[SPO CRITIC] 「昇降制廃止議論」中国サッカーの"スーパー"没落
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※一部要約

ヨーロッパサッカーの移籍市場まで脅かしていた中国スーパーリーグのバブルが消えている。
権健グループが事実上の倒産危機を迎えて運営が不透明な天津権健の事態とは別に、中国プロサッカーチームを運営する多くのチームが揺れている。

中国サッカーの事情に詳しい関係者は、中国サッカー協会が1月22日頃にもう一つの重大な規定の変化を予告していると言った。
中国スーパーリーグと中国甲級リーグの間の昇降制度が廃止されるかもしれないという噂が現場で出回っている。

12月20日の新たな規定変更でアジアクォーター復活など、外国人クォーターが5人に拡大するという噂が広がり、中国サッカーの移籍市場が活気を取り戻すと予想されていた。
それに伴い、しばらく停滞していた韓国選手と指導者の中国行き交渉が活発になった。
実際に全北現代のDFキム・ミンジェ、慶南FCのDFパク・ジスらがラブコールを受けた。
財政のしっかりしている広州恒大と協議中のパク・ジスは移籍が仕上げの段階にあるが、キム・ミンジェの中国行きは遅れている状況だ。

12月20日に中国サッカー協会は外国人クォーターの拡大ではなく、サラリーキャップ制度の導入とクラブ運営の透明化を進めた。
支出が増えるとされていた中国スーパーリーグのチーム状況はむしろ悪化した。
外国人クォーターの拡大に備えてチェルシーのダビド・ルイスなど、何人かのスター級選手の獲得を推進していたチームも計画を白紙化した。

当初、中国サッカー協会がアジアクォーターの復活を含めた外国人クォーターを5人に増やそうとしていた理由は、現在チェ・ジンハン、チェ・ジンチョル、イ・ウンジェらの韓国人コーチが赴任した中国25歳以下代表の運営のためだった。


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中国は習近平主席の強い意志のもとで、2022年のカタールワールドカップ本戦進出を目標にした。
そのために代表級選手を常時招集して合宿訓練やキャンプ、練習試合を着実に実施する予定だった。
初めから中国25歳以下代表を中国スーパーリーグに参加させる方案も台頭したが実現しなかった。

中国25歳以下代表に招集される選手は、代表の2軍級である。
彼らが常時招集されれば、中国スーパーリーグの主なチームは、チームの主軸選手を失ったままシーズンのほとんどを行わなければならない。
なので初めから外国人クォーターを増やし、チームの戦力レベルを維持しようと考えたのだ。
だが中国経済が悪化し、莫大な資金が投入される外国人選手の獲得行進にブレーキがかかった。


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中国の事情に詳しい関係者は「外からは揺るぎないようでも、今の中国経済は成長が鈍化している。困難を訴える企業が増えている。もう目の眩むような選手獲得に大金を使うことができる状況ではない」と語った。

企業の状況が悪化したのと噛み合わさり、中国の税務当局はこれまで溜まっている税金の納付を督促している。
習近平主席の直接的な指示を受けている中国サッカー協会が、中国のプロチームの運営状況を一つ一つ提出しろと言った後、放漫経営や選手の年俸、移籍金取り引きの不正な情況が捉えられた。
それによって各クラブが延滞していた税金支払いの執行や、サラリーキャップ導入による経営の正常化が推進された。

企業の状況が悪くなったうえ、これまで溜まった税金を出せという要求が出て、運営自体が難しくなったチームが現れている。
関係者は「延辺を含めて、中国甲級リーグでは4チームくらいが解体されるかもしれないという話が出回っている」と語った。
クラブ運営企業の危機が解体の危機に繋がる理由は、中国経済全体が困難を経験していて、クラブを買収して代わりに運営する別の企業が現れない状況だからである。


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甲級リーグだけでなく、中国スーパーリーグでも広州恒大、河北華夏、上海ホームの2チームらの4チームを除けば、以前のような果敢な投資をするのが難しい状況だとわかった。
華夏の状況も最近厳しくなったという話が出ている。
キム・ミンジェ獲得を推進し、トッテナムのMFムサ・デンベレ獲得の噂があった北京国安の状況も最近、規定の改正後に変わったことがわかった。

関係者は「キム・ミンジェやマルコンなど、最近中国チームとリンクされていた選手の状況も、それによって遅滞している」として、1月22日に予定されているもう一度の規定変更が、中国サッカーの移籍市場の状況を再び揺るがしかねないと語った。

中国サッカー協会は昇降制の廃止を議論している。
現在の中国サッカーの課題が、中国代表の善戦だからである。
習近平主席の目標は中国のワールドカップ本戦進出と開催だ。
そのために中国選手の力量を上げようと考えている。

25歳以下の常備軍代表を運営し、外国人選手の投資まで制限される状況になると、中国スーパーリーグの参加チームの怨声が高まった。
外国人クォーターを拡大できず、即戦力の維持が難しくなった中国スーパーリーグのチーム事情を考慮し、昇降制を廃止して2部リーグ墜落の危機を経験させないようにするという背景である。

昇降制の廃止はまだ確定した事案ではないが、降格という脅威がなければ、中国スーパーリーグのチームが選手獲得で投資を増やす動機がなくなる。


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中国スーパーリーグは相変らず支出が大きい。
サラリーキャップで伝えられた金額も、韓貨では1900億ウォンに達する。
最近、中国サッカー協会が要求して各クラブの運営状況が公開された結果、中国スーパーリーグのチームのほとんどがこの金額以上を使っていたし、税金を含めれば4000億ウォンに近い金を使っていた。
クラブ職員を300人以上採用して運営している事例も捉えられた。

サラリーキャップは税金を含めた金額で、スーパーリーグのチームの獲得資金は大きく減ったわけだ。
企業の状況悪化にサラリーキャップの導入、昇降制の廃止に続く手順は、アジアで最も華やかなリーグへと一気に駆け上がった中国スーパーリーグの"スーパー"没落に繋がることもあり得る。
中国は相変わらずサッカーで夢を見ているが、中国スーパーリーグは急成長の後に、翼を失って墜落の状況に直面した。

習主席は無分別な投資や放漫経営に鉄槌を下し、中国サッカーが実質的に発展できる選手育成を指示している。
だがその過程で成された量的膨張が、クラブ運営とリーグ全体の基盤を揺さぶっている。

この数年間で中国はアジアクォーターの廃止、外国人選手の投入人数と同数の22歳以下選手の出場など、急激で無理に規定を新設してきた。
短期間で中国選手の技量を発展させるという考えで急激に推進された各種政策の副作用が、中国サッカーを揺るがしている。

そのような状況を現場で目撃したマルチェロ・リッピ監督は、アジアカップを最後に中国を去ることを決心した。
体系的な長期計画の不在により、莫大な投資をした中国サッカーはそれに見合った効果を得られずにいる。
2019年のAFCアジアカップの結果も、中国サッカーの方向設定にもう一度大きな波動を作るかもしれない。



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