリアアジアカップで大活躍し、他のチームへ十分移籍できる状況だった。残留を決めた理由は。
契約期間は来年まで残っている。
アジアカップに行く前に残留を決めた。
代表チームに集中できないと思い、早く決めた方が良いと思った。
GKは一番後ろに位置し、責任感の強いポジションだ。
私がこのように成長するまでチームとサポーターが助けてくれたので、簡単に去るのは難しかった。
もっと良いチームで良い経験をしなければならない年齢なので少し惜しい。
だが良い状況で去るのは大丈夫だが、良くない状況では去りたくなかった。
良くないからといって良い方へ出て行くのは、男として自分の心が許さなかった。
サッカー人生だけでなく、引退後の人生でも試練が迫れば逃げることになりそうだからだ。
サッカーは自分にとって最も幸せなことなのに、こういうこと(降格)で逃げたくなかった。
─地元ライバルのガンバ大阪は2年前に降格してから去年昇格し、四冠王に上がった。
J1リーグから落ちたチームはほとんど1年で再び上がった。
私たちのチームはフォルラン、山口螢など素晴らしい選手が残留した。
序盤の結果は満足できないが、まだシーズン序盤だ。
昇格は当然させたいし、自分がチームの助けとなれれば良いだろう。
─外国人選手として責任感をさらに感じる。
同僚は最近、外国人選手であることをときどき忘れる(笑)
日本は選手会の集いのとき、日本選手だけで集まる。
私が来なかったらなぜ来ないんだと聞く。
7年目のプレーだからのようだ。
ときどき急なとき、日本語でリアクションが出てくるときがある。
代表チームでも知らずに日本語を言ったことがある。
兄さんたちが"何言ってんだ"と聞き取れなかった(笑)
─キム・ボギョンとセレッソ大阪で2年間ともにプレーしたが。
ボギョンがいるときは本当に楽だった。
ボギョンは上手だったから。
ところが私だけを捨てていった。
代表チームで会ったら部屋を一緒に使う。
ボギョンは"兄さん早くこれをちょっとしてよ"と毎回困らせる(笑)
─1月のオーストラリアアジアカップで準優勝を導いた。
アジアカップは私の人生の折り返し点だった。
代表チームに入ってもずっとサードGKだった。
直接やってみると責任感など、すべての面で響いた。
第2のサッカー人生が始まった。
─シュティーリケ監督の話で届いた言葉は。
アジア・カップ期間中に特別な話はなかったが、準決勝で勝った後「韓国でこれまで誰もできなかった5試合連続無失点を君がしている。自身を持ってやれ」と仰った。
胸に届いた。
─イ・グノがKリーグチャレンジ(2部リーグ)の尚州でプレーしていたとき、代表チームに行ったら個人練習をしないと競技力を合わせるのが難しいと苦労を打ち明けたことがある。
正しい言葉だ。
私たちのチームは強いチームという状況なので、相手チームのシュートは多くはない。
競技力は1部リーグのときより下がったが、逆に良いと考えようとしている。
ボールがあまり来ない状況での対処能力も考えてみることができる。
フォルラン、カカウなどの素晴らしい選手と独自の練習をしながら慰めている。
─最近GKのキム・ビョンジが"長身GKのキム・ジンヒョンは足元の技術をもう少し補完しなければならない"と言った。
キックミスが多いので出てきた言葉だろう。
率直に足元が一番自信があった。
だが所属チームと代表チームでは選手やスタイルがすべて異なる。
なのでミスが出たようだ。
私は元々冒険が多く攻撃的なスタイルだ。
最近は安定したプレーを追求しようとしている。
─2018ロシアワールドカップはまだ漠然としているか。
まだそこまでは考えてない。
私は2014年のブラジルワールドカップにも行けなかった。
人事はどうなるか分からない。
1試合1試合集中すれば、いつかその場に行けるのではないかと思う。
─サッカー人生はどれくらい来たと思うか。
私は2~3点の選手に過ぎない。
まだ1/3くらいしか来てないと思う。
実力の向上をもっとやらなければ、代表チームにいることもできないという考えをかなりしている。
─結婚はしないのか。イケメンなのに。
結婚は人生で一番大変そうだ。
イケメンなのは(キ・)ソンヨンがイケメンだった(笑)
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