[ユン・ジョンファンのJサッカー] 日16強の教訓…監督選任より"望むサッカーの設定"が先だ
スポーツソウル




※一部要約

日本のロシアワールドカップの旅程も終わった。
ベルギーとの16強戦に2-3で逆転負けを喫したが、日本国内では"持っている力をすべて発揮した"という共感が形成されているようだ。
悔しい敗北だが、16強を達成するまでの過程を肯定的に評価して終えた雰囲気である。
概ね日本文化はそういうものもある。
本田圭佑、長谷部誠、香川真司、川島永嗣ら引退の話が出た一部の主力選手の代わりとなる選手の話や、今回の16強世代のノウハウを、4年後のカタールでどう組み合わせるべきかなどをテーマにした放送もたくさんしている。
我が国もキ・ソンヨン、ク・ジャチョルらが今大会を最後に代表引退を考慮していることで、韓日サッカーが世代交代をめぐってもう一度競争に置かれることとなった。

もちろんすべて肯定論だけが台頭しているのではない。
ベルギー戦の逆転負けは一言で、底力の不足であり戦術対応の不十分である。
韓国と日本のもう一つの違いを見るなら、韓国は機先を制する対応をするのに未熟だが、日本は大きな大会でも自分のスタイル通りに推し進める。
ただし、勝っているときに試合を最後まで上手く運営する面では逆だ。
韓国は守備的な戦術変化などを通じて根性で勝負を終える面(今大会のドイツ戦の2-0の完勝を例として見ることができる)があるなら、日本は相手の攻勢に対応する力が不足している。
ベルギーが後半にマルアン・フェライニらを交代で投入して目に見える攻撃戦術に出たのに、日本は変化よりもこれまでしてきたことを守ろうとして終盤にやられた。
ベルギー選手の力やスピード、個人技量が上回っているのは事実だが、最後まで持ちこたえるための別の作戦が残念だった。

それでも日本の16強進出の業績は、私たちに示唆するところが大きい。
韓国サッカーファンもよく知っているように、日本はワールドカップ本戦の2ヶ月余り前に監督交代という強行カードを取り出して成功をおさめた。
それでは日本の成功の原動力は何だったのだろうか。


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先のグループリーグのコラムで言及した西野朗監督のリーダーシップとヨーロッパ派資源の団結力も重要だったが、大きな枠組み出れば日本特有の綿密な計画から始まったとみられる。
一番の核心は、日本は"自分たちはどういうサッカーをするべきか"に対するビジョンが明確だという点である。
韓国がヨーロッパ監督でも国内監督でも、誰かに戦術から内部政策まで頼るのとは違い、日本は確固としている。
パスワークを通じた細やかなサッカーを望んでいる。
そこに監督が追求する哲学や個性のある戦術をまとうことを願っている。
ハリルホジッチ監督が退くことになったのには様々な理由があるが、日本が望むこの部分とますます違う道へ進んで協会と葛藤が膨らんだのだ。
選手とのプレー指向が合わず、結果も良くなかった。
結局、技術委員長の役割をしていた西野が指揮棒を譲り受け、日本が最も上手くするサッカーを最大化する選手選抜と結集力で勝負をかけた。
そして今大会で見られたように、アジアサッカーに似つかわしくない、退くことなく猛烈に相手に対抗する有機的なパスサッカーで成果を上げた。
もちろんボール回し論難が激しかったポーランド戦を除いて…。

それでは望むサッカーを監督交代2ヶ月でやり遂げた秘訣は何なのか。
これもプランBを念頭に置いた日本の緻密さである。
日本サッカー協会はハリルホジッチ監督体制でも、西野技術委員長をヨーロッパ派選手の動向を把握する役割を任せていた。
西野はAマッチが終わった後で常にヨーロッパを回って選手のコンディションをチェックし、進むべき道について交感を持った。
そのようにして西野監督体制で選手は彼を信じて従うことができた。
その他に代表に関わる協会の主なスタッフが、選手の管理を優先して細かく援護射撃していたという。

"スパーリングパートナー"も比較的良質なチームが多かった。
1年間で行った評価試合の相手はブラジル・ベルギー・マリ・スイスなどで、今大会の16強に上がった色んなチームと試合をしていたことがわかる。
そして本戦直前、南米の強豪パラグアイ戦の4-2の大勝は西野体制が反転する踏み石となった。

韓国サッカーは4年周期のワールドカップで、常に何度も監督が交代させられる。
今回もシン・テヨン監督留任か新監督選任かについて近い内に決定が下されるが、それより重要なことは"私たちがどういうサッカーをするのか"を協会次元で明確に設定しなければならない。
それに合う監督を連れてきて、長期的プランで力を与えなければならない。
いくらヨーロッパのA級名将を連れてきても、私たちの選手に合わないサッカーをするなら何の効果もない。
協会は世論を意識することなく私たちの現実を冷静に顧みて、4年後のカタールで笑える下絵を描くことを願う。

セレッソ大阪監督


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