帰ってきた増田、2013年の恨そして優勝の夢
スポーツ朝鮮




※要旨

2013年12月1日。

電光掲示板を見つめる蔚山選手の表情は茫然自失だった。
引き分けるだけで優勝トロフィーを獲得できた試合、後半追加時間に炸裂した嘘のような失点が信じられなかった。
短い最後の攻撃の後、主審の試合終了のホイッスルが鳴るとすぐにそのままグラウンドに座り込んだ。
その中には蔚山の日本人MF増田誓志もいた。

増田はJリーグ大宮へのレンタル生活を終えて、先月初めに蔚山に復帰した。
蔚山ファンは歓声を上げた。
増田は"鉄槌サッカー"の強固な支援軍だった。
積極的な競り合いや攻守の両面をカバーする幅広い運動量、体力で"日本出身の選手は弱い"というKリーグの俗説を見事に破った。
だが去年、キム・ホゴン監督の後に指揮棒を取ったチョ・ミングク監督は増田を大宮へレンタルで送った。
スタイルの違いだった。
昨シーズンに蔚山がスプリットの死線を行ったり来たりすると、すぐにキム・シンウクの助力者の役割を果たしていた増田の不在が不振の原因の一つに挙げられるほどだった。
(※現在のKリーグクラシック(1部リーグ)は3回の総当たり戦をした後、上位グループと下位グループに分かれて順位を決めるスプリット制となっている)


スポンサーリンク
楽天





機会を掴めなかった蔚山(※増田の間違い?)が再び挑戦を選んだ理由は"勝利への渇き"だった。
「2013年のあの日をまだ忘れることができない。おそらく一生忘れることができないだろう」
増田は「実際、蔚山に復帰するのは簡単なことではなかった。だが2013年に達成できなかった優勝の夢を達成したくて帰ってきた」と明かした。

ユン・ジョンファン監督体制に切り替わった蔚山の話題は実利である。
内容よりも結果を得るために全力を尽くしている。
勝利のために内容を捨てるサッカーは、ともすれば"退屈だ"という評価を受けることもある。
かつてそのような評価を受けたことのある蔚山なので、少し慎重にならざるを得ない。
だが増田の考えは違った。
「勝つサッカーが良いサッカーだ。プロなので勝たなければならない」
増田は「Jリーグの鹿島でプレーしていたときも同じようなサッカーをしたことがある」として、「プロは結果で証明するものだ。振るわない結果を内容で慰められるのは、自己満足にほかならない」として、「周りの視線に気を使わず、チームを固めていく蔚山でなければ強いチームにならない」と強調した。

増田が進まなければならない道は容易ではない。
ユン監督は中盤の強化に全力を注いでいる。
増田だけでなく、ハ・ソンミンとの再契約に続いて城南で活躍したジェパロフ、キム・テファン、ク・ボンサンを相次いで獲得した。
ファンの期待とは異なり、増田はグラウンドに立つことさえ大言壮語しにくい状況だ。
これについて増田は「プロなので競争しなければならない。当然のことだ。チームに復帰したばかりだが、ユン監督のサッカーに少しずつ適応して進んでいる。それだけに責任感も感じている」と意志を固めた。

増田の2015年の目標は"恨を晴らす"ことだ。
2年前にグラウンドで流した涙を笑いに変えると誓った。
「優勝でなければ意味がない。蔚山はその力があると確信している」



【関連記事】
蔚山復帰の増田はユン・ジョンファン号のキープレーヤーになれるだろうか
蔚山ユン・ジョンファン監督「Jリーグは結果よりも内容を重視する傾向がある」「守備が最も重要だ」

(Jリーグエンタープライズ)J.LEAGUE ENTERPRISE 鹿嶋アントラーズ タオルマフラー 1100522  レッド F(Jリーグエンタープライズ)J.LEAGUE ENTERPRISE 鹿嶋アントラーズ タオルマフラー 1100522 レッド F


J.LEAGUE ENTERPRISE(Jリーグエンタープライズ)

Amazonで詳しく見る

Page Top

ブログパーツ アクセスランキング
    Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...