[パク・コンウォンのサッカー現場] Jリーグが手にした切り札、ホームグロウン+外国人クォーター撤廃
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※一部要約

最近、日本Jリーグを眺める韓国サッカー界の話題の一つが、Jリーグの外国人クォーター拡充だ。
日本Jリーグは先月25日、理事会を開いて2019年に1チーム当たりで保有可能な外国人クォーターを増やすことにした。
2019シーズンは1部リーグ基準で1チーム当たり5人を保有でき、今後はますます外国人クォーターを伸ばす計画である。

日本Jリーグはクラブとリーグの同時発展のため、いわゆる"2030計画"を立てている。
クラブとリーグが同時に発展するためには、一つの成長戦略を共有して推進しなければならないというビジョンが含まれている。
サッカー・コミュニティ・ビジネスを大きな軸として、人々のための発展方向へ進まなければならないというのが大きな骨子だ。
つまり、より多くの人々がJリーグを楽しむことができてこそ、商業的側面からJリーグがより大きな舞台に成長すると見ている。

そのような視覚に立脚してJリーグが下した結論は、クラブの戦力が強まらなければならないということだ。
そのためにクラブ間の競争ももっと激しくなるべきであり、それを通じて育った選手を惜しみなく海外に進出させて世界に乗り出すJリーグのイメージを作り、その選手が代表で大活躍して日本サッカーのブームを起こさなければならないと見ている。
そのような好循環構造が、再びJリーグの競争力を一段階アップグレードさせると見ているのだ。

クラブの競争力強化のためにJリーグが用意したカードは二種類である。
1つ目はイングランド・プレミアリーグが試みているホームグロウン制度だ。
自国で育てた有望株を優先的に活用させる制度のホームグロウンは、2019年から適用される。
ホームグロウンに関しては4年計画が準備されているが、2019年は1部リーグ基準で2人を義務的に使わなければならない。
2021年には3人に増え、2022年には4人のホームグロウン選手を起用しなければならない。
ちなみに2022年からは2部リーグと3部リーグのチームも、1人ずつホームグロウン選手を試合出場メンバーに入れなければならない。
徐々にホームグロウンは適用範囲を広げて、自国内の選手の技量をさらに向上させるということだ。


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2つ目が外国人クォーターの漸進的撤廃である。
日本Jリーグは今後、1チーム当たりの保有外国人選手に対する制限をなくす計画だ。
試合メンバーには1部リーグ基準で5人、2部リーグ以下は4人ずつ入れることができる。
ちなみにタイ・ベトナム・インドネシア・シンガポール・カタールらの日本Jリーグと提携を結んでいる国出身の選手は、最初から日本国籍選手と同等の資格を与えられることになるので、試合メンバーの成約も受けない。
実質的に試合メンバーに外国人選手が名前を上げる余地は、さらに大きいという意味である。

もちろんJリーグが外国人選手に門戸を開くに当たって、何も悩まなかったわけではない。
過去2年間で実務委員会を数回開いたし、各クラブの強化部の人々が集まってそれに劣らず会議を開いた。
にもかかわらず、このような決定を下したのには様々な理由がある。

Jリーグは英国のアダム・スミス研究所が発表した資料によって、門戸開放で排他的になってはならないということに注目した。
アダム・スミス研究所は、リーグ内の自国選手の数と代表のFIFAランキングは逆相関関係にあると発表したことがある。
簡単にまとめるなら、リーグ内で活動中の自国選手が少ない国のほうがむしろFIFAランキングが高いという意味だ。
例えばブラジルやベルギーのようなケースが多くなり始めたということである。

アダム・スミス研究所が発表した報告書は、A代表で技量が認められ、海外でプレーする選手が多ければ多いほど強くなると主張している。
Jリーグは、それだけの競争力がある選手を育てるためには、まずJリーグから強くならなければならないと見た。
そのような側面から、国内選手発掘の努力は続けて注力しつつも、もっと多くの優秀な外国人選手が流入してこそシナジー効果を出すことができると判断した。
ホームグロウン政策と外国人選手の制限撤廃という異なるカードを一気に出した理由である。

もちろん外国人選手の門戸が広くなるほど、リーグ内のチーム間で富むものはますます富み、貧しいものはますます貧しくなる現象が発生する素地が大きくなる。
金が多いチームは優れた外国人選手を多く連れてこようとして、財政が劣悪なチームは相対的に日本選手に頼る部分が大きくなるしかない。
イングランド・プレミアリーグの選手構成のようになる素地があるという意味である。
だが世界の舞台で争うだけのリーグになるという目標の下で出した制度なので、その結果について今後に注目する必要がある。
特に3+1(アジアクォーター)の制度を守っているKリーグにとって、Jリーグのこのような実験は非常に大きな影響を与える可能性が高い。


パク・コンウォンコラムニスト(元安山グリナースFC団長)


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