韓国と日本、スポーツ産業の発展を悩む
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※要旨

海野一幸ヴァンフォーレ甲府会長とチェ・スンホ大韓サッカー協会(KFA)副会長が檀国大学の学生とともにアジアサッカーをグローバル化するための戦略を明かし、一緒に悩む時間を持った。

文化体育観光部が主催し、檀国大学と天安市サッカー協会が主管する2014天安国際スポーツ産業カンファレンスが27日午後2時から檀国大学天安キャンパスの生命資源科学大学国際会議場で開催された。

今回のカンファレンスはアジアサッカー産業のグローバル戦略という主題で4時間進められた。
イベントのメインはやはりヴァンフォーレ甲府を代表して教壇に立った海野一幸と、韓国サッカーを代弁するチェ・スンホKFA副会長の講演だった。


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最初に主題発表者として出てきた海野会長は、市民クラブであるヴァンフォーレ甲府が13年連続で黒字を出すことができた経営の秘訣を公開した。
日本の本州、山梨県に位置している甲府は首都の東京から西へ135キロほど下った地方の市民クラブである。
それにより、親会社(企業クラブ)の支援のもとで収益性と発展性を高めていく他のクラブとは明確に異なる運営法案が必要だった。

海野会長は過去に解散の危機にまでなったことのあるヴァンフォーレ甲府を存続させるために先頭に立った経営者として有名だ。
アジアでも屈指の成功経営者として知られている海野会長は、この日の講演に出てきて「2000年12月、チームに4億円(約38億ウォン)の借金ができて、解散の危機を迎えたことがある。これに対して主な株主が集まり、クラブの存続について深刻に悩んだ。そして倒産しないための実用的な法案を設けた。そこには地域に深く浸透して、地域民と一つになるクラブになるための細かい計画が含まれていた。地域に愛されるチームになってこそクラブを維持できると考えたため」と、Kリーグの市民クラブにアドバイスをした。

海野会長の次にサッカー発展のために出てきたのはチェ副会長だった。
ナショナルリーグの蔚山現代尾浦造船とKリーグの江原FCなどで監督を歴任し、現在KFA副会長として韓国ユースサッカー発展のために活動しているチェ副会長は、この日の席で韓国のプロサッカー産業の現況を診断した。

チェ副会長は「過去にコーチや監督職などをやって現場で直接韓国サッカーに接してから、現在は行政家として活動している。それで去年から韓国サッカーを診断した結果、ユースサッカーが非常に重要であると感じだ。ユースサッカーは韓国サッカーが発展するうえで、腰のような役割を果たすためである。それにもかかわらず、昔から踏襲されている結果中心のサッカーを残念に思う気持ちだ。多くが変わっているものの、相変わらず結果と勝負にだけはさらにこだわっていることが分かった。プロサッカー発展のためにもユースサッカーと学校サッカーの役目が重要だ」と強調した。

今回のカンファレンスで海野会長とチェ副会長は、それぞれ日本Jリーグと韓国サッカーの生存戦略を通じた未来戦略計画を発表した。
今回のイベントに参加した檀国大学生は、似ていながらもそれぞれ異なる環境の両国サッカーの現実について積極的に共感した。



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