模範生サッカー?韓国-イングランドが愚かになる理由
デイリアン




※要旨

海外派がますます増えている。

チャ・ボングン、パク・チソンが初めてヨーロッパの舞台に上がったときからは想像できないことだ。

ソン・フンミンはサッカーの名家リバプールが欲しがるほどのホットスターだ。
キ・ソンヨンも圧迫が激しいイングリッシュプレミアリーグでパスの正確度が90%に肉薄している。

イ・チョンヨンもやはりニール・レノン監督から「英国のリーグを合わせて最も技術の高い選手の1人」という賞賛を聞いた。

パク・チュホ、ク・ジャチョル、ユン・ソギョン、キム・ジンス、ホン・ジョンホなどもヨーロッパで競争力を十分備えている。

このように一人ひとりの能力だけを見ると韓国サッカーは"アジア最強"で合っている。
様々な海外リーグで韓国ほど多くの選手が自国サッカーの優秀性を知らせているアジア国家を見つけることはできない。
真の脱アジアは日本ではなく韓国が先に成し遂げたわけだ。


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だが多くのヨーロッパ派を保有していても、代表チームの最近の成績には首を傾げさせられる。
ブラジルワールドカップで最悪の成績をおさめてから選手の自信が大きく落ちている。

何より行き過ぎるほどに正直で優しいという点も短所と指摘されている。
これはフース・ヒディンク、ピム・ファーベーク、ホン・ミョンボ、シュティーリケなど元・現職の韓国の司令塔が異口同音に指摘している。
あまりにもおとなしくて残念だということだ。

サッカーは銃声のない戦争に例えられる。
18日のイラン戦を思い出せば「本当にどうしても勝ちたいのだろうか」という言葉が自然と出てくる。
イランの実力は韓国には及ばなかった。
ボール争奪戦で押されたと見ると、ホームであっても極端な守備を繰り広げた。
それでもイランが1-0で勝った。

試合後にケイロス監督は「結果がすべてのことを物語ってはいない」として、「韓国はアジア最強だ、今回も一手学んだ」と労った。
イランが韓国にリードしていた部分は心理的な要素である。

イランをはじめとしてウルグアイ、イタリアなどは"手段の戦い"に長けている。
相手の心理を逆に利用して粘っこいサッカーを駆使する。
緻密に計算された大袈裟な態度によって相手チームは為す術なくやられる。
ウルグアイ、イタリアに楽に勝てるチームはどこにもない。
イランもブラジルワールドカップで粘り強い姿を見せた。

正直な韓国サッカーがすぐに学ばなければならない部分もここにある。
韓国サッカーも戦略的に動く必要がある。
ときには汚いサッカーに同じやり方で対向することによって、心理的に押されることを阻止する必要がある。
むしろ一歩先に汚いサッカーで逆に攻勢をかけることもできるようにならなければならない。

「見栄えが良い餅は食べるのも良い」という格言は、サッカーだけは例外である。
小綺麗なパス、教科書サッカーだけに固執していては後頭部を殴られやすい。
今回のワールドカップで"スペインの模造品"日本が無残に示した。

ルーニーも「イングランドがワールドカップ本戦で"愚か"になる理由は模範生サッカーを駆使するから」と批判したことがある。
ルーニーの自己診断は示唆するところが大きい。
実際にイングランドはブラジルワールドカップで愚直で正直なサッカーを駆使し、ずる賢いイタリアとウルグアイに連敗した。

2015アジアカップ優勝への欲が切実であるならば、優しいサッカーだけでは手に余る。
いつまでもイランの誤審と非マナー、ベッドサッカーにやられているわけにはいかない。
イランサッカーに向けて指さすだけでは長年の恨みを晴らすのに力不足だ。


イ・チュンミン客員記者



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