アジアカップ奪還?おとなしいサッカーでは手に余る
デイリアン




※要旨

「もう優勝するときが来た」

韓国代表チームがアジアカップが開催されるたびにオウムのように繰り返してきた言葉だ。

だが韓国は1956年と1960年の1・2回大会の優勝以降、頂点に上がることができなかった。
何と55年間も牙の抜けた虎のようにふらついた。
中東の"ベッドサッカー"に振り回されたり、"対戦運"の良い日本にPK戦の末の敗れた。

実際、韓国は重要なところでイランと当たって力を出し尽くした。
1996年から2011年までずっと8強で激突した。
どちらかが倒して上がっても3位が限界だった。
互いに戦力を注いで4強で敗れた。

ウリ・シュティーリケ監督もまた、歴代の監督と同様に優勝を目標にして2015アジアカップが開催されるオーストラリアへ向かった。
イ・ドングやキム・シンウクなどの最前方FWが負傷で外れたため、海外メディアは日本、イランに比べて韓国優勝の可能性を低く見ているが、望みをかける余地は十分である。


スポンサーリンク
楽天





まずキ・ソンヨン、イ・チョンヨン、ソン・フンミンなどヨーロッパ派の技量が頂点に達した。
彼らは3年前のアジアカップのときよりさらに成長したという評価だ。
特にキ・ソンヨンとイ・チョンヨンは若い年齢で2回のワールドカップを経験している。
負けて学んだのか。
強いチームとの戦い方を体得した。
攻守の調整とマルチポジション理解度、創造的プレーが向上した。

ソン・フンミンはブンデスリーガの看板FWに上がった。
ユース時代にドイツで先進サッカーを学び、早くから頭角を現した。
今シーズンは挑戦的な姿勢とゴール決定力が際立っている。
彼ら以外のキム・ジンス、パク・チュホ、ク・ジャチョルも素晴らしい資源である。

国内派と中東派の力量も引けをとらない。
チャ・ドゥリ、クァク・テフィ、ナム・テヒ、イ・ミョンジュ、チョ・ヨンチョルなどが代表的だ。
また中国と日本でプレーしているチャン・ヒョンス、キム・ヨングォン、キム・ミヌも日本・中国戦でオーダーメイド型戦術が可能である。

このようにシュティーリケ号の太極戦士はヨーロッパ・中東・アジア各大陸に広まっている。
様々なリーグを経験しているだけに、アジアカップの相手チームの分析に大きな力となる見通しだ。

だが長所もあれば短所もある。

55年の恨みを晴らせなかった韓国サッカーの致命的な弱点はフェアプレーだ。
正直で慎ましいプレーは、サッカーでは"毒"である。
フース・ヒディンク、ピム・ファーベーク、シュティーリケ元・現韓国監督も異口同音に「太極戦士はおとなしすぎる」と一喝したことがある。

2014ブラジルワールドカップのアルジェリア戦が代表的な例だ。
アルジェリアのFWは韓国陣内で難なくプレーした。
太極戦士の誰もアルジェリアのFWを蹴飛ばすことができなかった。
複数の外信が韓国の短所と批判した部分でもある。

去年11月のイランとの評価試合も同じだ。
イランは終始一貫して荒いタックルで韓国を威嚇した。
これに対向する必要があったが、太極戦士はおとなしいプレーに集中した。
結果は0-1、韓国が敗れた。

試合後にイランのケイロス監督は「結果がすべてのことを物語るわけではない」として、「韓国はアジア最強だ。今回も一つ学んだ。韓国もイランも学ぶ部分があっただろう」と語った。

イランが韓国にリードいている部分は心理的な要素である。
イランをはじめとして、アジアカップで当たることになる中東国家は心理戦に長けている。
粘っこい戦術で相手チームの自制心を失わせようとする。
主審に絶えず抗議して圧迫をかける。

"純真な"韓国サッカーももう戦略的に動かなければならない。
いつまでもやられてばかりいるわけにはいかない。
ベッドサッカーを遮るために徹底した対策が必要である。
適切な対応を見つけられないならば、同じやり方で対向するのも一つの解決法になる。

見た目の良い餅は食べても良いという格言は、サッカーだけは例外だ。
教科書サッカーだけに固執していては後頭部を殴られるのが常である。

韓国サッカーと指向が似ているイングランドも、ワールドカップ本戦に出れば"おとなしく"なる。
サッカー宗主国の地位が消えてから久しい。
これについてウェイン・ルーニーは「イングランドが模範生サッカーをするため」として、「粘っこいイタリアやウルグアイのような戦術が必要だ」と力説した。

韓国が55年ぶりのアジアカップ優勝を達成するためには、模範生サッカーだけでは手に余る。
ヨーロッパ派の技量は頂点に達したが、マインドは相変わらず純粋な少年であるのが問題だ。
いつまでも相手チームのベッドサッカーと不公正判定、ホームアドバンテージのせいにすることはできない。
負けた後に相手チームの戦術を指差しているだけでは、55年の遺恨を晴らすことはできないということを肝に銘じなければならない。


イ・チュンミン客員記者



続ける技術、続けさせる技術 (ベスト新書)続ける技術、続けさせる技術 (ベスト新書)
木場 克己

ベストセラーズ 2015-01-09
売り上げランキング : 13577

Amazonで詳しく見る

Page Top

ブログパーツ アクセスランキング
    Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...